市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

2学期スタートまであと10日…恒例の通学路整備作業に汗を流した地元住民らの心意気

2023-08-21 01:30:18 | 国内外からのトピックス

■8月28日から地元の碓東(たいとう)小学校の2学期が始まります。夏休み中、野殿地区の小学生らが1か月あまり通学路を使わないこともあり、また、猛暑と降雨で夏草が伸び放題となることから、夏休みが終わるこの時期、毎年、野殿地区の保護者や元保護者の皆さんが総出で、野殿と岩井にある小学校を結ぶ藤井坂の通学路の整備を行っています。今年は8月19日(土)午前7時30分から8時50分にかけて、総勢50名ほどが参加し、ボランティアで通学路の除草や清掃など整備作業を行いました。

 筆者も、草刈り機を担ぎ、腰に剪定鋏と剪定鋸をたばさんで出動しました。朝7時半からとはいえ、地球沸騰と言われる猛暑が続いているため、作業を始めると間もなく汗が噴き出してきました。

 作業場所は藤井坂の一番下にある住宅地のゴミステーションから200mほど上った駐車帯までの箇所を担当しました。作業の内容は、通学路上のコンクリートの継ぎ目に繁茂した夏草を、草刈り機の先端に取り付けたナイロンコードで刈り取るのと、併せて、堆積して腐葉土になって地表にへばりつく落ち葉や枯れ枝を剥がして、箒で掃き取り易くしたり、山側から伸びてきた蔓草や笹を切り取ったり除去したりすることです。

 空き缶や空き瓶など、通行中の車窓からポイ捨てする不心得者が後を絶たず、最初に空き缶拾いを行いました。とりわけ、途中にある駐車帯では、休憩駐車中にゴミを捨てる人が多く、フェンスを設置する前は、古タイヤや古くなった石油ストーブ、壊れた自転車等を道路わきの雑木林や竹林に放り投げる者も多く、落ち葉に埋もれているもののおそらくおびただしいゴミが今でも放置されているものと思われます。

■夏休み明けに児童の皆さんが躓かないように安全に登下校ができるよう、丁寧に路上に繁茂する雑草を刈り取りました。草刈り機で刈った後、箒で草や落ち葉や枯れ枝を掃き寄せて、数メートルおきに集めて置き、あとで回収して除去することで、通学路は見違えるようにきれいになりました。

 少子化が進み、地元の子ども会も統合され、現在では地元の北野殿、中野殿、東野殿で、藤井坂の通学路を利用する小学生の数は14、15名となってしまいました。筆者が小学生のころは、遅刻しそうになったとき、たまたま学校に出勤する校長先生の自転車の荷台に乗せてもらったことが何度かありました。当時、この藤井坂は未舗装で、路上には石ころや木の根がむき出しで、それらが自転車の荷台に振動として伝えられ、必死に校長先生の腰にしがみついても、お尻が痛かったことを思い出します。

 いまでは、歩道が通学路として確保され、道路との間は、以前は縁石だけでしたが、数年前に、冬期の路面凍結で走行車両がスリップすることがしばしば起きたため、3年ほどかけて安中市がガードレールを設置しました。

 その際、道路沿いの雑木林へのアクセスが十分確保されなかったことから、道路沿いの森林の雑木が繁茂しても、伐採作業のため森林に入り難くなったため、台風や積雪による倒木のリスクが増大しています。道路沿いを走る電線は、東電がときどき電線に干渉する樹木の伐採を行っていますが、対症療法的なため、倒木による交通への支障リスクは年々増加しています。

■1時間余りの作業のあと、参加者にはミネラルウォーターが1本ずつ配布され、汗で失われた水分を補給しました。幸い、体調不良者もなく、無事故で作業を終えることができ、2学期を地元児童らが安心して迎えられる通学環境の整備が整いました。

【岩野谷4区3組班長からの報告】

 

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国有林内の林道に捨てられた有害スラグにフタをする工事を、国が大同特殊鋼に丸投げ!

2023-08-20 22:34:21 | スラグ不法投棄問題

渋川市小野子字裸岩の国有林地内の現場に設置されている工事内容を表示する看板。あたかも関東森林管理局が発注者であるかのような記載となっている。

 

■海なし県の群馬県ですが、第二次大戦前から豊富な水力発電の電気を利用した製錬事業者が操業しています。大同特殊鋼渋川工場(1937年操業開始、関東電気製錬㈱から1938年に関東製鋼㈱に社名変更、1964年の関東製鋼(株)と大同製鋼(株)の合併により大同特殊鋼㈱渋川工場となる)と、東邦亜鉛安中製錬所(1937年操業開始、日本亜鉛製錬㈱から1941年に東邦亜鉛㈱に社名変更)です。奇しくも日中戦争勃発の1937年に操業を開始し、鉄と非鉄材料の分野で戦後も事業を拡大し、副産物として大量の有害スラグを排出し、県内各地に不法投棄を続けてきたこと、政治力を駆使して行政に影響力を行使し、スラグ問題を矮小化してきてことなど、ブラックな話題として共通性の多い両事業者です。

 

 さて、そのうち製鋼業を営む大同特殊鋼渋川工場では、年間2万5千トンのフッ素や六価クロムを含む鉄鋼スラグを副産物として排出していますが、その多くが公共工事の路盤材として堂々と不法投棄されてきました。その実態について、当会はこれまで継続して問題提起をしてきました。しかし、国も群馬県も渋川市をはじめとする県内自治体も、当会の指摘に対して極めて及び腰で、しかも不法行為を隠ぺいする姿勢を取り続けてきたことは、すでに報告してきたとおりです。

 

 そうした中で、当会の渋川支部を通じて、久しぶりに大同スラグに関する情報提供が寄せられました。その内容たるや、国有林に有害スラグが投棄してあるにもかかわらず、国有林の管理責任者である国の機関の林野庁は、事の重大性に関心を示さず、有害スラグを撤去すべきところ、工法も含めて対策工事を原因者である大同特殊鋼㈱に丸投げして、自らはオブザーバー役として傍観者的に参加しているという、これまで行政の体たらくを十分認識してきた当会にとっても、俄かに信じられないような驚くべき情報提供でした。現地情報については当会渋川支部のブログ記事をご覧ください。

