わたしのテストルートは、距離約100km。高低差800mほどです。長野県境の峠を越えて群馬に入り、ワインディングをいなしてから標高200mほどから一気に1000mまで駆け上る高速道路のワインディングで長野県に戻る1時間強のルートです。
信号が5つ程度しかないのが特徴で(爆)、うまくやるとノンストップで走れますw。サイコー。平日の昼間なんてそれこそアータ(以下自粛)。
tiptronicのDレンジに入れたまま、ペダルのコントロールで好みのギヤを選び出す乗り方。つまり回転をあまり上げずに車に委ねる感じの走り方で進みますと、気持ちの良いトルクが感じられて秀逸。クルマのキャラクターにも実はあっている気がします。
下りが多く、戻りが高速道路の登り坂だというのも試走にはちょうどよいか?逆回りにする場合もありますけれど、戻りに高速道路でアクセル開け気味にしたほうが、スス払いには相応しいかw。
車重に対してパワーが足りず、アクセルを開け気味にしないとクルマがついてこない、という絶妙なバランスがボクスターの2.7の味わいどころです。2000rpmからは、えもいわれない排気音が聞こえてきてカイカン。
987以前のポルシェにはなかった特徴です。
フラット6を使い切るとさすがに安全運転週間の今、ザンネンなことになりますから、そうならない状況とタイミングを選び出して愉しむのがオトナというものでしょうw。
速いのがきたら行かせればよいし、ゆっくりな方に追いついたら、車間距離をとって流せばよいw。私もここまできました(爆)w。
ほぼ全車がカメラやレベルが統一されない自動運転機能を搭載して勝手なペースで流している昨今の路上で、運転をどう楽しむのかは以前のまんま、というわけにゃまいりません。床まで踏んでいたのでは30分後に動画サイトの有名人になっちゃうのが今の世の中(爆)。
そういう中ではこのボクスターの控えめな感じはミョーに響く昨今でございます。トラッドなスタイルと色のコンビネーションは特に気に入っておりますw。
トクイチから送られてきた燃料改質剤を投入ののち、ルートを7周ほど走り込んでみたのですが、警告灯は点灯しないままです。
マイスターの談話によれば、2008年以前に生産された車両においては現在流通しているガソリンには対応しきれない部分があり、燃焼に問題が出る結果、各種センサー類に影響がでて警告灯の点灯に結びつく、とのことです。
この燃料の状況は日々変わっているので最新のクルマでもうかうかしていられません。また、このような対処方法はトクイチオートでしか得られないアプローチだと思われます。
なにより、トクイチが原因までさかのぼって対策するのに対して、センサー交換にとどまる一般の整備では原因そのものは手付かずのままですから、当然再発するはず。どちらがどう、とは申しませんが、ねえ〜。
それにしても、今回のエンジンチェックランプ騒動では、トクイチオートのすごさを感じました。純正のまま、ちゃんと整備してあるクルマが正しく扱われていれば、そうそうダメになることはない、というのを確信。
燃料改質剤だって、決して安価なものではないですが、燃料高止まりの昨今ながら、さらにこういうひと手間をかけてようやく正しく乗れるのが古めのクルマなんだ、と。
どんなクルマでも乗りっぱなしにはできないし、乗らなくてもまたダメ。というのも教訓として得ることができました。クルマを持つことの重さも感じるひとときです。
持ってるだけでヤレちゃうんですからw。
それにしてもリモートでチェックランプを消しちゃうなんて魔法w。点検の重要性も肌で感じました。はやく岐阜に運ばないと(汗)。
こんかいのこのソリューションの陰には、弛まない研究と努力、あと経験値の積み重ねがあるとみました。ほんとうにすごい。ありがとうございました>トクイチのみなさま