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日本、そのもの作りの力

2007-07-09 21:47:57 | アート・文化

まるでマイセンやセーブルの趣のある陶磁器を眺めて本当に惚れ惚れした。

これらが食器だという、アメリカに大量輸出されたという、本当に食用に使われたのだろうか?

オールド・ノリタケー食器メーカーが名古屋に近い則武の地に作られたのでそう呼ばれるという。

そごう美術館は「ノリタケデザイン百年の歴史」、朝日の主催だ。

はじめは日本風な絵付けをしていたが、アメリカ輸出ということで「ドレスデン風」と呼ばれる洋画風絵付けになったという。

絵付けは転写機を利用することも多かったというが、手書きよりも高価だったとか!

しかし純白に焼き上げるのは難しくディナーセットはなかなか作れなかったという。

それができたのは1913「SEDAN」だ、その本物には中央に紙が張られている。

時代は下ってアールデコの時代、「ノリタケ・アール・デコ」はラスター彩を使う。

それにしてもディナーセットが作られるようになってからノリタケは五千ものディナーセットを作ったというが、そこから選ばれた108の陶器をずらっと展示したコーナーは圧巻だ!

目も心も豊かになる展覧会だ。