市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

本日、東京地裁で開かれる「姫」の金庫番だった国家老らの政治資金規正法違反事件の初公判によせて

2015-09-14 08:22:00 | 政治とカネ
■平成26年10月16日に発売された「週刊新潮」10月23日号がすっぱ抜いた小渕優子代議士のデタラメな政治資金の使途の一部が明らかになってから、まもなく1年が経過しようとしています。有権者の買収ともとられかねない格安での明治座貸切観劇会、政治資金50万円を使い後援者御一行を東京ドームに招待した「巨人戦」観戦会、秘書に買ってやったオーダーメイドのスーツの“制服代”としての計上、姉夫婦の経営する南青山のブティックに3年で330万円の売上げ貢献、パーティーで配る1万円のネクタイを姉夫婦の店で何度も購入、地元農家の「下仁田ネギ」4000本を60万円で購入し交際費に計上などなど、まさにデタラメのオンパレードというべき状況が我が国国民の政治不信をさらに深めたのでした。

【9月14日午後8時追記】
 本日の初公判で「国家老」は、容疑を全て認めたそうです。これで有罪が確定してゆくのでしょ
うが、同時に「執行猶予付き」となる公算が大きいため、そうなれば、実質的には「国家老」にとって痛くもかゆくもないことでしょう。むしろ「姫」の身代わりになれた、として、かつて仕えた殿様(故小渕恵三首相)の墓前で胸を張って報告できる歓びに浸れるのでしょう。
 裁判所によれば、「執行猶予は、前科がない者などについて、3年以下の懲役・禁錮又は50万円以下の罰金を言い渡すときに付けることができる」とあります。しかし実際には1千万円を超える罰金でも役人の犯罪の場合には執行猶予が付くことが多いようです。さらに、安中市元職員で51億円を横領したタゴの場合には、巨額の不当利得に対する課税が棒引きとなりました。罪が小さくても、或いは罪が巨大でも、執行猶予や免税措置が適用されるのです。また、執行猶予と同時に保護観察に付して、猶予の期間中、保護観察所の保護観察官や保護司の指導を受けるようにすることもあります。もちろん、「国家老」の場合には、誰の指導も受けることはないに違いありません。
 刑罰を科す目的には、悪いことをすればそれ相応の苦痛を与えられるべきだということと、罪を犯すとこのような重い刑を受けるのだということを世間の人に知らせ、他の者が罪を犯さないようにすることが考えられます。
 しかし裁判所によれば、刑罰には、犯人のその過ちを自覚反省させ、社会の役に立つ人間として立ち直らせるという働きがあることも見逃せないというのです。そして近代においては、刑罰のこのような働きが重視されるようになってきたため、比較的軽い罪を犯したような場合で、犯人が自分の非を悟り、今後はまじめな生き方をしていきたいと心に誓っているようなときは、もはや刑の執行をする必要はないともいえるので、このような人を刑務所に入れると、世間の人から特別の目で見られたりして自暴自棄になり、せっかく立ち直ろうとした決意が崩れて、かえって以前よりも悪くなるといった事態も考えられるのだそうです。
 こうして、執行猶予の制度が考え出されて、明治38年からスタートし、次第に適用範囲が広げられ、現在のような形になったのだそうですが、「国家老」の場合、世間の裏の裏まで知り尽くしており、自暴自棄になることもなく、反省をすることも有り得ません。
 だから執行猶予付きは「国家老」にはなじまない筈ですが、さて、判決はどうなることやら・・・。


 その後、当会では小渕代議士のみならず、同代議士の秘書だった折田謙一郎・前中之条町長を、東京地検特捜部に告発をしていました。しかし遺憾ながら平成27年4月28日付で小渕代議士は不起訴処分となり、折田謙一郎のみが在宅起訴となりました。

