冒頭にいうと、当ブログは「ギャンブル」に全く興味は、ない。
というより ある意味、距離を置いている。
なので事前に気になったのは、連発されるだろうギャンブル・シーンについていけるか?
その結論からいうと、何が展開されているか正直よくわからない箇所もあったが、見流した(笑)
オリンピック候補だった主人公モリーは出場をかけた試合で選手生命を失う大怪我で引退。
LAでぶらぶらしているところに、闇賭博を営む男の秘書として雇われ、そこからのし上がっていく。
限定会員制でそのステイタスを売りにして、大きく成功する。
ここでギャンブル・シーンが連発され、参加メンバーたちお隠れた欲望がむき出しになっていく。
そして起こるトラブル。
主人公はそこをうまく切り抜けたものの、その影にあった事実を知ったことをきっかけに転落!
俄然面白くなったのが、ここから。
ある事情で主人公が LA → NY に転身。
LA ではなかったスケールが手に入った代わりに、 NY ならではのダークさが彼女にまとわりつく!
たちまちFBIにマークされ、逮捕 → 裁判へ突入。
監督になったアーロン・ソーキンの売りは、元々 会話劇。
裁判で弁護を直接頼みに行った弁護士を演じるのが、イドリス・エルバ。
ポーカー・プリンセスと関わりたくない彼と、ジェシカ・チャステインの丁々発止ぶりは見もの!
弁護を引き受けたあとも、原告側の執拗な攻撃に2人は議論を闘わせあう。
この「動」に対応する「静」の部分を ケビン・コスナーが上手く演じ、物語に深みを増す。
結論:アーロン・ソーキンの手引きで「女神の見えざる手」に続き、チャステインが大暴れ(笑)
当方も遊びのポーカーはよくやりましたが、賭けには勿論縁がありません。パチンコも同僚が付き合えというので一緒に店に入りましたが、数分やっただけでおしまい。それ以降やったことはありません。
同じ賭けなら投資のほうがずっと良いと思いますね。
>アーロン・ソーキン
「ソーシャル・ネットワーク」も「スティーブ・ジョブズ」も実によくできていました。
今回も秀逸ですが、先に僕が断然お勧めの「女神の見えざる手」を見てしまうと、ヒロインの人物造型が似ているので、ちょっと飽きるかもですね。
実際のモリーさんも、かなりの美貌なのでリアリティあり!