今まで自分のオリジナル脚本で監督、にこだわり続けてきた西川 美和。
当ブログで拝見した作品例:
蛇イチゴ 西川美和のデビュー作は、やはり侮れない出来だった。
「ゆれる」に今更ながら、衝撃!
彼女が初めて原作モノにチャレンジ!
ところがその原作モノとは… = 出所した元ヤクザの再生の話!
(「身分張」という、いかにもな絶版本化していた本)
と聞き、彼女のオリジナル性を捨て、そっちにいったか! と公開時は見送ってしまった…
がしかし!
DVDでみて、大反省中(笑)
この映画をみての当ブログの驚き!は、以下に尽きる。
この映画の主人公は、いわゆる主人公という意味では 役所 広司。
なのだが、実は「ワキ役」たちが主人公!!!
(役所 広司 の演技は勿論 素晴らしい前提)
当ブログにはそう見えた(汗)
その素晴らしい演技を披露している皆さんは、
・仲野 太賀
・橋爪 功
・六角 精児
・北村 有起哉
・長澤 まさみ
・安田 成美
・梶 芽衣子
・山田 真歩
・白龍
・キムラ 緑子
・松角 洋介
・桜木 梨奈
・田村 健太郎
etc…
どの方もそれぞれ素晴らしい!
いわゆる主人公はあくまでも「ネタ」なのだ(と言い切ってみる ← 役所 広司 だから可能)
フツーの人たちがそれぞれの立場でその「ネタ」と接し、ポジ or ネガ or その他で関わる構造。
そんな「メタ構造」な映画に仕上がっているのだ。
だからこそ、のタイトル = すばらしき世界 あるいは Under The Open Sky、となる!
もう十二分な文章量に達したようなので、ここで結論。
結論:今作は、師匠 是枝 裕和 氏が言う通り「西川 美和 第2章!」