日露戦争の中には、多くの戦いがありましたが、私が知っているのは、「旅順の戦い」、「奉天の戦い」、「日本海海戦」です。
このほかに、「仁川沖の海戦」、「南山の激戦」、「ロシア東洋艦隊撃滅戦」、「遼陽の戦い」、「沙河の戦い」などがあることを教えてもらいました。高台に堅固な要塞を築いたロシア軍は、攻め寄せる日本軍を狙い撃ちにします。夜襲、肉弾戦、強行突入と、日本側が死力を尽くし奪っても、援軍を投入したロシア軍がまた奪い返すといった具合です。陸上戦で最も日本軍の戦死者が多く、苦戦したのが「旅順攻撃」でした。
司馬遼太郎が『坂の上の雲』の中で、指揮官の乃木大将を散々罵倒していたことが、私の記憶に残っています。しかし地上戦で一番大規模だったのは、「奉天の戦い」でした。海上戦で最大の戦いは、言うまでもなく「日本海海戦」で、東郷司令長官の指揮により、ロシア軍の最強部隊と言われた「バルチック艦隊」を打ち破りました。
73から266ページまでは、押されたり押し返したりを続けながら、一つずつ日本がロシアに勝ち進んでいく様子が、詳述されています。寒風と雪と、ぬかるんだ道、補給の追いつかない弾薬と食糧など、戦争の過酷さと悲惨さも語られています。
しかし私は、こうした戦いの叙述を割愛し、最終章へ飛びます。
267ページ「終戦交渉と列国の動き」・・です。
「日露戦争」終結のため、ロシア、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカといった世界の強国が、どのような動きをしたのか。日本のご先祖さまたちは、どのように対処したのか。・・私はこれを、息子たちに伝えたいと思います。現在につながる、世界の国々の国益を前面に出した、つばぜりあいがあるからです。
「日本だけが間違った戦争をした。」「日本軍だけが、他国を侵略した無謀な集団だった。」何度でも繰り返しますが、国際社会の複雑さと、非情な駆け引きがどのようなものであるかを、息子たちが知り、戦後日本の反日・左翼学者の意見の間違いを理解して欲しいからです。
29日の自民党総裁選において、反日の候補者たちが手を挙げ、マスコミが持ち上げている現状を見ていますと、危険な状況にある日本が見えます。
1. 日本人の心を一つにする皇室を、守り続ける。
2. 日本の国民と国土を守る軍隊を持つ。
中国発「武漢コロナ」への対応ばかりでなく、上記 1. 2. を語らない総理は、国難の日本を救うリーダーになれません。総裁選候補の一位にあると、マスコミが持て囃す河野氏は、「皇室破壊論者」です。「女系でも女性でも、皇室を継続させることが大事だ。」と、こんなことを言う人間が、なぜ自民党の総裁になり、国の舵取りをする総理になれるのか。
「11宮家の復帰は、本当に必要があるのか。」「DNAをしらべたら・・・」と、この意見は、中国共産党の主張そのままです。河野氏は、敵対する中国の代弁者なのでしょうか。こう言う氏を支援している議員名を、ネットの情報から得ましたので転記します。
- 推薦人代表 伊藤 達也 選挙責任者 坂本 哲志
- 推 薦 人 あべ 俊子 穴見 陽一 伊藤 忠彦
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石原 宏高 うえの 賢一郎 岡下 昌平
田中 良生 平 将明 高橋 ひなこ
武村 展英 野中 厚 古川 禎久
宮崎 政久 義家 弘介 島村 大
そのだ 修光 中西 健治 山下 雄平
さもありなんと思う人物もいますが、えっ、こんな人がとびっくりする議員の名前もあります。しかしここに名前を連ねている議員諸氏は、中国共産党と同じ主張をする河野太郎氏を支援している限り、国を大切にする政治家ではありません。だから私は、次回から267ページ「終戦交渉と列国の動き」に書評を飛ばします。
国際社会の非情さも知らず、ご先祖様の苦労も勉強せず、保守自民党の名前を汚す議員たちです。次の選挙では、落選させましょう。