〇2023年08月17日:【レポート】夏休み恒例スラグ調査①

http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/40595576.html

 当会では、このとんでもない情報に接して、正式に文書にして、国に報告するとともに、直ちに是正措置を求める必要を痛感し、「上申書」として次の文書を作成し、令和5年7月11日(火)午前11時半に、前橋市岩神町の林野庁関東森林管理局を訪れました。

 

*****7/11林野庁関東森林管理局あて上申書*****

                          令和5年7月11日

〒371-8508群馬県前橋市岩神町4-16-25

関東森林管理局

森林整備部森林整備課 御中

電話:027-210-1155(代表)

写し:〒100-8952東京都千代田区霞が関1-2-1

   林野庁 森林整備部整備課⇒国有林野部業務課 御中

   電話:03-3502-8111(代表)

 

          〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号

          市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢

          TEL: 090-5302-8312(代表・小川)

          FAX: 027-224-6624(事務局)

 

上申書(群馬県渋川市の国有林地内におけるスラグ対策工事についての上申)

 

拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 弊団体は、行政およびその関連機関を外部から監視し、当該機関による権限の不当な行使ないしは不行使による一般国民への権利利益侵害、並びに税金を原資とした公的資金の濫費について、調査および救済の勧告を図る活動をしている民間団体です。その活動方法としては、行政事件に関わる住民監査請求や住民訴訟にまで及ぶことがあり、そのための情報の入手手段としては、住民等からの情報提供のほか、行政への公開質問や情報開示請求等を活用しております。

 さて、群馬県渋川市小野子字裸岩の国有林地内におけるスラグ対策工事について、下記に示す問題が指摘されます。そのため、直ちに中止して、スラグ撤去を行う工事を、関東森林局が発注者となって適切に実施するよう、何卒、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。

 なお、ご検討結果について、お手数をおかけして恐縮ですが、7月28日(金)までに文書で上記連絡先FAX(027-224-6624)あてにお送りいただけますと幸いです。

                   記

1 工事の内容

  本件工事は次の工事関係者によって施工されるスラグ対策工事です。(資料1参照)

   ・オブザーバー 関東森林管理局森林整備部森林整備課

   ・発注者    大同特殊鋼株式会社

   ・受注者    国土防災技術株式会社

  本件工事が目的としているスラグ対策は、スラグを撤去せずに存置し、その上に下層路盤工としてクラッシャーランC-40、上層路盤工として粒度調整砕石M-40を敷き込み、表層工に密粒度アスコン(アスファルト)を施す工事のようです。スラグ撤去費が工事別数量内訳書に見られないことから、スラグにアスファルトでフタをする工事と考えられます。(資料2参照)

 

2 上申事項

  本件工事は以下に示す理由から、いったん中止し、関東森林管理局が発注する工事としてスラグを撤去する工事に切り替えるよう求めます。

 

 【理由その①】関東森林管理局が行う工事ではないこと。

  地方財政法には次の規定があります。

               *****

   (国がその全部又は一部を負担する建設事業に要する経費)

   第十条の二 地方公共団体が国民経済に適合するように総合的に樹立された計画に従つて実施しなければならない法律又は政令で定める土木その他の建設事業に要する次に掲げる経費については、国が、その経費の全部又は一部を負担する。

    一 道路、河川、砂防、海岸、港湾等に係る重要な土木施設の新設及び改良に要する経費

    二 林地、林道、漁港等に係る重要な農林水産業施設の新設及び改良に要する経費

    二の二 地すべり防止工事及びぼた山崩壊防止工事に要する経費

    三 重要な都市計画事業に要する経費

    四 公営住宅の建設に要する経費

    五 児童福祉施設その他社会福祉施設の建設に要する経費

    六 土地改良及び開拓に要する経費

               *****

  国有林の林道工事については、国が建設工事をやらなければなりません、それを関東森林管理局がオブザーバーとはどんな工事なのでしょうか?

  そのほかの法律もあろうかと思いますが、コンプライアンスの観点から、法令を遵守していただく意味からも、ぜひ関東森林管理局が発注者となって責任ある工事を適切に実施していただきますよう強く要請します。

  もちろん大同特殊鋼株式会社が投棄したスラグの撤去費用について大同特殊鋼株式会社に費用負担を求めることについて、当会は異議を挟むものではありません。

 

 【理由その②】有害物質を含む大同スラグは撤去し適切に処理しなければならないこと。

  大同特殊鋼株式会社が投棄したスラグは、環境基準を超える六価クロムやフッ素が含まれており、群馬県が違法有害廃棄物に認定しています。(資料3参照)

  この有害スラグを管理できる場所は廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第7条第1項第14号ハの管理型最終処分場のみです。国有林は私設の産業廃棄物処分場ではないので、スラグを撤去して管理型最終処分場で管理しなければならないはずです。

 

 【理由その③】スラグによる住民の生活環境への汚染リスクを排除すること。

  スラグが投棄されている渋川市小野子字裸岩の現場のすぐ下流に渋川市の水道で使用する貯水池があります。有害スラグが残置されたままですと、渋川市民が将来の水質汚染を心配し続けなければなりません。どうか、渋川市民の安全・安心な生活環境を保全できるよう、ご配慮ください。

 

3 関連(参考)資料等

  以下の関連資料を参考までに添付します。

  資料1:国有林地内「木の間林道地先作業道」設計鑑

  資料2:国有林地内「木の間林道地先作業道」設計書(抜粋)

  資料3:群馬県のスラグ廃棄物認定

 

                                     敬具

=====関連資料=====

**********

 

■あらかじめアポイントを取り、当日、森林整備部森林整備課の森川真紀・課長補佐ほか2名の計3名と面談し、上申書を提出しました。そのうえで、発注者を大同ではなく国にあらため、有害なフッ素入りスラグを残置するのではなく、きちんと撤去し、高世代に環境リスクを残さないように配慮するように申し入れました。

 

 そして、国交省の高崎河川国道事務所の場合、国がスラグの撤去のための工事を毎年度計画的に発注していること、負担はすべて大同に転嫁していることも説明しました。さらに、上記の文書で指定した期限である7月28日(金)までに文書で回答するように強く申し入れました。

