goo blog サービス終了のお知らせ 

ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

NHKドキュメント『緑なき島』- 24 ( 経過のまとめと今後の予定 )

2023-02-06 13:15:11 | 徒然の記

 ずいぶん回り道をしましたが、やっと本題であるNHKのテーマに戻ってきました。回り道が長かったので、これまでの経緯を整理してみました。

 ・青山繁晴氏の動画『ぼくらの国会』で、軍艦島勉強会の報告を見て、NHKのドキュメント『緑なき島』の問題点を知った。

 ・日韓の外交問題になっている「徴用工問題」つまり「奴隷労働問題」は、「慰安婦問題」同様韓国側の捏造にもかかわらず、日本政府は反論していない。

 ・NHKの『緑なき島』の炭鉱内の映像が、韓国が主張する「奴隷労働の証拠」とされ、韓国の「国立日帝強制動員歴史館」に証拠資料として展示されていることが分かった。

 ・「護る会」の議員と軍艦島の元島民が、NHKに対し怒りの声を上げ、映像が捏造であることを主張している。

 ・国会で7回、NHK会長を呼び、映像の真偽確認と韓国への流出問題を質問しているが、NHKは誠意のある回答をしない。

 ・NHKの「年度予算計画」の審議は、NHKの首根っこを抑える重要な場であるから、この場で問題点を検討すべきであると「護る会」は考えている。

 ・「護る会」は、NHKの「年度予算計画」を検討する自民党の総務会で、この問題を審議するよう提案しているが、受け付けられない。

 ・反日報道を続けて恥じないNHKを、なぜ自民党の総務会所属議員は問題視しないのか。

 どんな議員がいて、何を考えて総務会に臨んでいるのか・・ここに重点を置きましたので、議員の略歴紹介に11回を費やしました。・・・というのが、前回までの経緯で、そのうちの4回は、総裁候補者だった不破氏に関する報告でした。結果として分かったのは、残念ながら、自民党総務会が本気でNHK問題に取り組んでいないという事実でした。

 前にも言いましたが、NHKと自民党に絞って検討している理由は、この二つの共同体が、日本にとって最も大切な組織だからです。

 反日左翼の野党は、現在の日本を崩壊させ、共産主義独裁国を作ろうと考えていますから、もともと信頼できる組織ではありません。一党独裁の党が作るのは、習近平氏の中国、金正恩氏の北朝鮮、あるいはロシアのプーチン氏を見れば分かる通りの国です。

 日本を再生し、若者が希望を持てる国にする出発点は、左翼思想による「日本憎悪」と「日本否定」を無くすことです。もしもNHKが国民のための公共放送として機能すれば、金権腐敗に傾きがちな自民党の軌道修正が可能になります。あるいは自民党自体が、国民政党として再生すれば、日本は世界のどこの国にも負けない民主主義国家になれます。石破氏のような空論でなく、日本はその歴史と伝統を持つ国です。

 私は自民党とNHKに失望し、怒りで攻撃をしようとしているのではありません。自民党もNHKも日本の中に存在する巨大組織の一つですから、問題点のない方が不思議でしょう。二つの組織の中にいる過激な「反日・左翼」の人間は、数にすれば少数者ですが、この少数者が指導層の中に混じっているところが問題なのです。

 石破氏の意見を読んで分かるように、彼らは正論らしきことを言いながら、実際の行動では反日に傾いています。共産党みたいに過激なことを言わず、穏健な言葉遣いをしているため、「獅子身中の虫」に見えないところが問題を曖昧にしています。彼らとの戦いもまた、日本と敵対する他国と同様、忍耐力と根気が求められます。

 日本を大切に思う心、つまり愛国心を持ち、子供や孫たちのことを思えば、このまま諦める気になりません。多くの人がそうであるように、私もそうした国民の一人ですから、「ねこ庭」からの発信を続けます。

