普段、怖い映画はゼッタイにパスする私ですが、この「隠された記憶」だけは映像表現が優れていると聞きつけ、やっと鑑賞いたしました。
感想は...
人の恐怖などの感情の連鎖が引き起こす悲劇を手法も斬新に、とっても新鮮に魅せる映画。
(「バベル」もそういう映画らしいですね、楽しみ!)
久しぶりにオープニングで、椅子から転げ落ちそうになる表現手法。
タイトルの出し方からして、異常。
そしてまた、この表現の解釈のパターンがいくつも現れてくる。
ミヒャエル・ハネケ監督、さすがカンヌ国際映画祭で監督賞、国際批評家賞など3部門を受賞しただけあって、はなから かましたまま、鑑賞している方はずぶずぶ落ちていきます。
俳優陣は誰もGOOD!
じわじわと恐怖が増し、高まる緊張感。
これは効く~....
誰にも意識していないが,思い出したくないような過去は存在する(ない人は聖人!)
ココを少しずつ掘り起こされる恐怖。
そしてクライマックス。
「唖然」。
そしてラストもまた含みを残した映像で締めくくる。
この余韻の残し方で、最後にまたやられた~~と思うことしかできない。
いや~久々にまいりました。
通常の恐怖映画の恐怖とは違った次元から、かましくるこの映画、お勧めです。
蛇足:フランスにおける外人のポジションとか、激しいものがありますね。ジダンも苦労したのだろうか。
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また遊びに来ます!
三線買われたそうでうらやましい限りです。
あの乾いた音を聴くと、一瞬にして気分は沖縄にいってしまいます。あちらはもう梅雨入りらしいですね。