 そのあと当会は、別件で東京地裁に行って訴状を提出した後、隣の農林省のある合同庁舎を訪れ、窓口で「林道整備の担当部署である『森林整備部整備課』の担当者に面談したい」と申し入れました。すると窓口の女性があちこちあたったところ、国有林地内の林道は、「国有林野部の業務課」が担当部署であることが判明し、農林省の北館814室に行くよう告げられてゲートパスを渡されました。

 そのパスを、農林省入口のゲートチェックにかざして中に入り、左手の奥をさらに右手に入り、突き当たりを2階に階段で上り、渡り廊下を通って北館の最上階の8階までエレベータで行きました。ようやくたどり着くと、林野庁国有林野部業務課の澤井孝仁・課長補佐(路網整備班担当)(電話03-6744-2325)と加藤正治・森林土木専門官が応対に出てきました。

 そこで、午前中前橋の関東森林管理局を訪れ手渡しした上申書の写しを手渡し、同じく説明を彼らにしました。そして、大同スラグによる群馬県内各所において官民事業で大量に有害物質として違法な使われ方をしている実態を伝えました。果たして、どの程度身に染みたのかわかりませんが、いちおう一生懸命メモをとっていました。

 

■その後、7月27日(木)午後7時37分に関東森林管理局の森林整備部森林整備課の森川課長補佐から当会代表あてに電話で「明日7月28日が回答期限となっているが、局内での稟議に時間がかかっており、明日までに回答することが難しい。局内の手続きが完了したら、回答するようにしたい」という趣旨の連絡がありました。

 しかし、現時点ではまだ当会への回答の時期について、関東森林管理局から何も連絡が来ておりません。このまま、うやむやにするつもりなのか、それともどのようなかたちで回答すべきか迷っているのか、もう少し様子を見たいと思います。

■なお、上述のとおり、大同スラグが上武国道に大量に不法投棄されてきた件についても、当会は一貫して追及してきました。こちらのほうも先日、国交省関東地方整備局高崎河川国道事務所に上申書を提出したところ、「文書での回答ではなく口頭での回答にしてほしい」として、 同事務所で担当課長から口頭で説明されたことがあります。

 いずれにしても、大同スラグの不法投棄を助長してきた行政、とりわけ群馬県と渋川市への不信感は当会として根強いものがありますが、国についても、同様なのか、それとも、きちんとコンプライアンスに則った対応をしてくるのか、注目したいと思います。

 

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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お得意の「友達行政」?…県観光PR番組制作業務を巡り設立3か月目の会社に優先交渉権を与えた一太知事

2023-08-12 21:21:59 | 県内の税金無駄使い実態

「成田悠輔氏とひろゆきの初対面!リハック旅in群馬」と題するYouTube番組の一シーン。向こう側の中央でうつむき加減に草津節をうたいながら湯もみ板を動かしているのが一太知事。なお、宇留賀副知事も同行し出演 【ひろゆき&成田悠輔の温泉旅】共同浴場で事件発生?経産省からの刺客【Re Hack旅】#2 - YouTube  

■群馬県は、事業に必要な土建工事の設計・施工、物品の調達などを外部に発注するために、事業者といろいろな形で契約を行っています。その形態として、土木・建築・設備、物品などのハードウエア関連の場合は入札のかたちを取っており、他方、調査・委託といった役務サービスのようなソフトウエア関連の業務では、入札のほかにプロポーザル評価方式による公募のかたちを採用しています。とりわけ、新たに事務事業を企画、立案、試行しようとする際に、コンサルタントなど専門業者のノウハウや知見を借りる必要があるとして、数百万円のオーダーの予算規模で数多くの公募をしていることが、県のHPからわかります。

※群馬県HP「入札/公売/公募」

https://www.pref.gunma.jp/site/nyuusatsu/list135-774.html

 

 7月21日現在、県のHPに掲載されている公募案件は以下のとおりです。

 

*****【公募】プロポーザル等*****

2023年7月21日【公募】群馬県消防学校における給食業者の募集について

2023年7月21日【公募】令和5年度ぐんまガバメントピッチ開催業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月19日【公募】令和5年度インバウンド誘客デジタルプロモーション事業に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月18日【公募】令和5年度ぐんまちゃん公式TikTok運営業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月14日【公募】共創プロジェクト推進によるビジネスモデル構築支援業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月14日【公募】車両積載カメラとAIを活用した路面性状調査業務 公募型プロポーザルの実施について

2023年7月14日【公募】「地域の稼ぐ力向上モデル事業運営業務」に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月14日【公募】「令和5年度 アトツギベンチャー支援事業」に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月13日【公募】群馬県奨学給付金システム整備及び保守管理業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月13日【公募】令和5年度 社会資本総合整備(防災・安全)(総流防・土砂洪水氾濫) 土砂・洪水氾濫流域調査検討業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月11日【公募】群馬県リトリート動画広告配信事業に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月11日【公募】ぐんま Tech EXPO 2023 運営・会場設営等業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月10日【公募】特殊詐欺被害防止キャンペーンにおける被害防止の啓発及び電話対策機器普及啓発業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月10日【公募】令和5年度課題解決型新事業創出カリキュラム実施業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月7日【公募】「群馬県PR生放送番組制作配信業務」に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月7日【公募】令和5年度タイ市場向けYouTuber招請事業に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月7日【公募】令和5年度米国・豪州市場向けYouTuber招請事業に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月7日【公募】令和5年度台湾市場向けYouTuber招請事業に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年7月3日【公募】令和5年度職業訓練等業務委託(1年未満コース・7月公募)に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月30日【公募】群馬県特別高圧電力価格高騰対策支援金受付等業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月30日【公募】ぐんま三大梅林フォトコンテスト実施業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月30日【公募】令和5年度ぐんま三大梅林宝探し実施業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月28日【公募】「SNSインフルエンサーを活用した群馬県PR番組制作業務」に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月28日【公募】令和5年度県民幸福度アンケート調査・分析業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月27日【公募】令和5年度ぐんま施設園芸省エネ転換緊急対策事業受付等業務に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月26日【公募】令和5年度伝統文化のサブスクリプション事業企画運営業務に係る公募型プロポーザルを実施します

