嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

そろそろ秋 次期FXさがしの旅 インジェクターの噴霧角

2024-10-05 17:03:29 | トクイチオートを考える

さあて、画像は関アジ、関さばで有名な佐賀関にて。航送中のフェリーの甲板からの眺めです。一年中、長野のイナカでホテル業務をおこなう私にとりましては、船旅というのはまたとない気分転換というものです。

しかも船倉には手に入れたばかりの991カブがしまわれています。12年オチですが、これ以上のヨロコビなんてあるでしょうかw

受け取った日の宿泊地の松山にはドライブを楽しむあまりw深夜に到着することになってしまい、名物の鯛めしとじゃこ天を日本酒で流し込むw、の夕食はマボロシとなってしまったのですが、ビジホのお部屋で祝杯をあげたのは申すまでもございません。

911を手に入れたヨロコビとコーフンのあまり、眠りもヒジョーに浅くて、深夜というか明け方にガバと起きて、911のトリセツ読み出したらもういけないw。

思わずしまいまで読み耽ってしまい、眠れやしねえw。んま、これもお約束ですわね、って修学旅行かっ(爆)。

さて、早朝の一発目のエンジン始動後のことなんですが、これがまた印象に残る不機嫌さでございます。アイドリングがアヤシイなんてえもんぢゃないw。ガクガクしちゃって、エンストするかと思うくらいに不安定で弱々しいわけで(滝汗)。

信号待ちで思わずNに入れて、回転をキープする始末。

窓を開けてエンジン音を聴いてみるとドコドコ空冷みたいな音がしています(爆)。そうか、911だしなあ、いまや300hpをゆうに超えるハイチューンエンジンだしなあ、とw。

このドコドコ音も考えてみれば、信じられないくらいによく吟味されていて、あの独特の空冷サウンドがよくリバイバルされています。996の頃にも感心しましたけど、ここへきてだいぶ似てきましたw。

始動時のドシャーン、というエンジンのかかり方なんてモーロそのまんまですもん。

空冷から水冷となってこのモデルで3世代目ですから、そこは演出が効いているのか、と考えはするものの、この不安定な感じはギリギリですぜ(爆)。

雨の中、松山の中心市街地を5分も転がすうちに落ち着いて、水温、油温もあがってくる頃に991らしい落ち着いた静かな感じを取り戻したのですが、これはおそらく燃料のせい。

マイスターに話しますと、インジェクターのクリーニングを行うことで噴霧時の角度をインジェクター6本とも揃えて、各気筒内の燃焼時の「炎の形状」を同じものにしてやることで解消する(!)し、電気の改善で火花を揃えてエンジン音自体も落ち着いて静かな方向にもってゆけるでしょうとのこと。

ちなみに、入庫後すぐにエンジン音がおかしい、と気がついたマイスターが即座に手当を施してくださり、燃料系に添加剤を投入。これで少し走ってこいという御託宣です。ここまで入庫から9分でした(驚愕)。

メカニックのK 子さんと一緒に乗って、ほんの数キロで音がマイルドに変化。アクセルのつきが明らかに改善されてしまいました!なんか、こわい(爆)。予測されていたのかっw?

燃料に対しての対策もさらに抜かりなくおこなっておくとのこと。油脂類、水類、ブレーキ系、点火系、燃料系そしてデンキとエアソリューションという一連のフルメニューを何度かに分けてこなす中で方向性を決めてゆく、との意思決定がなされました(祝)。

この先、クルマ全体が正しいあるべき方向に向かうためには、オイル交換でゆくとおおむね4、5回程度。距離で2〜30000kmを、クルマ全体にラッピングを行なうイメージで走ることが必要で、期間としては2〜3年かかる。

つまり、いまここに停めてあるのは911のカタチだけはしているが、日本のこの路上でパフォーマンスを発揮させてやるのには足りないものがずいぶんとあって、そこを登るための階段を用意するがどうか、といわれているのです。

そういう階段を登るプロセスを楽しめるかどうかはオーナーであるわたし次第である由(狂喜乱舞)。911のドライバーとしてのパフォーマンスもまた問われているわけですね。

12年落ちの911にもこういった楽しみ方があるのですw。つまり、3年かけて本来の911に仕立て上げるための道筋が示されているのです!ううむカンドーしかねえわ。

まったくすばらしいのひとこと。新車時からトクイチに入庫させる場合はこれを新車整備と呼びますけれど、これはこれ。今までにも数回経験させていただきましたが、不満に思うことがそれほど多くない、というか不満に感じる以前にクルマの改善や成長を感じることができるパターン。

おもに落ち着きとか、マイルドなレスポンスが醸成されてゆくのが印象的です。これは新車のポテンシャル70%から100%に持ってゆく王道ケースです。

バリバリの中古車を持ち込んでリセットする今回のケースでは、今のところおそらくは本来のパフォーマンスの50%を切っているあたりか。もしくは30%くらいかも。で入庫からこの先、100%に向けて改善を図る階段を登る70%ぶんのディープなプロセスが待っているのです。

ポルシェセンター整備を新車から続けた個体で、12年目のこれが現実です。

そんなにイキらなくても動くんでしょう?警告灯ついてないんでしょ?そのうち乗り換えちゃうんでしょ、新車買えないんでしょ、とお考えかもしれません。たしかにそうです。

でもね、おなじ走るんでも「どう」走るか、なんすよ(完全意味不明)。ここ、キモ!英語でいうとコア(爆)。

クルマ自体の成長、というかリセットがもたらす変化をよりキョーレツに感じながら「クルマそのもの」を愉しめるのはたぶんこちらの道でしょう。そいつをほかならぬ911でやるわけです。

よい素材のよい買い物だったのかもしれない(希望的観測にすぎません)と胸をなでおろしたところです(早すぎないか)。

というわけで、ながなが引っ張ってまいりましたw、「次期FXさがしの旅」はこれにてひと段落。

次回からはいよいよ続編、「嗚呼、旧旧壱への道」が始まります(爆)。わたしの旧旧壱wはどうなっちゃうんでしょうか?

期待してお待ちくださいませw。


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