 以上現在までの経過を整理しましたので、今後の計画を述べます。

 ・他国に比して、法外に安価な電波使用料を払い、NHK以下テレビ各社がどれほどの利益を上げているか。

 ・彼らはその法外な利益を、どのように使っているのか。

 ・民放各社とNHKは、利益の使い方にどんな違いがあるのか。

 どこまで調べられるのか分かりませんが、これらの情報を探して、次回から息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に紹介しようと考えています。

 「青山さんが議員なれば、経済産業省が変わる。外務省が変わる。日本が変わる。」

 立候補を渋る青山繁晴氏に、安倍総理が言った言葉だそうです。総理は暗殺されましたが、言葉は残り、「ねこ庭」にも届いています。

 「自民党が変われば、国会が変わる。日本が変わる。」

 「NHKが変われば、マスコミ界が変わる。日本が変わる。」

 次回も、次回も、その次も、諦めることなく続けていきます。おそらく、「継続は力なり」です。この言葉は、「ねこ庭」を訪問される方から教えられました。

 

 (  令和5年2月6日13時00分、safariが侵入を阻止したトラッカーが59件。昨日より5件増加 、微増しています。) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKドキュメント『緑なき島』- 23 ( 氏の総裁選挙での意見 - 3 )

2023-02-06 08:06:40 | 徒然の記

 これから紹介するのは、外交の所信表明後に氏が述べた安部外交への批判です。

 〈 石破氏の意見紹介 〉・・外交問題 ( 米・中・ロへの取り組み方 )

 「外交につきましては、安部総理がこれまで積み上げて来られた各国首脳との個人的な信頼関係につき、敬意を表すると共に評価をいたします。」

 「しかし外交というものは、各国の国家戦略をきちんと理解し、その上で進めなければなりません。私自身が考えるアメリカ、ロシア、中国の国家戦略とは次の通りです。」

  1. アメリカ・・・アメリカによる、世界秩序の維持を目指す

  2. ロシア ・・・強いロシアの復活を目指す

  3. 中 国 ・・・現在の体制を保持するため経済成長を図り、国民の満足度を高め、国防力の強化を図っている。

 次に氏が述べたのは、こういう米・ロ・中に対し、日本はどう向き合っていくのかという説明です。

  1. アメリカ・・・トップ同士の友情と、国益は別物だ。

  2. ロシア ・・・日本の主張の正当性を、世界に認識させることが大事。経済協力を強化するが、友情と国益が別物であることは、米国と同様。

  3. 中国 ・・・今後中国では、日本よりはるかに大きな形で、人口の減少、少子高齢化、経済格差の拡大、環境問題、食糧問題が発生する。日本は、こうした問題の解決のため、多くの寄与をすることができる。

 トップ同士の友情と国益が別物という主張には、賛同の余地がありますが、アメリカとロシアへの対応策の無内容さに比べ、中国への対応は何なのでしょう。他国と仲良くするに越したことはありませんが、氏はなぜここまで中国に心を寄せるのでしょうか。

 「日本は、アメリカと中国のどちらを選ぶのか。アメリカを選ぶとしたら、日本には明日はない。」「東京を、火の海にしてやる。」

 中国解放軍の将軍の談話として、共同通信社が伝えた記事です。こんな脅しを軍幹部に言わせ、ありもしない南京事件を「国民の日」にし、日本を糾弾しているのが習近平政権です。こんな敵対国に、なぜ日本が寄与しなくてならないのか。氏は安倍総理と議論する以前に、国民に納得のいく説明が必要です。少なくともアメリカには、「東京を、火の海にする。」と脅迫をする将軍はいません。

 氏が総理になったら、米国とロシアの大統領の友情が即座に消え、敵対国として対峙することになりかねません。安部憎しだけで外交を語り、国際社会の危険性を考えている様子が見えません。

 氏が最後に付け加えた北朝鮮への対応策と言うのか、外交方針というのか、これが安部総理が決別した田中均屈辱外交の復活です。総理になれない不適格者の証明でないかと、私は考えます。

