マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による大ヒットSFアクション「トランスフォーマー」のシリーズ第4作。人類の存亡をかけ、メガトロンとセンチネル・プライムの野望を打ち砕いたシカゴでの戦いから4年後。オプティマス・プライムらオートボットの面々は、トランスフォーマーを厳しく取り締まろうとする政府の手から逃れていた。ひとり娘のテッサと暮らす廃品工場のオーナーで発明家のケイドはある日、古いトラックを安価で手に入れるが、そのトラックこそ、車に変形して身を隠していたオプティマス・プライムだった。その頃、人類滅亡を目論む新たなディセプティコンが地球に襲来。恐竜からトランスフォームする謎の第三勢力ダイナボットも現れ、新たな戦いが巻き起こる。ケイド役のマーク・ウォールバーグ、テッサ役の新星ニコラ・ペルツら、キャストは前3作から一新。渡辺謙がオートボットのトランスフォーマー、ドリフトの声を担当している。(映画.comより)
行って来ました~。今回は、チビ息子(年長)と友人の息子(小2)の二人の男子を連れての鑑賞となりました。もちろん、吹き替え。この辺では、吹き替えはすべて3Dなんですね、仕方なく男子達にも3Dメガネを着用してもらうことに。3時間の長丁場、大丈夫なのか?!
結論から言わせてもらうと、本当に長かった・・・。CG技術は確かにすごいけど、それを延々3時間も見せる必要はないと思う。いいかげんダレてる雰囲気が館内を覆ってたし、無茶な映像ばかりを見せてるわりには、物語も複雑で理解しづらい。
マーク・ウォールバーグを筆頭に、俳優さんたちはとてもがんばっていたし、マイケル・ベイも期待されている領域をわきまえてるのか、冒頭から(ド田舎だと言うのに)ホットパンツのピチピチギャルたちの登場。ま、映画は娯楽ですからね。
ヒロインも、見事にロージー系。好みがぶれませんなぁ(笑)。
お話は、前作で共闘したはずのオートボットたちをも一緒くたに「ロボットはいずれ脅威となる」と思っている偉い政治家(のちの天下り?がかかってる)によるロボット狩りが基本です。そこに、純粋に自らの手で「トランスフォーマー」を作っている科学者・政治家と密かに結託している悪のロボット(ロックダウン)・一度裏切られた人間を救うのかと言うオートボットの葛藤・科学者の手によって作られた人工ロボット(ガルバトロン)の暴走などが絡みます。結構、なにがなんだかわからない感じです。
でも、映像はすごい。男子達をも飽きさせないほどの魅力を放っていたようで、3時間の長丁場も騒ぐこともなく最後まで見入っていました。
また、オプティマス・プライムやバンブルビーも簡単にリニューアルされてめちゃめちゃクールな柄のダンプ(?)やスポーツカーになるのですね。変身もすばやくてカッコいい。恐竜まがいのロボット(ダイナボット)も登場するし、男子のツボ押さえまくりです。
あ、そうそう。冒頭、古代恐竜が死滅したのは、隕石や地殻変動ではなく、宇宙からやってきた何者かに金属にされたためだ、との描写があり、これがロックダウンのしわざだった、と現代の話につながるのです。
同じロボット映画と言うことで、「パシフィック・リム」を意識しているのか、主人公の姓が「イェーガー」だったり、科学者のラボにデル・トロそっくりの研究員がいたり(これはほんとに驚いた。本気でそっくり!私、デル・トロかピーター・ジャクソンがふざけて出ているのかと思いました)、一説によると科学者役のスタンリー・トゥッチが、見かけも所作もスティーブ・ジョブズそっくりだとか。どこまでが意識されたものかはわからないですけどね。
ともかく、それなりにすごくてそれなりに楽しめます。女性は例外なく美人で魅力的だし、中国が舞台の時は、男女を問わず拳法らしきものが使えたり(ここは、本当に中国のボクシングチャンピオンがカメオ出演しているらしい)と笑えるところも満載だし。そうそう、中国でマーク・ウォールバーグが逃げ回るところなんかは、家の中を通ったり洗濯ものの間を走ったりと、ジャッキー・チェンそのままでした。
ただ、何度も言うけど、いかにも長い。次回作はもう少しコンパクトに収めて欲しいものです。
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