市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

岡田市長の公選法違反に検察のおとがめナシ

2007-02-16 00:34:00 | 安中市長選挙
長い間の疑問について、ようやく結論が見えてきつつある。
地元安中市の岡田義弘市長ら政治家による地元選挙区にある者への寄附行為について、実際に同じ地元に住む住民としてこれまで2回にわたり、公選法違反の事実を確認し、証拠を添えて群馬県や安中市の選管および司直に通報し、告発をしてきたが、このたび2件とも不起訴処分となった。そのため、2件とも前橋検察審査会に審査を申し立てている。

【1件目の事件】
平成17年1月3日、地元安中市岩野谷4区の新年会で、現市長を含む地元選出議員らによる酒類の寄附行為
経緯 H17-01-31県・市選管に通報、地検・県警二課・安中署に通報・捜査申立て要請。
   H17-02-04選管から「警察に伝えたが法律違反かどうかについて調査機関ではないので違法かどうかも含めて回答できない」との返事あり。
   H17-12-26その後も司直の動きがないため、再度地検・県警・安中署に捜査要請。
   H18-01-09公選法違反者の中に市長選出馬の動きがあるため、再度司直に捜査要請。
   H18-03-20告発状を安中署に提出。
   H18-12-25前橋地検から不起訴処分通知書が発行される。
   H18-12-30不起訴理由について地検に問い合わせる。
   H19-01-05地検から不起訴理由告知書が発行され、嫌疑不十分が3名、起訴猶予が2名とする回答がなされる。
   H19-01-09前橋検察審査会に審査申立書を提出。
   H19-01-12前橋検察審査会から受理申立通知書が発行される。
【2件目の事件】平成16年2月1日と同年12月5日、地元安中市岩野谷地区峰組の恒例行事で、現市長を含む地元選出議員らによる酒類の寄附行為
経緯 H19-01-09地検・県警二課・安中署に通報し、安中署に告発状提出。
   H19-01-30前橋地検から起訴処分通知書が発行される。
   H19-02-02不起訴理由について地検に問い合わせる。
   H19-02-06地検から不起訴理由告知書が発行され、何れも嫌疑不十分とする回答。
   H19-02-13前橋検察審査会に審査申立書を提出

このように少なくとも、群馬県では、公職選挙法第199条の2に違反して選挙区の有権者に寄附をしても、同法第249条の2に定める罰則や公民権停止などの処分を受けないことが判明した。
実際に2月13日に、群馬県警二課の江原刑事の話でも、「検察庁はなぜか寄附行為では起訴しようとしない」という。しかし、これは岡田義弘市長がからむ事件だから、検察庁は何もしない、という見方が正しいのであって、たとえば、私のような普通の住民が選挙に出て、同じような違反行為をした場合には、司直はきっと黙っていないはずだ。

私自身、これまで4回、安中市長選挙に立候補した経緯がある。選挙に先立ち、立候補者対象の説明会では、安中署の刑事課長が来て「公選法を守るべし」と、常に公選法の遵守を厳しく指導しており私は当然のように、そのルールを厳守してきた。しかし、実際には公選法には二重基準が適用されている。この「二重基準」というのは、日本の政治や行政、そして司法の風土なのかもしれない。これを解消しないかぎり、日本が真の法治国家であるとは、とうてい言えない。

