「日本のジャパンハンドラー・財務省」は、誰なのか。
大事な話になりますので、「ジャパンハンドラー」の意味をもう一度確認します。
・ジャパンハンドラーとは、日本政府の手法を知り尽くした米政権内のスタッフや、タフ・ネゴシエーター(手強い交渉人)で、日本を飼い慣らした人物を指すことが多い。
「ねこ庭」は上記の通り、米国政権内あるいは関係のある立場にいて、日本の政治に大きな影響を及ぼした人物の意味で使っています。その例として下記米国人の名前を、ウィキペディアが挙げていました。
リチャード・アーミテージ ジョセフ・ナイ ジョセフ・グルー
ポール・ラッシュ エドウィン・ライシャワー カート・キャンベル
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マイケル・グリーン ケビン・メア マルコ・ルビオ
しかし「ジャパンハンドラー」という呼び方は第三者が言ったのであり、本人に自覚はなかったのでないかと「ねこ庭」は考えています。アーミテージ氏はどうだったのか知りませんが、ジョセフ・グルー氏やエドウィン・ライシャワー氏は、知日派の駐日大使だったというだけで、「ジャパンハンドラー」の意識はなかったという気がしてなりません。
つまりここが重要なポイントで、「ジャパンハンドラー」と呼ばれる人物は、もともと本人にその自覚がかったのではないかと、「ねこ庭」は検討作業の結果として推察しました。
こうなると「日本のジャパンハンドラー」の意味も、再度確認して進める手順が大事になります。
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分かりきったことと言われるのかもしれませんが、「日本のジャパンハンドラー」というのは、「ジャパンハンドラー」に協力する日本人という意味です。
ここからが大事なポイントになりますが、米国人の「ジャパンハンドラー」自身が意識していないのですから、日本人の「ジャパンハンドラー」も当然本人の意識がないことになります。
ここが一般に言われる「スパイ」との違いです。「スパイ」は「スパイ」であることを周囲に隠しているだけで、自覚どころか使命感を持っています。近づく日本人も、長い間には何となく気配を感じている場合があります。
しかし「日本のジャパンハンドラー」は、もしかすると生涯無自覚のままかもしれません。知っているのが、「ジャパンハンドラー」を作ったアメリカ政府だけだとすれば、一層秘密が保たれます。
「日本のジャパンハンドラー・財務省」と言った場合、何の冗談をいうのかと財務省のトップクラスが冷笑するは、当然の話になるのではないでしょうか。
30年間も日本の経済成長を止め、国民を貧しいままにしてきた財務省の「緊縮財政」が、ここまで大きな問題とならなかったら、この不思議な「ジャパンハンドラー」の言葉に「ねこ庭」も振り回されずに済んだと思います。
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GHQが残した「日本弱体化計画」の一環に過ぎない「財政法」に書かれた「財政均衡論」を、今も死守する財務省とはどこの国の省庁かと考えた時、出てきたのが「ジャパンハンドラー」でした。
GHQが去り、日本が独立して80年が経過しようとしているのに、「ジャパンハンドラー」の政策が守られているのは、日本に協力者がいたからに違いないと考え、検討作業を続けてきました。
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その結果「日本のジャパンハンドラー・財務省」は誰なのかを、見つけました。
宮沢喜一氏でした。
本人の自覚の有無に関わらず、氏の経歴と関わった過去の事実を検討しますと、こういう推測 (結論) が導かれました。
「日本のジャパンハンドラー・財務省」だった最初の人物は宮沢氏ですが、本人が自覚していないという点に注目しますと、財務省に第二、第三の宮沢氏がいて力を振るっているとしても不思議でありません。
「ねこ庭」を訪問される方々が意外に思われるかもしれませんので、次回から説明をいたします。
次の記事を楽しみにしています。
