日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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昨晩21時より放送された、NHKスペシャル「ミラクルボディー2マイケル・フェルプス 世界最強のスイマー」の感想です。

メルボルンで昨年実施された、世界水泳選手権で7つ!も金メダルを獲得し、世界最強のスイマーとして今や君臨するマイケル・フェルプスの泳法の秘密に、NHKが様々な特殊カメラ及び特撮を駆使して迫る内容で、すごくおもしろかった。
彼に5ヶ月交渉し続けた価値は十二分にあったと確信できる内容だった。


まず理解できたのは、フェルプスのすごい点として、

1.肩そして全身がおそろしく柔らかい。
彼がなんとなくやる陸上での肩まわしからして異常に柔軟性がある。
その結果。泳ぎでの身体のシェイプもはっきり言って、人間離れしている。
バタフライでの腕入水時の身体の踏み込み、というか身体の突っ込み方はどうみても異常。
他のスイマーよりそうとうに深く入って腕全体に負荷をかけている。

そしてそれを可能にしている、
2.異常な肩の強さ。
普通では、あのような負荷に耐えられない。

最後に、
3.それをかききる筋力をつけた12才~15才の1年間全く休みのないトレーニング!
4年間にもわたって、オフが1日もない生活を継続した彼の精神力に感服つかまつりました。

彼を運命づけたのは、上記の3つがポイントだと思う。

一方自由型Freeで、
「入水時に泡をつかまない」
「腕を入水後、まっすぐかききる」
というのは、他のスイマー、日本のインカレ決勝出場者のレベルでも既にできていることだと思う。

ただし....
彼の先の1~3のポイントを持った上ではさらに効果は大きいのは間違いないが。
バタフライで鍛えた最強のドルフィン・キック(この身体のうねり方もすごい)で、他の人より多く潜水し距離を稼ぐとともに、少しでも腕を多く休ませてスパートをかけられるという利点も生かせるし。
(一言だけ愚痴をば。鈴木大地もドルフィンで偉大だったにもかかわらず、ルール改正で葬られたのですが、何か?)


はてさて、この夏、北京オリンピックで彼はマーク・スピッツの記録を破るのだろうか?!

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