2月13日に前橋検察審査会に2件目の審査申立をした後、県警記者クラブ(幹事社は共同通信)に資料を投げ込んでおいた。連絡先を教えておいたところ、午後4時ごろ、朝日新聞の鈴木という記者から連絡があった。「1件目の事件では、嫌疑不十分というのは審査対象にはならないだろうが、起訴猶予というのは実際に事実関係を検察も把握しているから、不起訴処分が覆るかもしれない」という見方だった。実際に証拠を握り、提出した本人が、事実関係を確認しているにもかかわらず、検察は、かたや嫌疑不十分、かたや起訴猶予として、どちらも不起訴にしている。このフシギな判断について疑問を持たないマスコミの「常識」そのものも非常識といわざるを得ない。群馬県のマスコミだけの現象なのかどうかは定かでないが、今後、政治家にとって、「公選法の寄附行為はいくらしても起訴されることは絶対ない」というのは、非常に大きなインパクトを持つ。たくさん寄付して票を稼ぐためには、「やりどく」は重要な手段だからだ。
いずれにしても、現在2件とも、検察審査会に審査申し立て中なので、一般市民11名からなる検察審査会の「常識」がどこまで示されるか、いまから注目される。もし、「不起訴相当」の結論が出たら、公選法の違法行為から「寄附行為」はただちに削除されるべきだ。選管も寄附行為の禁止に関するキャンペーンhttp://www.pref.gunma.jp/senkan/kouhosyakihu.htmはすぐやめるべきだ。さもないいと、順法精神を持つ候補者だけがバカを見る。【2月16日 小川賢】
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鋸歯の主峰にニリンソウの楽園(その3)

2007-02-06 22:21:34 | 国内外からのトピックス
両神山・剣ケ峰(1723m)

 ☆憤慨する管理人
 何とかその鎖場を抜けると「横岩」。その後常緑樹の根の張り出した直登を経て鳥居を潜ると両神神社となる。木立の中の小平地に建つ神社はトタンで作られた避難小屋に似た造りではあるが、本社前の石灯籠や休憩用のベンチとテーブル。そして今は閉鎖され廃道となってしまった旧白井差コースがここから分岐し、左へ下る。注意書きが指導標に付けられており、廃道に付き白井差へは下山できない旨が書かれていてロープが張られている。
 ここで暫く佇んでいると山頂方面より犬を連れた初老の男性が下って来た。尋ねれば清滝小屋の管理人であった。色々と状況を伺うと、山頂付近のアカヤシオは遅れていてちらほら咲いている程度。そしてこの分岐から「のぞき岩」と呼ばれる岩棚までは行けるとの事で、その所要時間も片道5~6分と聞かされ、そこまで下ってみる事にする。
 尚管理人によれば、白井差コース廃道の件は6年前の出来事とはいえ、未だに憤慨しており、通行禁止として張られたロープを外して行ってしまった。
 ☆二重登山道
 管理人の許可という御墨付きを貰い、のぞき岩へと下り始めるが、廃道となってしまったためか踏み跡がやや分かり辛く、少々ルートファインディングが必要になってくる。案の定コースミスをし、白井差方面へ下ってしまったが、すぐにミスに気付き、戻ってのぞき岩へと出られた。絶壁ののぞき岩からは南側が開けていて、ほぼ180度の視界が得られ、奥地秩父の山並みが一望できる。
 両神神社分岐まで戻り山頂方面へ向かうとすぐ隣には御獄神社。そしてこの辺りから先は稜線の緩やかなアップダウンになる模様である。暫く歩っていると、おかしな事に気付く。それは登山道が二重に付けられているのだ。登りと下りの一方通行というわけではなく、色々な状況から判断できるのは向かって左側の登山口は白井差側の地権者の土地分。そして右側の登山道が6年前の一件以来新たに付けられた登山道ではないか。
 その証拠に左側の物は古くから踏まれた物と見え、歩き易く立派な物。それに対して稜線右側の物は、急遽間に合わせに付けられた様な感は否めず、踏み跡も浅く、木の枝に所々テープが巻き付けられている。概ね白井差地権者の道の方が歩き易く、日向大谷側は無理矢理付けられた感が強く歩き辛い。それもそのはず6年前まで最もポピュラーで歩行時間も短く、初級者向けの登山道として親しまれていたからだ。
 比較的狭い稜線を挟んで両側を交互に歩いてみる。別に白井差側にバリケードが張られているわけでもないので気兼ねせずに歩ける。途中あと10日もすればアカヤシオのトンネルになるであろう箇所に差し掛かる。蕾だけを見て通過。
 やがて稜線からやや大きく外れた新道(日向大谷側)を行く。前方からは中高年女性の団体が下ってくるのが見える。総勢10名程の団体であったが、女三人寄れば姦しいと言われるが、それ以上であったと記しておく。ここは数十メートルに渡って鎖が山側に付けられている箇所。谷側に待機し、その団体が行き過ぎるのをひたすら待つ。そこを過ぎるとつづら折れとなって険しい道へと変わる。
 ☆鋸の頂稜部
 いよいよそれが近付いてきたのか「山頂→」のプレートが目に入ってきた。西上州並みの険しい傾斜であるが、「山頂0・1k」のプレートを目にすると前方にそれらしき頂が見えてきた。山頂部は少々険しい岩場となっていて数本の鎖が掛かっていた。
 そして9時49分、標高1723mの両神山剣ケ峰登頂。そこには早朝駐車場で言葉を交わした初老の男性が一人佇んでいた。両神神社奥ノ院、展望板、山頂プレートが2枚。
 岩場のため足元に注意しながら最上部に上がると司会はほぼ360度。しかしながら残念な事に朝方快晴だった天候がここにきて急に曇天へと変わってしまい、遠くの稜線には雲が掛かり、山座同定がやや困難だ。
 それでも奥武蔵、奥秩父、佐久、西上州の山々。そして御荷鉾の稜線の背後にうっすらと妙義の稜線が霞んでいるのが見てとれる。近くは足元から北西へと連なる鋸の歯の様な東岳、西岳、八丁峠へと続く両神山の頂稜部。あまり一般的とは言えないがこの頂稜部を縦走するコースも勿論あるが、鎖場だらけの難コースで高所恐怖症の身には地獄の様なコースなので当分挑戦はできないであろう。
 管理人の言ったとおり、ちらほら咲きのアカヤシオ。そして話し好きの初老の男性から延々と登山歴を聞かされ、展望を満喫するには至らなかったが、段々厚くなってゆく雲を気にしながら昼食を慌てて腹に詰め込んだ。
【完・編集部登山隊員】