 当会は、小渕優子代議士の不起訴処分を不服として7月23日に東京検察審査会に対して審査申立てを行いました。現在、審査会で審議中と思われます。また、折田謙一郎前中之条町長の場合は、自身の後援会が受け取った選挙カーのレンタル費用を収支報告書に記載していなかったことから、これについても7月23日付で審査申立てをしています。

 しかし共に未だに東京検審から連絡は有りません。まだ審査の真っ最中だと思われます。

■そうした中、在宅起訴から4か月半ぶりに、国家老の折田謙一郎・前中之条町長の初公判が今日開催されることになりました。残念ながら初公判の時刻や公判場所など詳細は不明です。

 たまたま9月11日付の上毛新聞に、関連記事が掲載されたので、ご紹介します。

**********上毛新聞2015年9月11日
【論説】小渕氏元秘書初公判 自身の言葉で
 小渕優子前経済産業相の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、元秘書2人の初公判が14日東京地裁で開かれる。昨年10月の問題発覚から間もなく1年。国民の政治不信を招いた政治とカネの真相が公開の法廷で明らかにされる。
 東京地検特捜部が同法違反罪で在宅起訴したのは、前中之条町長の折田謙一郎被告(67)と、資金管理団体「未来産業研究会」(未来研)の元会計責任者、加辺守喜被告(62)。2人とも小渕氏の父親、恵三元首相時代から秘書を務めていた。
 起訴状などによると、未来研の簿外支出を穴埋めするため、未来研など4団体の2009~13年分の政治資金収支報告書に、団体間で架空の寄付金を記入するなどしたとされる。虚偽記入は総額約3億2千万円に上る。順法精神が欠如していると言わざるを得ない。
 簿外支出は飲食代や贈答品代などの経費に充てられていたというが、なぜ簿外支出をしたのか。公判での検察側立証や2人の証言に注目したい。
 小渕氏本人は、嫌疑不十分で不起訴処分となった。刑事責任を問われなかったものの、2人の起訴重く受け止め、「政治的、道義的責任を痛感しています」とのコメントを出した。昨年10月の経産相辞任会見で、「政治家としての説明責任を果たしていきたい」と述べた。だが、これまでに小渕氏が事実関係について公の場で説明する機会は一度もない。事務所は「弁護士らで構成する第三者委員会に調査を委ねており、その結果を待ちたい」としている。失った信頼を取り戻すためにも、調査結果を踏まえて自身の言葉で国民にきちんと説明するべきだろう。
「政治とカネ」にまつわる問題は後を絶たない。その昔はロッキード事件、リクルート事件が政界を大きく揺るがした。今通常国会でも、2月に西川公也農相が辞任した。自身が代表を務める自民党支部が国の補助金対象だった木材加工会社から寄付を受けていたなどとして批判を浴び、責任を取った格好だ。
同様な問題は地方議会でも見受けられる。記憶に新しいのが、号泣会見が世間の話題になった元兵庫県議だ。政務活動費訳910万円をだまし取ったとして、詐欺罪などで在宅起訴されている。調査研究や研修に使われる政務活動費をめぐっては、全国で不適切な支出が相次いでいる。
公正な政治活動を確保する目的で1948年に施行された政治資金規正法は大きな事件のたびに改正され、厳格化されてきたが、現在も不明朗な問題は無くならない。「ザル法」との指摘もある。
投票率の低落傾向に象徴されるように、国民の政治離れが叫ばれて久しい。厳しい視線が注がれる「政治とカネ」の問題も一因だろう。政治不信の払しょくへ、国会全体で抜本的な対策を講じる必要に迫られている。
**********

■公判でどの程度、容疑者らの陳述があるのかどうかも全く分かりません。おそらく翌日のニュースではどこかの放送局が公判開催の事実などを報告すると思いますが、あらかじめ皆様にも報告しておきます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大同スラグ問題を斬る!…大同スラグの製造過程を承認していた鐵鋼スラグ協会の“共犯”度数を検証

