未来塾がこれまでフリーマーケットを盛大にやって来られた背景には、もちろん彼らと政治的につながりの深い前市長のバックアップがあることは市民の知るところである。その庇護を受けて、フリーマーケットの集客力は北関東一円に知られるほどになり、中島前市長の政敵である岡田現市長(当時市議~県議)も無視ができず、昨年などは、わざわざ会場に駆けつけて、祝辞を述べるほどだった。
その日和見市長が、突然、豹変した背景には、今年5月の県議選で、未来塾出身の女性議員が、51億円事件の元職員との深い関係が取り沙汰された元市議の塾長を破ったことや、その女性議員が7月の知事選で、小寺候補を支持したことなどが背景に挙げられる。
昨年のフリマでは、市長就任直後の仮面を被っていた岡田市長だが、就任後1年を経過して、市役所の内部を掌握できたとして、その衣の下の鎧をいよいよ見せ始めた。岡田市長の常套手段は、「市民からの要望」という、一見、第3者からの声を装うことである。そのため、通常よく利用されるのは「各地区の代表区長」だ。つまり、気に入らない市民や市民団体をターゲットに、「一般市民からの陳情、あるいは要望」を表向き装い、もっともらしいルール解釈を持ち出して(たいていこじつけ)、市役所の各部から、ターゲットに対して、書面を送りつけるのである。
今回のフリマ中止事件でも、岡田市長の「いやがらせテクニック」はいつもと同様に発動された。
そもそも安中市では、利用料を払えば誰でも公園を利用できる(安中市公園条例第4条)。条例によると、公園使用料は、露店その他これに類するものは、1日1㎡あたり20円、競技会・展示会その他これらに類する催し物は1日10㎡あたり20円とある。例えば2,000㎡の公園で催し物をやれば1日4千円、露店商の販売をであれば、1日4万円払えば、申請すると誰でも公園を使える。
しかし、条例第4条第3項には「市長は、公衆の公園の利用に支障を及ぼさないと認める場合に限り、第1項の許可を与えることができる。」とある。岡田市長は、嫌がらせの大義名分にこの条項に目を付け、それをもっともらしくするために、「市民からの声」「市民の誤解を招かないように」などと、いかにも一般市民からの意見に動かされてやむなく、という演出をするのだ。
ところが岡田市長は、かつて、県議会に出馬表明する際にも、碓東小学校の体育館を借り切って、有権者を集めてイベントを開いた。普通なら、政治活動を、教育施設内に持ち込むことは禁止されているが、平気でルールを破る岡田市長にとっては日常茶飯事だ。
フリマ中止事件では、岡田市長は「会計の公表が不十分だ」などともっともらしいコメントを記者会見の席上でマスコミに発言している。自分のことは棚に上げ、市長選で掲げた「情報公開」「説明責任」を得意げに持ち出している。
先日の安中市土地開発公社の塩漬け土地問題で、市民から公社の関連情報の開示請求が出た田時には、公社理事長として開示を拒否している。二枚舌市長の面目躍如である。
二枚舌の岡田市長のターゲットにされた未来塾は、本件を千歳一隅のチャンスと捉えることができるのだろうか。
これまで準備をしてきた努力が徒労になったのだから、損害と精神的苦痛を被ったのであれば、断固、反撃するのが普通である。しかも、市議も県議も擁しているのだから、いろいろな戦略が立てられるはず。例えば、申請したのに拒否されたのであれば、行政手続法により、その理由をきちんと確認していくことが必要だ。岡田市長のいう「市民の声」がどこから出たのか、そして、どのような法令を根拠に、これまでの許可処分を変更して、5月21日付の書面で自粛を勧告しようとしたのか、情報公開条例も活用して、徹底的に判断根拠を二枚舌市長に説明させる必要があろう。
また、市長が代わるたびに、直にそちらになびく安中市役所幹部職員の日和見体質も、旧態依然としている。これでは安中市土地開発公社51億円事件の類似事件がいつおきても不思議ではない。しかも、単独犯とされた元職員と最も関係を保っていた人物のうちの一人が、安中市のトップなのだから、前述のような書面を市長に言われて平気で市民団体に出したところを見ると、二枚舌市長は、すでに周りをイエスマン幹部で固めたことを示している。
