「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

いざこざ。

2008-12-19 21:32:32 | Weblog
「森の学舎」の放課後、8畳の和室では、勉強が終わった子どもたちが互いに相談しながら、いろいろな遊びを展開しています。そして、そんな中では子どもたち間の「いざこざ」も日常茶飯事に起きます。

しかし、“おかさん”は、この「いざこざ」には、基本的に一切口を挟みません。

それは、遅れてきた生徒の学習をサポートしなければいけないこともありますが、それよりも何よりも、「子どもたち自身の社会」を大切にしたいと考えているからです。

話は変わりますが、“おかさん”が小さかった頃は、どこの両親も仕事に忙しく、子どもたちをほったらかしにしていました。なので、必然的に、子どもたちは、大人の目を離れて、子どもたちだけで遊んでいました。

その頃は「子どものけんかに親が出て行くこと」を、恥ずかしいこと。おかしなこと。という風潮すらありました。

そのお陰で、子供たちはたくましく育ったように思います。何か問題が起こっても、自分たちで、あるいは自分でいろいろなことを考え、判断して行動しなければいけなかったからです。

しかし、最近ではいたるところに、大人の目が行き届いていて、「子どもたち自身の自治区」が非常に少なくなっているように思います。なので、「森の学舎」の放課後くらいは、そんな場を確保してあげようと考えているわけです。

時たま、子どもたちから、子どもたち同士の「いざこざ」、「揉め事」に関して相談を受けますが、そんな時も、一言意見を言うことはありますが、できるだけ、彼ら、彼女ら自身で解決するように仕向けています。

<追加>
子どもたちの自治区を確保してあげることは、時に、非常に勇気がいります。

子どもたちは、エスカレートすると、その「声のうるささ」や「暴れ方」が、半端ではなくなってしまうことが多いからです。

きっと、近所の人から、「何であんなにうるさいのに注意しないのだろうか」と、思われていると思います。

その理由は、上記のようなものです。(言い訳して見苦しいかも?)


コメント
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