2015-09-14 00:15:00 | スラグ不法投棄問題
■とうとう大同・佐藤ブラック連合に強制捜査がはいりましたが、以前このブログで鉄鋼スラグ協会に加盟している鉄鋼会社は、鉄鋼スラグ製品の製造や販売について鉄鋼スラグ協会が定めるガイドラインに則って、きちんと管理しなければならないことをお伝えしました。そこで、この件について、更に掘り下げてみたいと思います。まずは前回見ていただいたスラグ混合路盤材製造マニュアルの10ページを見てください。

スラグ混合路盤材の製造および販売管理に関する大同マニュアルの10ページ
2.pdf

■佐藤建設工業は、天然石にスラグを混ぜたニセ再生砕石を販売していましたが、大同特殊鋼は、混合前のスラグについて、有毒物質であるフッ素の含有量の自主管理値を設定していました。その数字は、なんと40,000mg/kgでした(土壌環境基準は4,000です)。詳しくはこちらをごらんください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1715.html

 その驚くべき環境違反数値が載ったマニュアルを大同特殊鋼は年に2回、鉄鋼スラグ協会に提出していたのです。マニュアルを抜き出してみましょう。

*******
11.鉄鋼スラグ協会への報告
 スラグ発生元は、鉄鋼スラグ協会のガイドラインに基づく自社マニュアル(本マニュアル)の運用版を、半期ごと(4月、10月)に鉄鋼スラグ協会に提出する。
*******

 恐ろしいことに、鉄鋼スラグ協会はこの土壌汚染環境基準の10倍までのフッ素を(実際には薄まるはずはないが)天然石で希釈したことにする、“悪の計画”を知っていたことになります。

■では、鐵鋼スラグ協会のガイドラインとは何なのでしょうか?

 当会では、鐵鋼スラグ協会に公開質問を行いました。詳しくはこちらをご覧ください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1337.html#readmore

 鐵鋼スラグ協会は、その不誠実な回答のなかで次のように述べています。

「当協会は、循環型社会形成推進への取り組みとして、鉄鋼スラグ製品の品質確保、取引の円滑化及び適切な利用の促進のため、『鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドライン』を作成しています。また当該ガイドラインに準拠した鉄鋼スラグ製品管理を行っていることを第三者機関が当該事業所で審査を行い、その結果に基づき当協会の評価会議が審査証明を行っています。」

 また今回の事件について、同協会は次のように述べています。

「大同特殊鋼渋川工場も、第三者機関の審査及び当協会の証明を受けていたにもかかわらず、このような事態が発生したことは誠に残念であります。今後は、このような事態を事前に防ぐよう、審査体制の強化を図る予定です」

 これでは、他人事のように関係ない素振りをしていることになります。「審査をしている」ということは、当然のことながら「内容を把握している」ことに他なりません。鐵鋼スラグ協会としては、「手続きを大同側から申告させ、手続きそのものが遵守されているかを審査している」などと言い訳したいのでしょう。

 しかし、自ら定めたガイドラインの目的として、鉄鋼スラグ製品の“品質確保”や“適切な利用の促進”を掲げているのですから、法令適合性をも検討するのは当然のことです。逃げ口上で切り抜けることは許されません。毒が入っているのに“適切な利用”では訳がわかりません。

■ガイドラインについて当会が入手した内部資料を見ていきましょう。はじめに「SG審査計画書(継続検査)」です。


SG審査計画書(継続審査)
4.pdf

 これを見ると、鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドラインに基づいて、次の事項が載っていることが分かります。

・鉄鋼スラグ協会を経由してSG(スラグガイドライン)審査計画書が作成されています
・審査の適用事業所として“大同エコメットとともに佐藤建設工業”も示されています。
・そして適用範囲として“スラグ混合再生路盤材”と混合の文字が躍っています。


