4月月初に学習塾の経営者や先生を対象としたセミナーが東京でありました。普段、日常の業務遂行だけで手いっぱいで、勉強不足ぎみだったので、とてもよい情報入手の場となりました。
そこでは、東北の女子高の学校経営の成功例や、急激に生徒数を伸ばしている学習塾の紹介などがありました。また、パソコンや最新の通信技術を使った新しい学習の提案などが目立ちました。
そんな中で、“おかさん”の目を引いたのが「アルゴ」というゲームを中心に据えた「アルゴクラブ(算数オリンピック数理教室)」の話でした。映像交じりの説明では、子ども達が実に楽しそうに、競い合いながらゲームをしている姿が印象的でした。
そして、その映像を見て、「森の学舎」の2~3年前のことを思い出しました。学舎でも、何人かの子ども達がこの「アルゴ」ゲームに、はまってしまい、通常の授業が終わった後、毎回対戦をして盛り上がっていたことを。
「遊びを通じて算数のセンスや思考力を身につける」といううたい文句のゲームでしたが、まさに「アルゴ」の面白さにはまった子ども達は、相対的に、はまらなかった子ども達より、その後の「算数」や「数学」の成績もよかったことも思い出しました。
そこで、先週早速、現在の学舎の小学生を対象に「アルゴ」ゲームや「百人一首」、「地理カルタ」などの、知的ゲームだけを行う時間を設けてみました。はじめてのことで、“おかさん”の段取りも悪く、ちょっと躓く場面もありましたが、セミナーで見たあの生き生きとした子ども達の姿がそこにはありました。
なので、少し悪乗りして、写真にあるような「平面や立体図形のセンス」が磨けるというゲームなどを新たにいくつか購入しました。今週以降、これらもうまく活用しながら、楽しい授業を作っていこうと、楽しみながら、頭を悩ましています。
最後に、最近は個人レッスンを売り物にした学習塾がたくさん出てきていますが、人は社会的な生き物なので、集団の中で“わいわいがやがや”やっていくやり方の方が、子ども達にとってよりよいのではないかと“森の学舎”では考えています。
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