2023年6月26日【公募】「事業多角化・新分野進出支援セミナー事業」に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月23日【公募】「中尾県営住宅建替事業におけるPPP/PFI導入可能性調査業務」に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月16日【公募】「令和5年度群馬県韓国渡航関係手配業務」委託に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年6月9日【公募】探知犬医学研究に係る公募の実施について(食品・生活衛生課)

2023年6月9日【公募】地産地消型PPA(群馬モデル)電力供給先事業者の募集について

2023年6月6日【追加公募】令和5年度「ぐんまAgri×NETSUGEN共創」実証事業公募型プロポーザル実施について

2023年6月1日【公募】令和5年度タワーヤーダ実証事業(作業工程省力化モデル)業務委託に係る公募型プロポーザルの実施について

2023年5月31日【公募】群馬県立小児医療センター患者給食業務委託業者の募集について

2023年5月26日【公募】令和5年度タワーヤーダ実証事業(下げ荷集材モデル)業務委託に係る公募型プロポーザルの実施について

**********

 

 また、その結果についても県のHPの同じURLの「落札情報等」で公表されています。

 

*****【落札情報等】*****

2023年7月21日【落札公告】有害大気汚染物質分析システム賃借に係る一般競争入札結果

2023年7月21日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度ぐんま施設園芸省エネ転換緊急対策事業受付等業務委託)

2023年7月20日◆公募型プロポーザル結果の公表(「ペットとの共生推進イベント(仮称)」企画運営等業務)

2023年7月19日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度経営強化等セミナー実施業務委託)

2023年7月18日◆公募型プロポーザル結果の公表(「海外有識者招聘事業渡航等手配業務」)

2023年7月18日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県消費者被害防止のための地域見守り力アップ講座業務委託事業者選定に係る審査結果について)

2023年7月14日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度群馬県LPガス利用者負担軽減事業業務)

2023年7月13日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県立小児医療センター患者給食業務委託)

2023年7月13日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度群馬県地域子育て支援拠点事業所職員等研修事業【中堅職員向け】)

2023年7月13日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度群馬県子育て支援員研修事業【地域保育コース・地域子育て支援コース】)

2023年7月11日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県ぐんま暮らし・外国人活躍推進課公式Facebookのベトナム語版の運用、広告配信及び関係機関との連携)

2023年7月10日◆公募型プロポーザル結果の公表(特別支援教育就学奨励費システム導入及び保守運用業務委託)

2023年7月7日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度放課後児童支援員研修事業(認定資格研修・資質向上研修))

2023年7月5日【落札情報】令和5年度に会計管理課が執行した入札(書面)の入札結果一覧

2023年7月4日◆公募型プローポザルの結果の公表(令和5年度障害者テレワーク支援事業)

2023年7月4日◆公募型プロポーザル結果の公表(多文化共生・共創パーク(仮称)実施業務)

2023年7月3日◆【落札情報等】群馬コンベンションセンター脱炭素化可能性調査委託に係る一般競争入札の結果(落札者なし)

2023年6月30日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度ぐんまアクセラレーションプログラム実施業務)

2023年6月30日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度有機農産物販路拡大業務)

2023年6月30日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度群馬県高等学校等「情報I」オンライン学習サービス導入事業)

2023年6月29日【落札情報等】群馬県総合スポーツセンター他脱炭素化可能性調査委託に係る一般競争入札

2023年6月27日【落札情報等】群馬県社会福祉総合センター脱炭素化可能性調査委託に係る一般競争入札の結果

2023年6月23日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県IT人材育成×女性就労支援 MAITSURUプロジェクト2023(専門知識を身につけ正規雇用やキャリアアップを目指す方向け))

2023年6月20日【落札公告】群馬県立図書館所蔵資料のデジタルデータ作成業務一式の委託に係る一般競争入札

2023年6月19日◆公募型プロポーザル結果の公表(りんご「紅鶴」デビューイベント企画運営等PR業務)

2023年6月16日【落札公告】群馬県計量検定所ほか6施設で使用する電気に係る随意契約相手方決定について

2023年6月15日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度肥料価格高騰対策事業 群馬県担い手育成総合支援協議会申請受付センター運営委託業務)

2023年6月14日◆公募型プロポーザル結果の公表「tsukurunメタバースプロジェクト企画・運営業務」

2023年6月12日◆公募型プロポーザル結果の公表「オンライン診療ステップアップ・プログラム」

2023年6月12日◆公募型プロポーザル結果の公表(「グンマ・シューカツ・ネットワーク」事業)

2023年6月8日◆公募型プロポーザル結果の公表「令和5年度仲間をつくってがん検診を受けようキャンペーン」

2023年6月7日【落札広告】「デュアルサーボドライブベンダー」購入に係る条件付一般競争入札の結果について

2023年6月2日◆公募型プロポーザル結果の公表「tsukurun Digital Creative Contest(仮称)企画・運営業務」

2023年6月1日◆公募型プロポーザルの結果公表(令和5年度群馬県ひきこもり支援のための広域的居場所づくり事業)

2023年6月1日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度群馬県働き方改革推進事業他)

2023年5月30日【落札公告】令和5年度パーソナルコンピュータ及び関係機器一式の賃貸借(ノート型パソコン2台)に係る一般競争入札結果

2023年5月26日【落札公告】令和5年度パーソナルコンピュータ及び関係機器一式の賃貸借に係る一般競争入札結果

2023年5月26日◆公募型プロポーザル結果の公表(「群馬県企業等対抗社会人eスポーツリーグ2023」開催業務)

2023年5月26日◆公募型プロポーザル結果の公表(若者の「ライフデザインを考える」セミナー・ワークショップ等実施業務)

2023年5月24日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県庁舎31階マルシェ&キッチンにおけるキャッシュレ ス決済を活用した指定納付受託業務)

2023年5月24日◆公募型プロポーザル結果の公表(「U19eスポーツ選手権2023」及び「第3回全日本eスポーツ実況王決定戦」開催業務)

2023年5月24日◆公募型プロポーザル結果の公表(「始動人Jr.育成事業2023」業務委託)

2023年5月23日◆公募型プロポーザル結果の公表(県民広場等オープニングフェス(仮)企画運営業務)

2023年5月17日◆公募型プロポーザル結果の公表(「ぐんまの次世代産業リーダー育成講座(仮)」業務委託)

2023年5月16日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度群馬県外国人材発掘支援事業業務)

