なぜ今「蛇イチゴ」か。
1.読後評はアップしなかったが、発売されたばかりの、西川美和 初のエッセイ集「映画にまつわるXについて」を読破。
そのハイライトは、大きく以下の×2
「夢売るふたり」の撮影前、フォークリフトの免許を取るために教習所に通う、松たか子、西川美和
「ゆれる」の撮影から完成にまつわる、監督の心情告白。
↓
2.これに刺激され思わず、「ゆれる」をDVDで再び鑑賞
↓
3.鑑賞2度めでも発見が多いことに驚き、遂にデビュー作「蛇イチゴ」に到達。
で、そのデビュー作感想。
普通にありそうでない、考えぬいた末に表現された(と思われる)各キャラが陥る状況がいちいちツボに入る。
ストーリー展開でラストに向かい。主人公が入っていく心の持ちようが、やや次作の「ゆれる」に似ているのは、まあ仕方ないか。
兄弟で「ゆれる」次作と違いこちらは、兄妹が「ゆれる」
兄役の宮迫博之、妹役のつみきみほ、共に好演。(写真)
前にイラン映画「別離」を観た時に、こう思った。
「日本ではこういう映画は生まれないのだろうか。 なぜ?」
その発言、撤回いたします!(笑)
日常のわずか少し先に、こんな地平を見せてくれる日本人監督がいたなんて!
しかもデビュー作で...
次作も期待大!
| Trackback ( 0 )
|