 「北朝鮮について、拉致と核の解決は必要です。しかしこれは、圧力だけではできません。最近、北朝鮮の姿勢が柔軟性を見せはじめたと言います。日本とアメリカの圧力が効を奏したという意見がありますが、そうではありません。」

 「中国との同盟関係が再確認されたことが、大きな要因です。さらに、ロシアも関与してきました。北朝鮮国内としてみれば、核とミサイルの技術が一定程度の進展を見たという事実もあります。経済の好転もあると聞きます。」

 国民を拉致して返さない犯罪国家だというのに、氏には北朝鮮への怒りがなく、むしろ理解者としての言葉です。経済が好転しているという話は聞いたことがありませんが、氏は特別の情報ルートを北朝鮮に持っているのでしょうか。

 「私が総理になったら、東京とピョンヤンに、連絡事務所を開設いたします。公的に互いの意見を検証する仕組みを作り、拉致と核、それぞれとの関係を持ちながら、互いの信頼関係を醸成いたします。」

 「拉致問題は、包括的に解決すべきであって、拉致が解決しなければ何もしない、というのでは、進展がありません。こういう姿勢からは、脱却しなければなりません。私は拉致問題の解決のために、やるべきことはすべてやるという体制を作ります。」

 今までの安部政権の努力をご破算にし、すべてを元に戻すという提案です。氏の提案は、親中、親韓、親北議員の意見と同じです。こういう議員がいるのは、自民党よりも反日野党ですから、反日のNHKの「年度予算計画」に甘いはずです。

 人権も尊重せず国際法も守らず、他国の文化と歴史を無視し、約束を守らない隣国がいるというのに、危機感の欠如した石破氏は、日本を破滅させようとでもしているのでしょうか。日本だけが信頼され、尊敬される国にならなくてはいけないと主張する根拠は、どこにあるのでしょう。
 
 石破氏の拠って立つ思考は、反日左翼野党と、自民党の中にいる「獅子身中の虫」が信じてやまない、「東京裁判史観」だとしか考えられません。たった一度の敗戦で日本の歴史と文化を否定し、ご先祖さまを足蹴にした「駆除すべき害虫」の思考です。「東京裁判史観」も「保守層の東京裁判史観否定」も、いずれも極論だからダメだと言いながら、氏が立っているのは「東京裁判史観」です。
 
 外交の基本に、「日本大好きという外国の方を増やします」? 、 中学生の校内弁論大会なら聞き流しますが、自民党総裁候補の外交所信表明です。氏は、反日野党の代表選挙と間違えているのでしょうか。国際社会で日本が置かれている状況を把握できない議員が、総裁選に立候補することを国民は許すでしょうか。
 
  肝心の防衛について、氏の意見は次のようなものでした。
 
 「日米同盟を堅持しつつ、日本国の平和と安全は、日本国が守る、そういう意識を持つことが大事です。」
 
 日本の安全と平和を日本が守ると言うのなら、憲法改正が必要になります。安部総理に不満を抱きながらも国民が支持しているのは、「憲法改正」の旗印です。国論を二分する課題を語らず、建前だけで終わるのなら氏は自民党を離れるべきです。
 
  他国の国家戦略を語るのなら、中国だけ違った視点から説明せず、日頃彼らが強調している戦略を言うべきでしょう。私なら、こう言い変えます。

  3. 中国

    共産党政権を堅持し、米国と並ぶ大国となり世界を支配する。大国に相応しい軍事力を備えようとしており、他国の内政干渉を許さない。
 
 私の意見でなく、中国が世界に発信している主張です。アメリカやロシアだけが覇権志向の国でなく、中国もその仲間だとなぜ言わないのでしょう。
 
 「親中、親韓、親北朝鮮の氏が総務委員なら、NHKの年度予算計画を本気で審査するはずがない。」
 
 残念ながら私の結論はこうなりました。自民党総務会の所属議員の紹介が終わりましたので、次回はNHKの検討へ戻ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする