俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

頭が「ゆれる」

2006年10月05日 09時59分58秒 | 時系列でご覧ください
昨日、金沢でもようやく公開が始まった西川美和監督作品「ゆれる」(← びっくりするほどよく出来た作品です、必見!)を観にシネモンドまでスタコラとクルマで出かけていった時、久しぶりに自分で引き起こした思わぬアクシデント(!?)に遭遇。

そりゃあ、100円パーキングにクルマを停めた時点で上映開始まであまり時間がなく無意識のうちに焦っていたこともあっただろうさ、
だからと言って、ショートカットするために誰がどう見たってそりゃあありえないだろうというくらいわかりやすい『下をくぐるべき看板』を、まるでそこにはあたかも何もないがごとく直立姿勢のままダッシュで直進して、力いっぱいおでこを強打するのはどうよと、我ながら今なら笑える。

そしてある意味、そこまでは( 人によって多寡はあるにせよ )よくあることだとも言えないこともないとも思う。

ただ、だが、しかしだ。そんなところでコトが終わればさほど問題にもならず、敢えてここで書くほどでもなかったのだけど、次に起こした行動が我ながら本当に「痛い」ものだった。

そうしてぶつかった後、ウーッとおでこの痛みにうめきつつも、よりによってクルマの中に財布を置き忘れたことを突然思い出してしまい、「チケット」、「お金」、「財布」、「時間がない!」といったことが頭の中を瞬時に駆け巡ってしまい、その途端慌てて回れ右をして振り向きざま、あろうことかまたまた懲りずに今度はさらに激しく顔面を強打してしまった。トホホホ。

本当、あまりに学習能力のない自分の馬鹿さ加減には我ながら情けなくなってしまったッス。

思えばかつて世の中に「映画批評」という雑誌が存在していた頃、サイレント映画のヒーローは決して説教臭いチャップリンではなく、まさに身体を張って表現し続けたバスター・キートンだったことをこの前観たイタリア映画「トリノ24時」で思い出した、なーんていうことはさておき、とにかく傍から見たら完全にベタなキートンギャグをまさに体現している親爺にしか見えなかっただろうなあと思うと、身も心も揺れてしまうのだ。

それにしても若干ながらあの時感じた頭の揺れって、大丈夫か「自分」?というやつかなー。



今日の1曲  “ Forever Young ” Bob Dylan & The Band

とか何とか言いつつ iPod から流れてきたのがこの曲。
こんな思いなんて、ずーと、ずーと、ずーと先のことだと思っていたのが、まるでついこの前のような気がしてしまいます。うひゃ。
ご存知ザ・バンドのロビー・ロバートソン主導で行なわれた「解散」コンサートのライヴは本当に名曲揃いですが、そういう悲しい「老い」を自覚しつつこの曲を聴いておりますです(苦笑)。


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2 コメント

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けっこう (masashi)
2006-10-05 17:44:51
マメにケガしますね…。

気をつけてください。
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マメに・・・・ (nikidasu)
2006-10-06 01:46:07
■masashi さんへ



言われて見れば、確かにいろいろやらかしていますね。

単なる注意力散漫なだけなんでしょうが、こんなことで、

「いやー、マメですね」なぁーんて言われたないッス。

お気遣いありがとさんでした。
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