田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

LIFE!(The Secret Life of Walter Mitty)

2014年04月14日 22時11分51秒 | 日記

 

 

 ジェームズ・サーバーの短編小説をノーマン・Z・マクロード監督、ダニー・ケイ主演で映画化した「虹を掴む男」(1947)を、ベン・スティラーの監督・主演で新たに映画化。1936年の創刊から2007年に休刊されるまで、世界で幅広く読まれたアメリカのグラフ誌「LIFE」の写真管理部で働く臆病で不器用な男が、人生変える波乱万丈の旅に出る姿を描く。LIFE誌の写真管理者として毎日地下鉄に乗って通勤し、変化のない日々を過ごすウォルター・ミティ。彼の唯一の楽しみは、むなしい現実から逃避する刺激に満ちた空想をすることだった。そんなある日、LIFE誌の最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気付いたウォルターは、カメラマンを探すため一大決心をして一歩を踏み出す。(映画.comより)

 

 

 「虹をつかむ男」は未見です。今回は予告のみの知識で鑑賞しました。私は写真を撮るのが苦手で、「LIFE」という雑誌がどれだけの老舗か、とかその価値はよく知りません。ただ、素人の私でも聞いたことがあるくらいだから、きっと超有名な雑誌なんだろう、って思います。

しかし、日本とアメリカの文化の違いか、あるいは会社や職種によっていろいろあるのか、よくわかりませんが、この主人公は凡人ではない「空想癖」があって、その空想に浸っている間は意識が完全に飛んでしまうため、出勤する電車に乗り遅れたり、上司や母親が話しかけていてもまったく知らなかったりします。

これって、日本の会社でも通じるでしょうか。電車にたびたび乗り遅れると、それだけ遅刻もします。もちろん、その癖を見越して早い電車に乗っているのかもしれませんが、上司と話している最中でも空想の世界にいったん入り込んでしまうと、まったく会話もできません。これは、ベン・ステイラーがネガを扱うという、孤独な仕事に従事しているからこそ成り立ちますが、忙しいサービス業なんかだと絶対に務まりませんね。

もちろん、その癖のせいで大事なことを聞き逃すこともしばしば。今回も母親とカメラマンのショーンに関することで肝心なことを聞き逃していました。

しかしながら、LIFE廃刊に当たって一番必要なネガが見つからないため、四の五の言っているヒマはなく、とにかく行動することを強いられます。風来坊のカメラマン・ショーンを追い回し、とにかくネガのありかを聞き正さなければならないのです。

職場仲間の女性(ひそかに好意を持っている)に協力してもらったり、空想の中で彼女に都合よく応援してもらったりで、ショーンを探す旅は続けられます。地味に見えるベンにも、スケボーが得意という隠し技があったりするのもミソですね。

もちろん、話は希望のある方へと収束してゆくわけですが、カメラマンのショーンが仕掛けた謎解き?いたずら?がいかにも懲りすぎ、回りくどすぎと思ったのですが、どうなんでしょうか。あり得ないとは思うのですが、この一点で、「これもすべてベンの想像の世界だったのかも」と思ってしまうほどです。

主人公にはぜひ幸せになってほしいですが、空想癖は少しづつでも治らないかなぁ、と思います。彼女、一緒に生活しづらいと思うので(笑)。

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