何か緊急事態が起こってしまったようです。
ちょうどお昼頃に撮影させていただいたときはこんな風に4羽とも元気な姿を見せていました。
みんな大きくなってしまって、巣を横から見るとくちばしがはみ出して見えていました。
しかし、4時ころにのぞいた時にはそのくちばしが見えませんでした。
変だなと思いましたが、何か危険を察知して首をすくめているだけだと考えました。
そして、夕焼けがきれいな6時半ころもう一度巣をのぞいてみました。
明らかに4羽の姿が見当たりません。
親鳥がいないことを確認して巣を撮影してみると、巣はもぬけの殻となっていました。
巣の下など周りをよく見ましたが何の痕跡もありません。
外でしばらく周りを眺めていると親鳥たちがしきりに警戒して飛び回っています。
また、よく聞くと小さく雛のような鳴き声が聞こえました。
なおしばらく外で呆然としていると、隣の家の屋根から、ひな鳥の一羽が近くの電線にとまりました。
時間は夜7時ちょうど頃です。
短い距離とはいえ飛べることには驚かされましたが、この姿では
どう見てもまともに巣立ったものとは思われません。
蛇など何か敵が現れ急きょ巣立ちしたものと思われます。
なおもしばらく外で親鳥などの様子などを観察しました。
親鳥はこの雛にえさを与えるわけでもなく周りで見守るばかりです。
そしてやがてこの雛が再び羽ばたき視野から消えてしまいました。
その後を追ってみましたがその行方は分からずじまいでした。
それにほかの3羽の雛たちの消息は全く不明です。
彼らが生き続けていることを願って、明日以降も探索を続けたいと思います。