田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

手紙は憶えている(Remember)

2020年12月18日 14時38分47秒 | 日記

Remember Movie Poster (#1 of 5) - IMP Awards

Remember Movie Poster : Teaser Trailer

Remember Movie Poster (#5 of 5) - IMP Awards

 ある1通の手紙をきっかけに、家族を殺したナチスへの復讐の旅に出る男の姿を、アトム・エゴヤン監督が描いたサスペンス作品。最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなった90歳のゼブ。ある日、ゼブは友人のマックスから1通の手紙を託される。2人はナチスの兵士に大切な家族を殺された、アウシュビッツ収容所の生存者だった。手紙にはナチスの兵士に関する情報が記されていた。兵士の名前はルディ・コランダー。身分を偽り、今も生きているという。容疑者は4人にまで絞り込まれていた。体が不自由なマックスの思いも背負い、ゼブは復讐を決意し、1通の手紙とおぼろげな記憶だけを頼りに単身旅に出る。「人生はビギナーズ」で史上最高齢のアカデミー助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマーが主人公ゼブを演じ、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツらベテラン俳優陣が顔を揃える。(映画.comより)

 

 

 

<2018年5月6日鑑賞>

 これは・・・きつい映画でした。映画を見慣れた私ですが、最後まで真実はわからなかった。まぁ自分が単純だということもあるのですが。少し「ゴールデン・ボーイ」を想起しました。古くてすみません。

 かの時代は誰にとってもタフだった時代。被害者側でも、たとえ加害者側でも、単にその環境(国)に生まれてしまったら命令に逆らうことはできなかった、と言う意味では選択の余地はなかった。明確な悪意はなくとも「悪の凡庸」であることが、生きてゆく上では致し方なかった時代。私はそう理解しています。多分この物語も、それゆえの強いストレスによって起きたことなのでしょう。

 細かいことを書くとネタバレになってしまうので、上記"映画.com"以上のことは記せないのだけれど、よくできた映画でした。本当にショックだったし、深く考え込んでしまいました。出演者も素晴らしかった。アトム・エゴヤン監督・・・個人的には久しぶりに聞いたと思います。一時作品はよく来ていたと思う(「スイート・ヒアアフター」とか「エキゾチカ」とか)のですが、さすがの個性ですね。おススメです。

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