経済のことは私も良く分かりません。わかるのは、常識的なことだけです。
不景気が続き、国民の手元に金がない時、政府は景気刺激策を取り、公共工事や新しい産業を起こたりして政府資金を投入します。
そのお金が国民に賃金という形で、隅々まで回るようになりますと、国内で物が売れ、個人商店も会社も元気を取り戻します。
財務省が政府資金の投入を邪魔しているため、景気の回復が遅れているという話だと思います。
金が出回るようになり、景気が良くなると、今度は金余り現象が出てきてインフレになりますから、その時は税率を上げて政府が資金を回収すれば良いのだと、「積極財政派」の政治家は言っています。
景気の状況を見ながら、税率を上げたり下げたりするのが政府の仕事で、他国もそうして景気の波を乗り切っています。
現在は、積極財政派の政治家の意見が正しいのでないかと、私は思っています。
コメントを有難うございます。惑いつつ、ためらいながらの「ねこ庭の独り」言です。気が向かれたら、お付き合いください。
随分気になっていましたが、今回の貴連載一読から
少し様子が分かった気になってきている所です。
財務省の筋に近い有力者ではないかという所は漠然と
感じていましたが、宮沢喜一・元総理の名を拝見して
「やはり・・」という想いがしている所です。
直に対米面とは無関係かもですが、河野洋平・元官房
長官による 所謂慰安婦問題に関しての悪名高い
「河野談話」の発出も、この宮沢内閣においてでした。
某文献によれば、河野談話は 宮沢内閣総辞職の前日、
そのドサクサ紛れに出された様な話も伺いました。
その一事を見ても、無関係に思える事といえども
宮沢元総理の不良姿勢が「日本のジャパンハンドラー」に
繋がっている様にもみられて仕方がない所です。
こういう脇の甘い人物は、米国側から見ても利用し易い
のかもしれません。
貴連載はまだ続く様ですので今回これ以上は控えますが、
財務省を含む我国中央省庁は「自己増殖欲求」が強い
との話も伺った記憶があり、事実なら第二、第三の
宮沢元総理が現れたとしても不思議ではないという
事でしょうか。恐れながら、次回拙記事は来週以降
掲載させて頂く予定です。
宮沢氏の失政は、もう一つあります。
「日本政府は中国への「侵略」を、「進出」と言う言葉に書き換えて教科書を作っている。」
かって氏は、産経新聞の誤報を確認することをせず、慌てて中国に謝罪しています。それだけでなく、
「今後日本の教科書については、近隣諸国と調整した上で作成します」と回答し、以後中国や韓国などから、教科書に干渉する根拠を与えた首相です。
どうしてこうなるのかと言いますと、氏は「先の大戦で日本は中国を侵略した、アジア諸国を軍靴で踏みにじった悪い国だ。」と言う、東京裁判史観
を信じる人物ですから、少しでも文句をつけられると確認せずに、謝ってしまう思考の持ち主なのです。
悪意のない善意の人とは思いますが、複雑な戦後を生きる日本のリーダーとして、私は疑問を抱いています。
この人にそっくりなのが、石破氏なので心配しながら観察しております。
「今回の交渉で、突然トランプ大統領が顔を出され、格下の私と交渉に参加されました。」
「トランプ大統領の温かい人柄に触れ、今後の交渉に安心しました。」
今日のニュースで赤沢経済再生担当大臣が、トランプ大統領との交渉後に、感激したように語っていました。
これが石破氏の、一番側近と言われる大臣の発言です。交渉する相手を最初から格上と考え、ヘリ下っているのですから、国益をかけた交渉が期待できません。
日本とアメリカを比較したら、軍事力、経済力、傲慢さにおいて、確かに日本は格下ですが、国を代表して国益をかけた交渉に出ている人間が、どうしてそんな正直を言うのでしょう。
赤沢氏だけでなく、氏を重用している石破氏も二人揃って、間抜けな「善人」と言うことになります。
国際政治は、こんな人物には任せられないと言う事例ですが、一昔前に、宮沢喜一という「善人」が日本の国益を損なったという事実を、私なりに検討しています。
権威のない「ねこ庭」の検討にも関わらず、真摯なコメントをいただき感謝いたします。
プログ終了の日まで、よろしくお付き合いください。