 トップ面談から始まり現場での確認まで、丸一日かかる大がかりな審査であることが判ります。当然“混合”についても確認していることでしょう。

■続いて、「鉄鋼製品管理ガイドライン審査 事前調査書」を見てみます。


鉄鋼スラグ製品管理ガイドライン審査 事前調査書
6.pdf

 丸一日かかる審査の前に、審査が順調に進むように、このような事前調査書が作成されています。

 用意する書類や運用状況が記入されていますが、注目すべきは一番下の「貴事業所でのスラグ製品管理に係る重点項目」です。なぜなら次の記述が目に飛び込んで来るからです。

「・スラグ路盤材原料はエージングロット毎にフッ素値の分析を行い、混合比率を確認し、混合比率毎の商品枠に搬入する。
・スラグ路盤材原料と天然砕石との混合比率はそれぞれの厚みを調整し、フッ素値をコントロールする。」

 何とも恐ろしい記述です。スラグ製品管理に係る重点項目を事前に知らせ、ガイドライン審査を受けているのです。

 このことは当然、鐵鋼スラグ協会にも伝えられるはずです。なぜなら、大同特殊鋼渋川工場のスラグ製品に係る重点事項であるからです。このことを“知らぬ存ぜず“では鉄鋼スラグの“品質確保”は図れません。

 また、「なぜ混合するのか」「法令順守はどうなっているのか」は鉄鋼スラグの“適切な利用促進”の第一歩であり、鐵鋼スラグ協会の審査の重点でもあるはずです。審査の結果、鉄鋼スラグ協会の評価会議が審査証明を行っているのです。

■次に「観察事項一覧表」を見てみましょう。


観察事項一覧表
8.pdf

 この書類は、SG審査計画に伴い、過去の大同特殊鋼渋川工場が受けた継続審査の中で、指摘されたことや、良かったことが記述されたものです。この書類にも次のとおり注目される個所があります。

・中段を見ると「中央混合所の製品、スラグ、天然砕石の置き場境界がはっきりせず」として、「O:改善の機会」と指摘されたり、
・その一番下の行では「F濃度に応じた混合比率の設定を行い、保管場所を区別管理し、混合場所でのショベルの今後回数を標準化して品質向上を図っていました。」として「G:良い点」と評価されていたりしています。


 “今後回数”は混合回数の誤りだと思われますが、F濃度、つまり有害スラグのもつフッ素の値に応じた混合比率を設定することにより、「品質向上につなげた」として評価されています。

 ここで皆様に注目していただきたいのは、「F濃度に応じた混合比率の設定が品質向上につながる」となっている点です。F(フッ素)の値をコントロールすることが、鉄鋼スラグガイドラインの目的である品質向上に寄与する、とSG継続審査は認めているのです。鐵鋼スラグ協会は、フッ素の値をコントロール(土壌環境基準値抵触操作)することを知っています。

 こうした一連の書類を見ると、この経過観察の以前は、混合比率の設定は為されていなかったことになり、適当に混ぜたり混ぜなったり、極端にフッ素濃度が高いところができてしまっていたことが分かります。

 このようにガイドラインに堂々と違背している書類がまかり通れた背景には、大同特殊鋼が高額納税者であることへの妙な配慮や大同自身のオゴリがあったとしか思えません。

 そして、今回の事件が発覚した時に行った国や県の調査方法は、ホンの6カ所程度を選んで、天然石とスラグを一緒にサンプリング(採取)し、しかも均等混合を行い、採取したすべての物質を砕いて粉にし、水につけて検査するというものでした。こうすれば、スラグ中の有害物質が環境基準をオーバーしていても、検査の結果、天然石との混合で見かけ上、基準値を下回るようになることを、大同も行政サイドも、あらかじめ研究し尽くしていて、悪用したことの現れだ、と見なすことが可能です。

■この継続審査計画に基づき、大同特殊鋼渋川工場は合格証明を受けています。スラグ製品管理に係る大同特殊鋼の重点項目で「フッ素の値をコントロールする」と申告しているにもかかわらず、合格してしまっているのです。

