田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

フローズン・リバー

2010年03月16日 09時03分12秒 | 日記
これ、評判もよかったし女性の置かれてる位置も共感できるし、絶対に見たかった映画。
でも、悲しいかな、大阪市内で単館上映。がんばって行って来ました!(当日は有休・笑)

結論から言うと、やっぱりよかったです。社会の底辺で必死に生きる女たち。主人公は二人なんだけど、夫に新居購入資金を持ち逃げされた白人女性の若くはないその素顔。生きてゆくことのつらさを体現していて身に沁みました。でも、子供だけは守らなければ・・・。で、よくあることなんですが、こんなに必死に生きているのに「母さんが悪いんだ!かあさんがそんなだから父さんが出て行くんだ!」などと言われてしまう。
なんでお金を持ち逃げしたほうが正義なの?って正直腹が立つ。でも現実ってこんなものなんだろう。

凍った川を渡っての密告に手を出す二人。でも、ここで母であることで大きく結果の違うことが起きます。こんなこと、現実的な人から言えば「そんなリスク、冒すか」ってことになるのでしょうが、私は涙があふれてどうしようもなかったです。

そして、よくある表現で恐縮なのですが、ラストはほんの少し、希望のある終わり方でした。ああ、よかった・・・。是非是非、平凡でも幸せになってほしいです。私たち、必死に生きる女のためにも。
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