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鋸歯の主峰にニリンソウの楽園(その2)

2007-02-06 22:16:01 | 国内外からのトピックス
両神山・剣ケ峰(1723m)

 ☆ニリンソウの楽園
 安中宿豊岡村講中と彫られた不動明王を過ぎた辺りから頻繁に沢を右に左に横切る回数が増える。また林床には白く清楚なニリンソウが目に付くようになり、熱を帯びた身体を癒してくれる。
 暫く急登を続けているうちに既設を遡ってきた様で、樹々の緑も淡く葉も小さくなってきた。快晴の下、正に新緑が眩しい。
 やがて「八海山」なる指導標を通過するが、ここは山の頂ではなく単なる通過点にしか見えない。
 行程のほぼ半分は過ぎたであろう事は「山頂2・6k、小屋0・8k」の指導標から伺えるが、この辺りからニリンソウの数が前にも増して増え、大群落を形成しつつある。まるでニリンソウの楽園にいる様で目を奪われ言葉も出ない。林床がニリンソウの白で埋め尽くされている光景を目にすると言葉は要らない。
 ☆整備の行き届いたログハウス
 左に「白藤の滝」を分け山頂方面へ。やがてちょろちょろとしか流れていない「弘法之井戸」(水場)で水を一杯。その後はつづら折れの急登だ。所々立ち止まり呼吸を整える。やがて前方に清滝小屋が見えてきた。「住んでみたい。」そんな雰囲気を持つモダンなログハウスに人気があるのも頷ける。ここから山頂迄2k。小屋横の休憩所で小休止とする。
 清滝小屋の背後は断崖の様に急な傾斜で露岩にアカヤシオがちらほら咲いているのが見てとれる。しかし今年は平年より7~10日程遅れているらしく、管理人が山頂付近の状態を見に行っているそうだ。小屋も立派だが、この休息所も広く、屋根付きでテーブル、ベンチ、水道と設備が整っている。
 ☆鎖とロープの連続
 登山口は小屋裏に続いている。相変わらず小屋裏手にもニリンソウの群落があって目を楽しませてくれる。しかし道は急登続き。高度も上がり漸く芽吹きの時期を迎えたばかりの状況に変わってくる。
 程無く「鈴が坂」。七滝沢コースと合流し、その上部で産泰尾根に出るが、指導標は「産体尾根」となっている。山頂まであと1・4kだ。
 その先困難ではないが、やっと鎖場らしい鎖場が出てきた。まず10m程の木の根の出っ張った斜面で、鎖の横には補助用のトラのロープ。次のそれ程きつくない傾斜を数本の鎖とロープで通過。すると「クサリ場は一人ずつ登ろう」の立て看板。看板の後も鎖とロープのダブルの連続。急登を経て岩場の鎖場となる。標高差5~6m、鎖の長さ10m弱ではあるが、濡れていて滑り易く、ちょっといやな岩場であった。
【続く・編集部登山隊員】