 世界トップクラスの製鋼技術を有し、科学的な知見が豊富な我が国の鉄鋼業界が組織する鐵鋼スラグ協会が、天然石とスラグによる固体同士の希釈混合が不可能である、ということを知らないはずはありません。

 鐵鋼スラグ協会には、次の重要な事項について説明責任があります。

1. 今回の考察の最初で勉強した、土壌環境基準4,000を大幅に超過したマニュアルの報告を受けています。
2. また大同特殊鋼のスラグ製品管理に係る重点事項によりフッ素値のコントロール(土壌環境基準抵触操作)行うことを申告されています。


 これらの2つのポイントを合わせて考えるとき、鐵鋼スラグ協会、ひいては鉄鋼業界全体が、混ざり合うことは無い固体同士の希釈混合によるフッ素値のコントロール(土壌環境基準抵触操作)を承認し、業界全体で進めたことが判ります。

■鐵鋼スラグ協会は、大同特殊鋼と佐藤建設工業のブラック連合が、フッ素という毒物を薄める目的で天然砕石に混ぜていたことを知っていたのです。

 科学知識に精通した鉄鋼業界は、もしこのコントロール方法が問題となった場合、検査機関となる公共団体のサンプリング方法を研究し尽くし、天然石との均等混合という新手の奇策を編み出したものと見られます。

 そして、その悪用の仕方を練りに練った挙句、混ざり合うことがない固体同士の希釈混合を、あたかも液体のように混合できると欺いて、スラグの不法投棄を全国的に進めようとしたのです。そのパイオニア的役割を大同特殊鋼が、保守王国で政治的圧力に弱く、土建行政に比べてひ弱でズサンな環境行政で知られる群馬県にある同社渋川工場で実行したのでした。

 鉄鋼業界の福音となる有害物質入りのスラグを安価に処分するための抜本的対策として、業界の元締めである鐵鋼スラグ協会が総力をあげて、スラグ(鉱滓)=サンパイを不法投棄できるように応援していた、としか考えられません。

■平成26年1月27日、群馬県による大同特殊鋼への立ち入り調査が実施されると、鐵鋼スラグ協会は、大同特殊鋼からの申し入れの形をとって、長年協会に加盟させていた大同特殊鋼をさっさと脱会させました。

 そして平成27年1月には、大同スラグの問題性が次第に指摘され始めると、鉄鋼スラグガイドラインを自ら改定しました。その内容は、混合前に有害物質の検査をすることや逆有償取引をすることは禁止する、というもので、もともと遵守すべき内容を、やっと盛り込んだ形となっています。

 しかし当会は依然として懸念を抱いております。なぜなら、スラグに関する逆有償取引については、“裏道”が用意されてあるように思えてならないからです。ガイドライン改定についてはこちらを参照してください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1509.html

■以上、大同マニュアルやガイドライン審査、ガイドラインの改定を合わせて考えるとき、鐵鋼スラグ協会は、今回、警察の強制捜査を受けた大同特殊鋼・佐藤建設工業と共に、有害スラグ不法投棄事件を起こした共同正犯者であることが強く疑われます。

 鐵鋼スラグ協会の幹部の皆様、今すぐ群馬県警に出頭して、以上の疑惑を一部始終、告白することを強くお勧めします。その上で、グリーン購入法の鉄鋼スラグの環境物品への登録辞退を届け出し、そもそも胡散臭くて如何わしい鐵鋼スラグ協会の解体を自主的に行い、反省の姿勢を、群馬県民をはじめ国民の皆さんに示さなければなりません。

 なぜなら、ふるさとの群馬県土をフッ素や六価クロムという毒物で広範囲に汚染した今回の事件は、その影響が長期的かつ極めて甚大だからです。また、この取り返しのつかない重大な環境汚染事件を発案した首謀者、遂行した実行者、幇助した共犯者、そして黙認したり甘い汁を吸ったりした関係者らは、群馬県民や日本国民にとって好ましからざる存在だからなのです。

 “群馬ちゃん”は本当に怒っているのです。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする