「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

いじめ発生!(知的Gameの日の様子)

2009-05-15 21:46:36 | Weblog

木曜日は小学生の「知的Gameの日」。いつもなら時間前に、何人もの生徒が来て、始まるのを待ち構えているのですが、昨日はいつもと様子が違っていました。

 開始時刻の4時半に来ていたのは、たった二人で、この2人で、さいしょのGameである「“おかさん”迷路」を開始しました。 その後、徐々に人数が増え、終了時点では8名になったものの、いつもより活気のないGameの日となりました。

そんな中で2つほどトピックスを紹介いたします。

一つは「県名お仲間探し」という団体戦でのこと。二つのチームに分かれて、47都道府県のカード(各チーム1つの県のカードが2枚)の中から、“おかさん”の「岡」が付く県名、「島」が付く件名、そして、「動物の名」が付く県名などを、取り合いました。どちらのチームが、対象となる県のカードをすべて先にとり終えるかを競いました。

最初の内は、両チームとも、相手チームに勝ちたい一心で、各人が勝手に動き、全く協力体制がとられていませんでした。やがて、一つのチームが、少しだけ協力し合ってカードを取るようになりました。そして、その弱いと目されていたチームが結局、勝利を収めました。

 そんな2つのチームの動きを見ながら、チームワークつくりの下手さに、ちょっとビックリしました。ただ、そんなチームワークつくりなども、こんなGameを何回か繰り返していくうちに、自然と身についていくのかなと思いました。

 もう一つのトピックスは、放課後の“いじめ”のことです。 いつものように、Gameが終わると、子どもたち同士で相談しあって、いろいろな遊びを開始しました。最初のうちは野球をやっていたように思います。

ただ、6時になって第一グループが帰ったあとは、最年長の6年生の男子一人、対、そのほかの子どもたち(3人)との、戦い(プロレスのようなボール投げのような)だったようです。

 多勢に無勢のため、さすがに6年生の男子がやられっぱなしのようでした。しかし、“おかさん”は、そんな様子をちょっと覗いただけで、放っておきました。そして、しばらくして、帰る段になった時に、6年生の子が泣いているのに気づきました。 どうやら、あそびがエスカレートしすぎてしまったようです。“いじめ”が発生してしまったようです。

“おかさん”は、 いじめは、今回のように、じゃれあいや遊びの延長で、起きる事が多いと考えています。いじめている方は、いじめていると考えずに、単なるじゃれあいや悪ふざけのつもりでいることが多いように思います。事情を聞いてみると、昨日の事例もそうでした。

 悪ふざけからのいじめの場合、いじめと悪ふざけの境目は、悪ふざけをされている子が、「もうどうしても、もう止めて欲しい!」と思った瞬間にあると思います。

その境目を過ぎたことを、いじめに遭っている本人が宣言し、周りにはっきりと意思表示すれば、たいていの「いじめ」は、その段階で終了すると思います。

 高校のときの“おかさん”もそうでした、小さい体だったので、面白半分に、当時流行っていた「解剖」という悪ふざけの対象にされたのです。しかし、あまりにもしつこかったので、はっきり怒声を上げて、止めてくれと、宣言したことがありました。そしたら、それ以来、誰も“おかさん”をいじめの対象にはしませんでした。

そんなことを子どもたちに話しました。

でも、そうはいっても、いじめられているほうが、「止めてくれ!」というのは、実際には難しいことが多いとも思います。しかし、今回のいじめ発生は、いつも遊んでいる仲間同士の中でのことだし、いじめに遭ったのが、最年長の、しかも一番腕力が強い子だったので、悪ふざけがエスカレートしすぎる前に、「止めてくれ!」と、一言宣言すればよかったかったかもしれないよと、いじめられた子も含めた、みんなの前で話しました。

その後、結果的に“いじめ行為”をしてしまった子たちが、いじめに遭った子に謝り、そして、双方とも納得顔で帰りました。

ついでに言うと、昨日いじめにあった子は、本日けろっとした顔で学舎にきました。いつもどおりに元気に勉強しかえりました。しこりが全く残っていないようでした。良かったなと思いました。

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