俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

「第9地区」  DISTRICT 9

2010年04月24日 18時05分56秒 | 時系列でご覧ください

うひょー、面白れ~!
思わせぶりな予告編を見た限りではさほどそそられなかったけれど、実際に観てみると楽しいのなんのって、久しぶりに映画の中に引き込まれワクワク、すっかり満足させられたのだ。

とにかく宇宙人を乗せた巨大なマザーシップが航行不能となり、よりによって南アのヨハネスブルグの上空にたどり着き、宇宙人難民として受け入れ、難民キャンプが舞台となるという破天荒な設定が秀逸。



加えて最初はどうにもこうにも好きになれない主人公を、気が付けばいつしか応援することとなる巧みなストーリー展開、これまであった数多くの映画に対するオマージュの数々、あるいはハンディビデオによる臨場感ある映像やCNN風テレビ中継、そしていたるところにある監視カメラの映像を使っての巧みな演出と編集、これが監督デビュー作だというニール・ブロムカンプの勢いを感じさせ、巧みに処理されたCG映像を含めその完成度の高さは本当にお見事。



そして shrimp ならぬ prawn なエイリアンの好物が何故かキャットフード缶だったり、微笑ましいご都合主義的な展開もあったりと、好ましいB級映画テイストも満載で、多少えぐい描写があるにせよ、これぞ映画という魅力に満ちた快作であります。



是非是非これは劇場で。
かなりおススメであります。



今日の1曲 “ District 9 Soundtrack #01 - Main Theme ” :  Chicago

クリントン・ショーターによる音楽も若干ピータージャクソンの趣味も入っている気もしないでもないけれどかなり印象的で大いに気に入りました。




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1 コメント

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TB有難うございました (シムウナ)
2011-03-06 17:13:56
TB有難うございました。
世間ではこの映画は高評価で
意表をついた展開に驚きましたが
自分は、エイリアンに敢然と立ち向かう
人類の姿を見るほうが心揺さぶられるので
ちょっと、普通という感じでした。
個人の感性なんですが…
評価が高い理由はなんとなく
分かりましたけど。
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