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鋸歯の主峰にニリンソウの楽園(その1)

2007-02-06 22:06:07 | 国内外からのトピックス
両神山・剣ケ峰(1723m)

 埼玉県北部に位置する日本百名山の両神山は本県南西部の上野村とも峰続きで、本県はもとよりかなり広範囲の山岳地帯からその鋸歯に喩えられる特異な両線を望む事ができる。今回の山行計画では現在一般的な登山口となっている日向大谷口から主峰の剣ケ峰に登り、山頂付近のアカヤシオを鑑賞し下山するという往復約6時間余のルートに設定した。季節は5月初旬である。
 ☆早々に出発、初老の男性
 安中から2時間弱で登山口の日向大谷口に到着。仮眠の後午前4時40分起床。やや薄暗いが廻りの状況が確認できた。ここの駐車場は両神神社の駐車場で舗装路の両側に20台程の駐車スペースが確保されている。無料の駐車場としては最奥で、すぐ手前にトイレ、そのまた手前にも駐車場が数ヶ所確保されているので、最も賑わいを見せるであろうこの時期の週末でも、不安は無いと思われる。それでも足りない場合は登山口の両神山荘前の有料駐車場に置くしかない。
 寝ぼけ眼をこすりながら身仕度を始めようとすると1台の車が上がってきた。何台分もスペースは空いているのだが、その車は私の車のすぐ横に止めた。中から現われたのは初老の男性。60歳代半ばといったところか。挨拶を交わし二言三言言葉を交えると早々に身仕度を整え、5時頃出発して行った。
 ☆心弾む新緑登山
 私の方は朝食やらトイレやらで漸く出発できたのが5時45分。尚トイレは手前のトイレよりも、両神山荘前のトイレの方が有料ではあるが、水洗で使い心地が良い事を記しておく。
 登山口は駐車場から200m程道路を登った両神山荘手前を左に階段を登って行く。天候は快晴無風の絶好の登山日和。新緑真只中の登山に心が弾む。辺りにはウグイスの声が響き渡っている。「両神山頂・清滝小屋」の指導標に従い階段を登ると登山者カード提出箱。必要事項を記入しすぐ出発。
 山荘横の畑を横切り「両神山頂5・6k、清滝小屋3・8k」の指導標を見送って新緑の森の中へ入って行く。するとすぐに鳥居を潜り、右に行者像を見送る。信仰の山である事が伺える。最初は谷側は杉の植林、山側は広葉樹の穏やかな道が続く。前日雨が降ったのか、じめじめした道ではあるが、道端のヤマブキを目にするとそう気にもならない。
 ☆清々しさ薄らぐ強い日差し
 緩やかなアップダウンを続けているうちに「山頂5・1k、小屋3・3k」の指導標が現れ、そのすぐ後に「山道」を示す分岐が出てくるが「山頂、小屋」方面を目指す。水量の乏しい沢を横切ると最初の鎖場となるが、ここはそれを使用せずとも楽に登れる緩い傾斜の岩場であった。所々丁目石が出てくる緩やかな巻き道。左下に沢音が段々近づいてくると「会所」という地点に出る。ここは分岐になっており七滝沢コースが右に分かれる。直進で「山頂4・2k、小屋2・4k」だ。
 テーブルベンチのある休憩地を経て丸太橋で沢を渡る。ここから僅かながら急登があるが、すぐに落ち着き、また緩やかな道となる。
 6時半に近くなってくると少々薄暗かった林にも朝の日が差し込んでくる様になってきた。清々しい感はあるものの予報では平地の最高気温は30度。強い日差しとなりそうだ。「山頂3・9k、小屋2・1k」の指導標の辺りから少しずつ傾斜が増してきた様で息が上がってきた。
【続く・編集部登山隊員】