未来塾が、現職県議と市議を擁して、前市長の支援者らと結託して、現市長にどのような反撃を挑めるのかどうか、今後の安中の政治動向を占う意味でも、今回の事件を関心をもって見つめている市民は多い。
その日和見市長が、突然、豹変した背景には、今年5月の県議選で、未来塾出身の女性議員が、51億円事件の元職員との深い関係が取り沙汰された元市議の塾長を破ったことや、その女性議員が7月の知事選で、小寺候補を支持したことなどが背景に挙げられる。
昨年のフリマでは、市長就任直後の仮面を被っていた岡田市長だが、就任後1年を経過して、市役所の内部を掌握できたとして、その衣の下の鎧をいよいよ見せ始めた。岡田市長の常套手段は、「市民からの要望」という、一見、第3者からの声を装うことである。そのため、通常よく利用されるのは「各地区の代表区長」だ。つまり、気に入らない市民や市民団体をターゲットに、「一般市民からの陳情、あるいは要望」を表向き装い、もっともらしいルール解釈を持ち出して(たいていこじつけ)、市役所の各部から、ターゲットに対して、書面を送りつけるのである。
今回のフリマ中止事件でも、岡田市長の「いやがらせテクニック」はいつもと同様に発動された。
そもそも安中市では、利用料を払えば誰でも公園を利用できる(安中市公園条例第4条)。条例によると、公園使用料は、露店その他これに類するものは、1日1㎡あたり20円、競技会・展示会その他これらに類する催し物は1日10㎡あたり20円とある。例えば2,000㎡の公園で催し物をやれば1日4千円、露店商の販売をであれば、1日4万円払えば、申請すると誰でも公園を使える。
しかし、条例第4条第3項には「市長は、公衆の公園の利用に支障を及ぼさないと認める場合に限り、第1項の許可を与えることができる。」とある。岡田市長は、嫌がらせの大義名分にこの条項に目を付け、それをもっともらしくするために、「市民からの声」「市民の誤解を招かないように」などと、いかにも一般市民からの意見に動かされてやむなく、という演出をするのだ。
ところが岡田市長は、かつて、県議会に出馬表明する際にも、碓東小学校の体育館を借り切って、有権者を集めてイベントを開いた。普通なら、政治活動を、教育施設内に持ち込むことは禁止されているが、平気でルールを破る岡田市長にとっては日常茶飯事だ。
フリマ中止事件では、岡田市長は「会計の公表が不十分だ」などともっともらしいコメントを記者会見の席上でマスコミに発言している。自分のことは棚に上げ、市長選で掲げた「情報公開」「説明責任」を得意げに持ち出している。
先日の安中市土地開発公社の塩漬け土地問題で、市民から公社の関連情報の開示請求が出た田時には、公社理事長として開示を拒否している。二枚舌市長の面目躍如である。
二枚舌の岡田市長のターゲットにされた未来塾は、本件を千歳一隅のチャンスと捉えることができるのだろうか。
これまで準備をしてきた努力が徒労になったのだから、損害と精神的苦痛を被ったのであれば、断固、反撃するのが普通である。しかも、市議も県議も擁しているのだから、いろいろな戦略が立てられるはず。例えば、申請したのに拒否されたのであれば、行政手続法により、その理由をきちんと確認していくことが必要だ。岡田市長のいう「市民の声」がどこから出たのか、そして、どのような法令を根拠に、これまでの許可処分を変更して、5月21日付の書面で自粛を勧告しようとしたのか、情報公開条例も活用して、徹底的に判断根拠を二枚舌市長に説明させる必要があろう。
また、市長が代わるたびに、直にそちらになびく安中市役所幹部職員の日和見体質も、旧態依然としている。これでは安中市土地開発公社51億円事件の類似事件がいつおきても不思議ではない。しかも、単独犯とされた元職員と最も関係を保っていた人物のうちの一人が、安中市のトップなのだから、前述のような書面を市長に言われて平気で市民団体に出したところを見ると、二枚舌市長は、すでに周りをイエスマン幹部で固めたことを示している。
未来塾が、現職県議と市議を擁して、前市長の支援者らと結託して、現市長にどのような反撃を挑めるのかどうか、今後の安中の政治動向を占う意味でも、今回の事件を関心をもって見つめている市民は多い。