俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

愛すべき営業マン

2005年10月05日 01時50分21秒 | 時系列でご覧ください
きっかけは何かのアンケートだったのだろうけれど、ワインを輸入している会社の営業マン(かな?)から、時々電話をもらうことがある。
彼の名前は、本人曰く「ウラン」くん。
はじめて話したとき「ところでお名前は?」と訊いたら、たどたどしい日本語で「私の名前はウランです」と言うから
「ウランって、変った名前だよね」(まるでアトムの妹みたいだ)と改めて訊いてみると、
「私はウランバートル出身です、知ってますか、ウランバートル」
「ウランバートルって、ロシアかモンゴルの街だよね」(正解はモンゴル国の首都)
「そう、良く知ってますね、だから私はウランです」
「(何がなんだかわからないままに)ふーん、そうなんだ」と納得してしまった。

それ以来、何度か電話で話し、カタログも送ってもらい、実際注文もした。

「ウランくん、この前カリフォルニアワイン6本の詰め合わせ頼んだんだけど」
「ありがとうございます」
「でもね、送られてきたワイン、全部同じ種類だったんだけど」
「何本ですか? 6本ですね、6本入っていましたね」
「じゃなく、詰め合わせっていうのはね」
「はい、同じワイン6本で詰め合わせしました」

こんな楽しい会話していても会社員を続けられている彼の姿を一度見ようと、どういうかたちか皆目見当はつかないけれど、かの「愛・地球博」に会社が出店していてそこに常駐しているからと誘われ、是非行こうと思いつつも忙しさに好奇心が負けてしまい、ちょっと残念に思っていたところ、今日久々電話が。

「おかげさまで、博覧会は大成功でとてもよかったです(←何がどう成功なのかはよくわからない)、
 そこで、今感謝セールしています。
 この前送ったカタログ読んでくれましたか」
「ごめん、まだ見てないんだけど」と返事したあとのウランくんのひと言

「そうですね、お忙しいでしょうから、とっとと読んでみてください」

そう言われて思わず爆笑だったけれど、うーっ、ウランくん、もうちょっと勉強せな!



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