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俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

新たなる発見に心躍る夜 @ 金沢 香林坊 「 ゴロゼット / Golosetto 」

2015年12月15日 18時46分45秒 | 時系列でご覧ください

多くの料理人からの評判もすこぶる良く、是非行ってみたいと思っていた「ゴロゼット」へ先週、この店に足繁く通っているという彩ちゃんのアテンドでようやく行くことが出来、輪島にある 「 アユート 」 以来の目から鱗というか、新鮮な驚きを感じたのでありました。



この店の 「 前菜の盛り合わせ 」 は、ほかの多くの店で見かけるようなワンプレートではなく、いくつかに分けて出てきたのだけど、まず最初に出てきた甘エビとガス海老、そして金八のカルパッチョの美しさに思わず惚れ惚れ。
紫ブロッコリーを使った色彩感覚もお見事だし、それよりも何よりも食べて美味しく、特に金八の旨さは格別。



続いて出てきた多分はじめて食べると思う野菜のピューレと卵を使って作るというスフォルマート。
この日は今が旬の蕪を使い、そこに香箱ガニがのせられていて、いやはやこれがまた何とも繊細な美味しさで思わずうっとり。


見ての通りこちらもまさにルッキング・グッドで、一緒にいたフードアナリストのひとみんとともに二人してニヤリだったのでありました。



そしてさらに前菜攻撃は続き、こちらはエゾジカのランプの燻製を使ったサラダ(を彩ちゃんに取り分けてもらったもの)なんだけど、ドレッシングにフランボワーズオイルが使われていて、今まで体験したことのない美味しさで、これまたびっくり。
これまた大いにありだと、感心することしきりだったのであります。



そして 「 生ハムも食べますか? 」 と訊かれ、Why not! とばかりお願いしたところ、なんとも賑やかなな皿がやって来て、大好物のソプレッサータをはじめモルタデッラやプロシュートなどなど、どれもこれも美味しくて、この手のものはレストランで敢えて食べることは少なかったけれど、改めてその美味しさを実感でした。

ちなみに名前を忘れたけれど、添えられていたマスタード風味のジュレっぽいフルーツ? もまた旨しだったのであります。



そしてそこから何か頼もうじゃないかということでチョイスした 「 白子のソテー 」。
白子そのものも美味しいけれど、絡んでる野菜のソースの美味しいこと。やっぱりすごいです。



ただ、この店は表から見ると間口はさほどでもなくそんなに広い店じゃないと思い込んでいたのですが、奥行きがウナギの寝床状態というかホントに長細くて席数が30もあり、そうした中で料理はシェフが一人で作っているということで、どうしても提供時間が長めとなり、かつこの日は時間が限られていたこともあり、
ならばと、せっかくなので思い切って白トリュフ ( タルトゥーフォ・ビアンコ ) を食べようじゃないかということとなり、小麦粉、卵、少量のオリーブオイルで作る細めのパスタ 「 タヤリン 」 とともに頂く 「 タヤリン・アル・タルトゥーフォ・ビアンコ Tajarin al tartufo bianco 」 をお願いしたところ、シェフがこれでもかとばかりありえないくらいスライスしてくれて、これが旨いのなんのって!
とにかく感動の雨あられでござんした。多謝。


そして白状してしまうと、ここまで見事なトリュフは実は未だかつて食べたことがなく、トリュフ自体にさほど関心はなかったのに、一度食べてしまうとまさに禁断の食べ物やね。
世界三大珍味ともてはやされるのが、今ようやく身をもって体感した、そんな夜でもあったのでした。



というわけで、時間がなくて満喫するまでには至らなかったのですが、逆に次回への楽しみがその分大いにふくらみ、近いうちの再訪を強く心に決めたのでありました。

ただ、多くの人が語るように、本当に繁盛店で予約すらなかなか難しそうで、それでも多くの人が足を運ぶ理由を垣間見た気がしたので、機会があれば是非、是非!
大いにオススメなのであります。



ゴロゼット / Golosetto
金沢市香林坊2-12-20 シャトル香林坊1F
076-223-1410




今日の1曲 “ Sorry seems to be the hardest word ” : Diana Krall




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