今朝、いつもの森を散歩していると、乳母車に乗せられ、おじいちゃんに連れられた男の子が森の中に入ってきました。その様子を見て、ふとレーチェル・カーソンの「センスオブワンダー」という本を思い出しました。
「センスオブワンダー」の冒頭には『ある秋の嵐の夜、わたしは一歳八ヶ月になったばかりの甥のロジャーを毛布に来るんで、雨の降る暗闇のなかを海岸へおりていきました。・・・』とあります。
大げさではありますが、それと同じような感じをこの2人に感じました。見るものすべてをそのまま丸ごと吸収してしまう力がある、この小さな時期に触れた空気を、この子は一生忘れないだろうと思いました。
そして、今日味わったこの森の空気や景色は、この子に生涯に渡って心地よさを提供するものになるだろうな。とそんなことを感じました。
環境保全や自然保護の大切さなどが、学校教育の中でも大きく取り上げられているようですが、その前に各家庭で、子ども達がとても小さな時期に身近な自然に触れる機会を増やしてくれたら、もっともっと効果があるのに。と、思いました。