2023年5月12日◆公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度学生向け起業機運醸成事業)

2023年5月12日【落札公告】令和5年度 定例会等における群馬県議会議事堂警備・巡視業務委託に係る一般競争入札結果について

2023年5月12日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県知事選挙啓発デザイン等制作業務)

2023年5月9日◆公募型プロポーザル結果の公表(DAOのルールメイキングに向けた調査研究業務)

2023年4月28日◆公募型プロポーザル結果の公表(電子請求システム実証実験運営業務委託)

2023年4月28日◆【4月28日】公募型プロポーザル結果の公表(令和5年度「ぐんまAgri×NETSUGEN 共創」実証事業)(農業構造政策課)

2023年4月26日◆公募型プロポーザル結果の公表(若者のボランティア活動参加促進事業)

2023年4月24日◆公募型プロポーザル結果の公表(群馬県IT人材育成×女性就労支援 MAITSURUプロジェクト2023(在宅や短時間など柔軟に働きたい方向け))

2023年3月24日【落札情報】令和4年度に会計管理課が執行した入札(書面)の入札結果一覧

**********

 

■ところで、上記の公募型プロポーザル等のリストにも、落札情報等のリストにも入っていない案件があります。「群馬県観光PR番組制作業務」という案件です。

 

 この業務名からすると産業経済部観光魅力創出課が担当部署だと誰しも思うでしょう。例えば、赤字で示した次の案件が、観光魅力創出課の担当となっています。

  • 2023年7月19日【公募】令和5年度インバウンド誘客デジタルプロモーション事業に係る公募型プロポーザルの実施について
  • 2023年7月11日【公募】群馬県リトリート動画広告配信事業に係る公募型プロポーザルの実施について
  • 2023年7月7日【公募】令和5年度タイ市場向けYouTuber招請事業に係る公募型プロポーザルの実施について
  • 2023年7月7日【公募】令和5年度米国・豪州市場向けYouTuber招請事業に係る公募型プロポーザルの実施について
  • 2023年7月7日【公募】令和5年度台湾市場向けYouTuber招請事業に係る公募型プロポーザルの実施について

 

 一方、知事戦略部メディアプロモーション課が担当している案件は、次の青字の案件です。

  • 2023年7月7日【公募】「群馬県PR生放送番組制作配信業務」に係る公募型プロポーザルの実施について
  • 2023年6月28日【公募】「SNSインフルエンサーを活用した群馬県PR番組制作業務」に係る公募型プロポーザルの実施について

 

 さて、先ほどの「群馬県観光PR番組制作業務」ですが、調べてみると、なぜか観光魅力創出課ではなく、メディアプロモーション課が、観光PR番組の制作を実施しています。また、優先交渉者はtonariという会社となっています。しかし、上述の通り、群馬県のHPを検索してもすでに削除されてしまっており、公募の内容や選定の過程が全く分かりません。そこで当会は、次の内容で知事に対して公文書開示請求書を7月5日付で提出しました。

 

*****7/5群馬県公文書開示請求書*****

<開示を請求する公文書の内容又は件名>

知事戦略部メディアプロモーション課tsulunos室映像プロモーション係扱いで6月16日付にて「群馬県観光PR番組制作業務」に係る公募型プロポーザル結果が県HPで公表されました。ついては、この業務に係る以下の情報。

(1) 群馬県観光PR番組制作業務の企画提案要領の内容(現在HPから削除されている)。

(2) 公募により、この業務の委託先を選定するということを決めた過程が分かる情報。とりわけ、なぜ産業経済部戦略セールス局観光魅力創出課でなく、メディアプロモーション課が観光PR番組の制作を実施することになったのか、その協議の経緯(端緒と結果)が分かる情報。

(3) 公募に応募して提出されたすべてのプロポーザルの内容。

(4) 選定された優先交渉者は(株)tonariとあるが、その選定の決め手となったプロポーザル審査の評価内容が分かる情報。

(5) この優先交渉者に対する群馬県のこれまでの発注履歴や県関係者との接触歴が分かる情報。

**********

 

■この結果、7月19日に群馬県メディアプロモーション課から以下のとおり開示に関する決定通知の連絡があり、7月20日13時30分に県庁2階で開示を受けてきました。

 

*****7/19群馬県公文書開示決定通知書*****

(1) 群馬県観光PR番組制作業務の企画提案要領の内容

(2) 公募により、この業務の委託先を選定するということを決めた過程が分かる情報(なぜ産業経済部戦略セールス局観光魅力創出課でなく、メディアプロモーション課が観光PR番組の制作を実施することになったのか、その協議の経緯(端緒と結果)が分かる情報を除く。)

(3) 公募に応募して提出されたすべてのプロポーザルの内容のうち、優先交渉者分

 

*****7/19群馬県公文書部分開示決定通知書*****

(4) 優先交渉者は((株)tonari)の選定の決め手となったプロポーザル審査の評価内容が分かる情報。

◆不開示部分及びその理由

①文書名:群馬県観光PR番組制作業務公募型プロポーザルの審査表について

 開示しない部分:審査表中、優先交渉者を除く法人名部分

  該当条例;群馬県情報公開条例第14条第3号イ該当

  開示しない理由:上限を700万円として企画提案要領及び仕様書に基づく具体的な提案を求める事業であることから、企画提案要領と併せて法人名が公になることで、当該法人が上限金額で仕様書の内容を対応可能であることが公になり、今後ビジネスを行う際の競争上の地位を害する恐れがあるため。

②文書名:「群馬県観光PR番組制作業務」公募型プロポーザルにかかる優先交渉者の決定について

 開示しない部分:優先交渉者を除く法人名部分

  該当条例:群馬県情報公開条例第14条第3号イ該当

  開示しない理由:上限を700万円として企画提案要領及び仕様書に基づく具体的な提案を求める事業であることから、企画提案要領と併せて法人名が公になることで、当該法人が上限金額で仕様書の内容を対応可能であることが公になり、今後ビジネスを行う際の競争上の地位を害する恐れがあるため。また、優先交渉者以外の審査における具体的な評価点数

