田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr. Banks)

2014年04月11日 08時10分32秒 | 日記

 

 米ウォルト・ディズニーが、自社の映画製作の裏側を初めて描いた作品で、1964年の名作ミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の製作秘話をトム・ハンクス&エマ・トンプソン主演で映画化した。ウォルト・ディズニーは娘が愛読している児童文学「メリー・ポピンズ」の映画化を熱望し、原作者パメラ・トラバースに打診するが、トラバースは首を縦に振らない。やがてイギリスからハリウッドへやってきたトラバースは、映画の製作者たちが提案する脚本のアイデアをことごとく却下。なぜトラバースは「メリー・ポピンズ」を頑なに守ろうとするのか。その答えが、幼い頃の彼女と父親との関係にあると知ったディズニーは、映画化実現の最後のチャンスをかけ、トラバースにある約束をする。監督は「しあわせの隠れ場所」のジョン・リー・ハンコック。(映画.comより)

 

 

 「メリー・ポピンズ」は、中学生の時に、友人が(多分)全巻持っていて、借りて読んだ記憶があります。しかし、私はあんまり楽しめず、1巻だけ読んで「もぉええわ」と言ったと思うのです(笑)。映画も、主題曲を記憶しているし、見たような気もします。でもほとんど覚えていません。余程に私と相性が悪いのか、私の理解力が低すぎるのか。ともかく、あまり思い入れはありませんでした。

しかし、さすがにディズニー、さすがにトム・ハンクス。上手く作ってありましたね。少し長い上映時間も気にならないほど、見入ることができました。

ディズニー本人のフィクション映画は初めてらしいのですが、フィクションと言っても、ほとんど事実なんじゃないのかな、と思います。実際にトラヴィス女史があんなに頑固だったかどうかは別として、娘たちが好きだった「メリー・ポピンズ」を映画化するために尽力したのは事実だし、実際女史はアニメとの融合をとても嫌っていたみたいだし。

映画では、完成した映画を見て、女史も涙を流すシーンが描かれていますが、実際は映画が気に入らずにその後ディズニー氏との交流を絶ったとか。

女史が幼い頃、かなりのお父さんっ子だった描写があちこちに挿入され、映画の進行と並行して描かれます。しかし、想像力豊かで娘に優しかったお父さんも、裏を返せば生活力のない、子供っぽい人だったわけで、大人になりきれない父親は世間になじめず、アルコール中毒となってゆくわけです。

そして早死に。幼かった女史の心の傷はどんなだったか、後悔はどんなだったか、経験してない私にはわかりません。でも、映画製作について、うんと言わない女史を納得させるため、ディズニー氏は、自分の子供の頃のつらい体験談を交えながら、彼女の父親に対する思いを昇華させ少しずつ心の荷を下ろせるよう、決して後悔させない映画にするから、と説得するのです。

しかし、私が理解できないだけかもしれないけれど、このシーンに説得力を感じませんでした(ディズニー氏の子供の頃の苦労話には驚きましたけど)。しかも、その後映画が完成した後の初プレミアに、氏は彼女を招待しなかったのです。もちろん、アメリカとイギリスはとても離れていて、むしろ迷惑と考えたのかもしれません。しかし、女史はマネージャーに「ポピンズさんなら、黙ってないですよ」と言われ、アメリカに出発するのです。

トム・ハンクスはとっても上手でした。個人的には「キャプティン・フィリップス」よりもうまいと思いました。しかし、うますぎる。むしろ、女史の(アメリカでの)個人運転手だったポール・ジアマッティのほうが印象に残っています。味のある演技でした。「これだけ味が出るのなら、歳を取るのも悪くないな」と思わせるほどでした。

それにしても、エマ・トンプソン扮するトラヴィス女史の頑固ぶりは大したものでした。客席からも時々笑いの声が起きるほど。彼女の場合は、大変な知性に裏打ちされた頑固さなので、私などには到底真似できませんが、ある意味カッコいいと思いました。

音楽も含め、お勧めです。

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