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安中市長選挙の疑義

2007-02-06 01:22:00 | 安中市長選挙
                              鎌田重雄(市民オンブズマン群馬・顧問)

 2003年I1月9日に告示され16日に投開票があった安中市長選挙について疑義がある。幾つもの疑義のうち、一番大きな問題である民主主義を問うものについて述べたい。

 早速要点に入る。その約2週間前の10月20日、市民オンブズマン群馬代表の小川賢さんは安中市長選に立候補表明し、その記事が翌日の新聞各紙に掲載された。「安中市長選、三つ巴の戦いへ」といった見出しである。そして告示の翌日である11月IO日から各新聞社は、3候補のインタビュー記事や顔写真などを連日載せ始めた。問題は、これらの新聞記事から発生していたのである。すべての新聞社が公職選拳法を遵守していなかったのだ。
 立候補の届出書類の中には「通称認定申請書」というものがある。「通称認定届け」ともいい、本名の代わりに届け出た通称で選挙候補者とすることができるものである。
 例えば2003年4月13日に岩手県議会議員に当選した「ザ・グレートサスケ」氏。覆面プロレスラーである「ザ・グレートサスケ」という名は勿論本名ではない。しかし公職選拳法で、新聞および雑誌などの報道はこの通称を用いて報道しなければならない、と規定されているのである。そして「ザ・グレートサスケ」氏はこの名でトップ当選を果たしたのだ。
 話を安中市長選に戻す。小川賢さんは「おがわ けん」の通称認定届けを出していた。ところが告示日以降の新聞各紙は、本名である「おがわ まさる」と載せつづけた。
 これは大きな公正阻害にあたる。本人が乗車している選挙カーやリーフレットには「おがわ けん」と害いているのに、新聞紙上では選挙当日まで「おがわ まさる」と載せているのだ。選挙人撹乱とも言える行為で、明らかに公職選挙法違反である。I社が誤記をしたならともかく、全新聞社がそれも選挙当日でさえ修正しなかったことを考えると、メディアが統一管理され一斉に法を犯すよう仕組まれていたという疑惑も浮上する。
 情報が氾濫する現代でも、誤った情報が世論を動かしてしまう恐れかおる事などはここに記すまでもないだろう。通称の取り違いとは異なるが、佐賀市議選で無所属なのに自民党と誤って掲示された候補者が落選してしまった。この選挙について、選挙無効の判決が出た。この時の裁判長は「誤った情報が提供され、他の候補に投票した者がいる可能性は否定しがたい」として判決を出している。
 安中市長選の問題も同じだ。新聞は連日違う名前を載せ、群馬テレビまでが「おがわ まさる」と報道しているのだ。選挙報道のプロ達が「おがわ けん」で通称認定していることを知らない筈が無い。いったい公職選挙法はいつからそれほど軽くなってしまったのか!このような選挙が許されて良いのか?この国の民主主義に憂いを覚えるのは小生だけではないはずである。

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