及び順位が公になることで、優先交渉権を得られなかった事業者及び審査で下位になった事業者が今後ビジネスを行う際の競争上の地位を害する恐れがあるため。

③文書名:②と同じ

 開示しない部分:個別の審査表における「特記事項」部分

  該当条例:群馬県情報公開条例第14条第3号イ該当

  開示しない理由:記載内容に企画提案書で示された内容(タレント名等)が含まれており、公にすることにより提案内容が明らかとなり、当該法人のビジネスにおける競争上の地位や信用を害する恐れがあるため。

  該当条例:群馬県情報公開条例第14条第6号該当

  開示しない理由:企画提案書の該当項目に関する審査員の個人的な意見が書き込まれている箇所であり、公になることで審査員の審査傾向が公になることから、今後県が実施するプロポーザル公募の審査に支障を来す恐れがあるため。

 

*****7/19群馬県公文書不開示決定通知書*****

(2) なぜ産業経済部戦略セールス局観光魅力創出課でなく、メディアプロモーション課が観光PR番組の制作を実施することになったのか、その協議の経緯(端緒と結果)が分かる情報

(3) 公募に応募して提出されたすべてのプロポーザルの内容のうち、優先交渉者以外の提出分

(5) この優先交渉者に対する群馬県のこれまでの発注履歴や県関係者との接触歴が分かる情報

◆不開示部分及びその理由

(2) 不開示文書名:なぜ産業経済部戦略セールス局観光魅力創出課でなく、メディアプロモーション課が観光PR番組の制作を実施することになったのか、その協議の経緯(端緒と結果)が分かる情報

 開示しない理由:プロポーザル公募の実施にあたり、PR番組の番組ジャンルを「観光」とすることについて、観光魅力創出課等との協議を実施しておらず、本件請求に係る公文書を取得及び作成していないため。なお、群馬県の知名度向上のためより多くの視聴者が獲得できる方法でPR番組を制作するにあたり、特定の番組ジャンルに絞らず公募を行うと、提出される企画提案書の方向性が定まらず、審査の実施に支障を来すこと、「観光」というジャンルが、最も多くの年代が求める情報と考えられ、ブランド推進等他のジャンルにも派生させやすいというのが理由であり、起案実施時、メディアプロモーション課長にも口頭で説明を行っているほか、観光魅力創出課長に審査員を依頼した際、事業内容を口頭で説明し、了解を得ている。

(3) 不開示文書名:公募に応募して提出されたすべてのプロポーザルの内容のうち、優先交渉者以外の提出分

 開示しない理由:群馬県情報公開条例第14条第3号イ該当。企画提案の内容には提出した法人が企画提案要領に定める上限金額内で対応可能なPR番組制作の具体的な内容、番組出演の提案が可能な有名人等の情報、決算情報等財務に関する情報、他団体との取引の具体例等が記載されており、公にすることにより、当該法人が今後ビジネスを行うにあたってのノウハウや信用等に多大に影響する情報が記載されているため。また、上限を700万円として企画提案要領及び仕様書に基づく具体的な提案を求める事業であることから、企画提案要領と併せて法人名が公にすることで、当該法人が上限金額で仕様書の内容を対応可能であることが公になり、今後ビジネスを行う際の競争上の地位を害する恐れがあるため。

(5) 不開示文書名:この優先交渉者に対する群馬県のこれまでの発注履歴や県関係者との接触歴が分かる情報

 開示しない理由:優先交渉者である株式会社tonariと群馬県との間に発注履歴が存在しておらず、本件請求に係る公文書を取得及び作成していないため。

**********

 

■当会による今回の情報開示請求の端緒となったのは、群馬県観光PR番組制作業務の公募型プロポーザル方式で選定された会社が、株式会社tonariだったことに注目したからでした。

※株式会社tonariのURL↓

https://www.pref.gunma.jp/site/nyuusatsu/212760.html

 

 この株式会社tonariは、商業登記簿(履歴事項全部証明書)によると2023年3月3日に成立したばかりの会社で、本店所在地は東京都港区東麻布1-9-11-1404、資本金200万円、目的は①写真、動画及びグラフィックアートの企画、制作、配信及び販売②動画投稿者、芸能タレント、音楽家などの育成、教育及びマネージメント業務、③インターネットを利用した各種情報処理サービス及び情報提供サービスをはじめ、⑩モデル、ロケコーディネート、撮影などのキャスティング業務、⑮人材派遣業務、⑯飲食店等の企画及び経営など、多岐に亘っています。同社の役員構成は、取締役が高橋弘樹、曹俏、前田夢有で、代表取締役が高橋弘樹となっており、今年3月13日に東京都中央区佃2-1-2-3506から本店移転しました。

 

 ネットで検索すると、tonariの代表取締役の高橋弘樹氏は、2023年3月にテレビ東京から独立して新メディア『ReHacQ』を立ち上げた映像ディレクターで、テレビ東京入社後、テレビでは『家、ついて行ってイイですか?』などを企画・演出した人物であることがわかります。同番組でギャラクシー賞、民放連賞を受賞し、Webでは『日経テレ東大学』を企画・制作統括に携わりチャンネル登録者は100万人超ということです。

※高橋氏のプロフィール

https://to-na-ri.jp/portfolio/takahashi

 

■この新メディア『ReHacQ』(リハック・キュー)というのは、今はやりのユーチューブで、高橋弘樹氏は、昨年6月9日に草津温泉から発信したコンテンツでは、山本一太知事も出演しています。

https://fc0373.hatenablog.com/entry/2022/06/09/210302#%EF%BC%91%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%80%E5%A4%AA%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%84

#1群馬県知事 山本一太との出会い

 群馬県知事 山本一太と合流して、射的でとったぬいぐるみを見せる成田。ということで、成田&ひろゆきリハック旅第一弾は終了。成田悠輔、ひろゆき、山本一太が揃いながらも、今のところ全く中身ゼロである(笑)

 ここまでの全編はこちらの動画から↓

【ひろゆき&成田悠輔が暴走】Re:Hack旅!蛭子さんの偉大さを知る【草津温泉へ】

https://www.youtube.com/watch?v=S6X4Rdws_lY

※当会注:現在、山本知事が出演しているこの動画は上記のブログでは非公開になっているため、次のYouTubeをご覧ください。

【ひろゆき&成田悠輔が暴走】Re Hack旅!蛭子さんの偉大さを知る【草津温泉へ】#1

https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=%e3%81%b2%e3%82%8d%e3%82%86%e3%81%8d%26%e6%88%90%e7%94%b0%e6%82%a0%e8%bc%94%e3%81%8c%e6%9a%b4%e8%b5%b0&mid=8EDF78E49E1CAF7A26E08EDF78E49E1CAF7A26E0&ajaxhist=0

