「破局は避けられるか 福島原発事故の真相」 by 広瀬隆

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伝言の伝言といったように不確かな情報をあれこれ書きたてたり、無闇に不安を煽る根拠なき噂を流布するといったように、ネット上で発信される様々な情報の真偽を見抜くことはなかなか難しいかも知れない。

ただ例えばここ数日、日本に在住する外国人が次々と日本から離れて行っている事実、世界の多くの国が日本への渡航を禁止している事実、あるいは外国メディア及び政府と日本のメディア、あるいは日本政府との原発事故に対する捉え方の温度差といった現実がある中、どうしても気にならざるを得ない記事の存在を昨日教えてもらったのでご紹介。

筆者はかつて「そんなに安全だというなら、長大な送電線建設コストのかかる地方ではなく、電力の大消費地である首都圏に原発を作ればいいじゃないか」というセンセーショナルなメッセージとともに 『 東京に原発を 』 なる本を上梓し、その後も、がんや白血病で死んだハリウッドスターの死因と、ネバダ州で行われていた大気圏内核実験の因果関係を示唆した 『 ジョン・ウェインはなぜ死んだか 』といった著作をはじめとして反原発ライターとしても精力的に活動している広瀬隆氏。

とにかくこの未曾有の国家的危機の中、国として何故今の段階になっても「非常事態宣言」を出さず、すべて先送りとしているのか、その結果どんなことが待ち受けているのか、背筋が寒くなってしまいます。
是非ともご一読ください。

ダイヤモンド社のサイトに掲載された「破局は避けられるか—福島原発事故の真相」

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　　　　　　　　　　　http://diamond.jp/articles/-/11514

追記
未だに日本政府が福島第1原発から20キロ以内の住民に避難、20～30キロに屋内退避指示を出すのにとどまっている中、在日米大使館は16日付で、東京電力福島第１原子力発電所から半径80キロメートル圏内に住む米国人に対して「予防的な措置」として避難するよう勧告した。