先生の思い出

2007-11-13 19:17:15 | 日々

師匠の建築家・村田靖夫が亡くなりました。一昨日の夜。62歳という若さでした。建築家としては、まさにこれから集大成としての作品を残せるはずでした。若いとは言っても、35年以上にわたる長き建築家人生。今の僕にはあまり想像のつかない道のりです。

村田さんの事務所の門をたたいてから、5年。「センセイと呼ぶな、ムラタさんと呼べ」というところから師弟関係は始まりました。村田さんのもとでの修行時代を通して、僕の人生は大きくかわりました。不安定で、孤独で、自由。建築家とは大海原に浮かぶヨットみたいなもんだよという先生の言葉を信じて、僕もこの先を進んでいくほかありません。

いずれ、このブログのなかでも折りに触れて村田さんのことは書いていきたいと思っています。どれほどの人がその文章に目を通してくれるかはわからないけれども、少しずつでも建築家・村田靖夫について共有していければいいと思っています。

いつだったか、独立後に村田さんからメールに添付していただいた小彼岸桜の写真を載せます。とても厳しい方でしたが、植物を前にされたときの先生はとても優しそうなお顔でした。

071113

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