【ひろゆき&成田悠輔の温泉旅】共同浴場で事件発生?経産省からの刺客【Re Hack旅】#2 - YouTube

【ひろゆき&成田悠輔の爆笑旅】見参!自称・「通りすがりの竹中平蔵」【カリカリ梅、爆買い】#3 - YouTube

【ひろゆき&成田悠輔の旅!完結】感動!?ひろゆきと成田の正体を暴く【小中高生と討論】#4 - YouTube

 

■今回の情報開示請求で開示された企画提案要領によると、群馬県観光PR番組制作業務の目的は、「群馬県の観光振興のため、PR番組の制作及び発信を行う」とあり、業務仕様書には委託業務概要として「群馬県の観光素材の魅力を発信するPR番組を制作し、発信することにより、観光入込客の増加につなげるとともに、群馬県の知名度向上を目指す」と記されています。

 

 また、業務仕様書では委託業務内容及び提案事項として、YouTubeを想定した番組の制作・発信を行い、発信後1か月及び発信日から令和6年2月までの当該番組の視聴者数、年代、性別等の視聴者データを分析し、報告書を一次報告書と最終報告書を提出するとしています。また、制作動画の合計再生回数30万回を目標としています。さらに県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」の動画作成用素材の提供を行うとしています。

 

 業務仕様書の最後の「10 その他」を見ると、契約は選定業者と県が改めて細部を打ち合わせ、仕様書の内容を変更できるとしています。

 

 企画提案要領には、事業見積限度を700万円(消費税含む)とし、契約期間は令和6年3月31日としていて、審査は、応募各社が提出した企画提案書とプレゼン用動画等で行い、評価点の内訳は、次の通りとなっています。

 ・趣旨・目的の理解(事業の趣旨と仕様書の内容の理解) 【5点】

 ・番組企画内容(独創性・訴求効果)          【40点】

 ・番組広報企画(視聴数増加への取り組み)       【15点】

 ・その他提案(効果的なサービスの提供・提案)     【15点】

 ・積算(企画・実施体制等に係る金額の妥当性)     【10点】

 ・実施体制等(業務遂行能力、事業実績)        【5点】

 ・総合評価(全体的な整合性)             【10点】

 

 そして、「12 契約」には、驚くべき記載があります。それは、「企画提案内容がそのまま契約内容となるものではなく、具体的な契約内容及び委託金額は、群馬県との交渉で決定する」として、「委託料の支払いは、原則として事業完了後の精算払とする」とあることです。

 

 この契約条件をそのまま解釈すると、具体的に締結される契約内容と契約金額は、予算の700万円の上限を超えたものでも可能ということになります。こんな契約のやり方が群馬県では通用するようです。

 

 こうして、企画提案書(プロポーザル)の公募には県内外の9社が応募し、そのうち1社が企画提案書提出前に辞退の申し出あり、残る8社のプロポーザルの採点が、メディアプロモーション課の課長、室長、次長、係長、主任、副主幹により行われ、株式会社tonariが344点、次点の会社が338点ということで、高橋弘樹氏のtonariが優先交渉者として決定されました。優先交渉者に決まれば、よほどのことがない限り、契約締結となるため、受注したのも同然と考えられます。

■一般的に、今年3月3日に設立されたばかりの新会社が、わずか3か月後に公の仕事を簡単に受注できるとは考えにくいことです。それだけに、山本一太知事かネット戦略アドバイザーかのどちらか、あるいは両方が、高橋弘樹氏と繋がっており、新しい会社に対して、御祝儀的に仕事を与えたのではないかと推察してしまうのは、当会だけではないでしょう。

 

 開示された各社の採点結果の集計表は以下のとおりですが、おそらくまともな審査をしていない可能性があります。肝心の県職員による総合評価の欄は黒塗りですが、ぜひ、読者の目で、この採点表から、税金の無駄遣いに直結しかねない一太知事が直接率いる知事戦略部を舞台とした「友達行政」の実態を解き明かしていただければ幸いです。

 

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

 

※参考資料「株式会社tonariの企画提案書」

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赤城大沼のらんたん祭りイベントに群馬県台湾総会も参加・・・好評を博した文化体験コーナー

2023-08-06 22:27:08 | 国内外からのトピックス

赤城山の夏まつり 600個のランタンや台湾文化楽しめるコーナーも 群馬・前橋市(23/08/05)

群馬テレビ:https://www.youtube.com/watch?v=vWVUggyPLzk

 

■昨年に引き続き、今年も赤城山大沼湖畔でらんたん祭りが8月5日(土)と6日(日)にかけて開催されました。群馬県台湾総会も、文化体験コーナーを担当し、午前10時から午後3時まで、台湾式の習字とウーロン茶の淹れ方の体験を来場者の皆さんに楽しんでいただくために、数日前から準備を進め、当日朝、会場となった赤城山の覚満淵に流れ込む覚満川のわきに設置されたブースで、待機しました。

 

 朝8時に安中を出発したのですが、赤城山に登る道路は、すでにかなり混んでいて、ヒルクライムの練習中とみられるサイクリストのかたがたにも大勢すれ違いました。9時半すぎに現地に到着して、さっそく準備作業を開始しましたが、10時のスタートを前に、ブースに立ち寄る来場者もいらっしゃいました。

 

 海抜1345メートルの大沼は、麓の前橋市街地より10度は気温が低いと言われていますが、それでも日中は28度くらいとなり、日陰はまずます快適ですが、直射日光を受けるとかなり肌への刺激は答えます。

 

 筆者は、台湾式習字を担当しました。用意したのは、赤色の半紙で、一辺20センチの正方形をした半紙と、幅20センチ長さ1メートルの細長い半紙、それに毛筆、墨汁です。1人300円で、正方形の半紙1枚と、細長い半紙2枚に好きな文字を書いてもらいました。

 

