写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

完 売

2012年09月09日 | 岩国検定

 8月23日に岩国検定のテキストブックを出版・発売することを新聞記者を相手に会見をし、翌日からの新聞にその記事を掲載してもらった。新聞に掲載されるということは、情報を伝達する手段として大変有効なことであることを、この2週間で痛感している。

 当初、仲間とずいぶん議論し悩んだ上でまずは300冊を発刊した。ところが5日後には在庫がなくなる勢いで買ってもらった。慌てて100冊追加発注した。1週間後にそれが手元に届いたときには300冊は完売していた。急いで書店に持ち込んだが、それもつかの間、昨日(8日)には追加分もすべてなくなり、400冊はあっという間にどこかへ飛んでいった。

 さっそく目を通していただいた読者から、感想が入ってきた。「こんなものが欲しかった」「岩国のことが表面的だとは言いながらもざっと理解出来ていい」「もう少し、詳しい説明があった方が……」「地方の情報をもっと取り込んでほしい」「装丁もよく、写真が多いのがいい」「長いこと岩国に住んでいるが、新しい発見がたくさんあった」「単身赴任で岩国にいるが、岩国のことがもっと知りたくて買った。いい本だ」などなど。

 本を作った側として、この程度の本しか作れなかった言い訳はたくさんあるが、まずは本の形にして出版出来たことを仲間と喜びあいたい。これをたたき台として、さらにいいものが出来てゆけば本望である。ぱらぱらとめくっていると、ところどころにミスも見つかった。脇の甘さを反省することしきりである。

 さて、12月2日の検定試験に向けて残る大仕事は問題作りだ。第1回目とダブらないよう、しかも受験者にとって新しい発見があるようないい問題を今議論しながら作成中である。ここで大事なポイントが一つある。この岩国検定は、何の資格も名もない民間の一グループが、真面目に知的な遊びの範疇でやっているもので、権威も合格した場合の恩典も何もない。

 とはいえ、市や教育委員会がこの活動を認めた上で後援をしてもらっているものである。テキストブックを買った人、買わなかった人にかかわらず、どなたでも検定試験の受験を会員一同お待ちしています。10月1日より応募開始しますので奮ってご応募ください。よろしくお願いいたします。広報営業部長代理より…。