 なぜ、赤色の用紙を使うのですか?という質問が多く寄せられました。めでたい色とされている赤い紙に金色や黒色で縁起の良い字を書いたものは、主として店舗や家の入口の左右に貼り、邪気を払って福を呼び寄せるための縁起物として台湾をはじめ中華圏では一般的です。中華圏の場合、赤色がめでたい色とされており、赤い紙に金や黒の字で書かれています。

 

 正方形は「斗方」と呼ばれ、この半紙を45度傾けて菱形に配置し、そこに「春」「福」「寶」など1文字を書きます。台湾の店舗や民家を訪れると、時々「春」や「福」が逆さまに貼られた状態のものを見かけますが、それは「春倒了(春をひっくりかえす)」が「春到了(春がやってくる)」と同じ発音になることと、春や福は天から地上に向かって降りて来るため、という説明を聞いたことがあります。

 

 細長い形をした半紙は「春條」と呼ばれています。「條」は細長いものという意味があります。この半紙には、主に4文字を書き入れますが、もちろん、それ以上の文字でも構いません。

 

 この「春條」は、入口の両側に2枚1組で使用されますが、縦長の赤い紙を「春聯」とも言います。

 

■漢字の習字というと、台湾の人は全員字が上手と思われがちですが、今回、来場いただいた参加者のかたは、大変上手な人はもちろん、子どもたちも概ね綺麗な字でした。やはり学校で、書道の「とめ」「はね」「はらい」といった基本的な運筆を習ったためと思われます。

 

 他方、台湾の人は、文字は全部漢字で表現するため、早く字を書くことが求められ、それに慣れているためか、いわゆる、くずし字のような漢字をすらすら書くのが得意です。なので、我々、書道の基本を学校でがちがちに教えられている日本人には、台湾の人が書く漢字がたいへんカッコよく、よけい上手に見えるのは無理もありません。

 

 習字体験コーナーでは19組の方においでいただきました。また、ウーロン茶淹れコーナーでは、48組のかたに体験していただきました。

 

 来場者の中には、6月30日~7月2日に道の駅「まえばし赤城」で開催した「台湾フェア」と、7月8日~9日に県庁1階県民ホールで開催した「台湾フェア」に続いて、今回の赤城山らんたん祭りでも台湾のイベントがあるというので、「楽しみにしていた」とおっしゃる声もありました。大変喜ばしいことです。

 

 文化体験コーナー以外にも、台湾に関係した物品販売も行い、すべて完売しました。来年も声をかけていただければ、ぜひ参加したいと思います。

 

【群馬県台湾総会書記からの報告】

 

※関連報道記事

**********高崎前橋経済新聞2023年08月02日

前橋「赤城山らんたん祭り」今年も ランタン600個、台湾料理12店

台湾の伝統的なスイーツ「豆花」。写真は「風の庵」(600円)

 赤城大沼河畔で8月5日、「赤城山らんたん祭り」が開催される。「赤城山夏まつり」(5日・6日)と同時開催。

 ランタンは台湾・台南市の子どもが作り、観光協定を結ぶみなかみ町に贈られたもの。陽の落ちた山に灯されたランタン。昨年、大きな告知は行わなかったが想定を超える集客となった。

 ランタンの数は昨年同様の600個。台湾料理を提供する店舗は9店から12店に増えた。

 メニューは「大根餅」(660円、みやま山荘・新)、「ダージーパイ」(700円、もとき亭・新)、「豆花」(600円、風の庵・新)、「胡椒餅」(500円、Hutte Hayashi)、「台湾カステラ」(800円、トレッカーズカフェ)、「大鶏排」(700円、バンディ塩原)、「台湾風マンゴーかき氷」(500円、ボートハウスカフェ)、「豆花」(700円、青木別館)、「台湾風まぜそば」(850円、青木旅館)、「オーギョーチー」(450円、曽山商店)、「小籠包湯」(700円、名月館)、「ルーローハン」(850円、レークセンター赤城)など。台湾料理は5日・6日に提供する。

 ランタンの点灯時間は18時~20時。

 

**********群馬テレビ2023年08月05日

赤城山に600個のランタン 群馬・前橋市

赤城山の夏まつり 600個のランタンや台湾文化楽しめるコーナーも 群馬・前橋市(23/08/05)

群馬テレビ: https://www.youtube.com/watch?v=vWVUggyPLzk

 群馬県前橋市の赤城山で5日から「らんたん祭り」が始まり、約600個のランタンが訪れる人たちの目を楽しませています。

 この祭りは、大正から昭和にかけて旧富士見村の出身者に台湾の台南市の発展に貢献した人がいたことから、赤城山夏まつり実行委員会が去年から始めたものです。

 会場には、交流のあるみなかみ町に贈られた台南市の子どもたちが絵付した約600個のランタンが飾られました。また、習字や烏龍茶の淹れ方など台湾の文化を体験するブースや、台湾グルメが楽しめるキッチンカーなども並びました。

 輪投げやビール瓶を立てるゲームを楽しめるブースは、来年1月に成人式を迎えるメンバーが、新型コロナの影響で希薄化した交流を取り戻そうと企画しました。また、ブースにはオリジナルの灯籠も用意され、思い思いの願い事が書き込まれています。

 約600個のランタンは夜10時まで点灯され、祭りは6日まで行われます。

 

**********上毛新聞2023年8月6日06:00

赤城山に色とりどりのランタン600個 台湾との縁伝える祭り 群馬・前橋市

あかりがともったランタンに見入る人たち

 台湾文化を楽しむ「赤城山らんたん祭り」(赤城山夏まつり実行委員会主催)が5日、群馬県前橋市富士見町の赤城大沼周辺で開かれた。夜にはランタン600個に明かりがともり、家族連れやカップルが見入っていた。6日まで。

 台湾・台南市の幼稚園児や小学生の作品が並ぶ。防火への願いが発祥とされ、消防士や消防車をモチーフにした絵柄を中心に、ぐんまちゃんや温泉などを描いた色とりどりのランタンが会場を彩っている。

 両親と訪れた伊勢崎三郷小5年の石井佑宜君は「静かな雰囲気できれい」と話した。

 戦中に台南市長を務めた羽鳥又男と台湾の医療に貢献した羽鳥重郎が旧富士見村出身だった縁や、現在に続くつながりを伝えようと、昨年から祭りを実施している。

**********

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