栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のレース回顧~3歳の1月、まだまだこれからですよどの馬も

2013-01-06 19:57:50 | 血統予想

京都11R シンザン記念
◎5.タマモベストプレイ
○9.レッドアリオン
▲4.エールブリーズ
△10.アグネスキズナ
×14.カオスモス
注16.アットウィル
◎はタマモホットプレイ、タマモナイスプレイ、チャームポット、タマモトッププレイの全弟だが上を凌ぐ好素材で、きょうだいのなかでこの馬が一番脚が長く走りにしなやかさがある。タマモホットプレイは04年シンザン記念でグレイトジャーニーの2着だったが、現時点では1600mも守備範囲だと思うし、それよりも外回りに替わるプラスを買いたい。○はリディルの全弟で、確率が高い父母相似配合で、リディルよりも体型に伸びがあり、俊敏さでは劣るがこちらのほうが粘り強さでは上で、距離も1800m前後が合っている。「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形だから前受けでしぶとさを発揮するタイプでもあり、前走のように強気に先行すればここも好勝負。▲はひいらぎ賞は4角でモタついたぶん届かなかったが、フジキセキ×カーリアンでナスキロ柔くストライドを伸ばして走るので京都外回りは合っている。

中山9R 寒竹賞
◎1.マンボネフュー
○5.ハッピーモーメント
△8.ロジキング
△11.ピュアソルジャー
×9.ケンブリッジサン
×12.ヒカルペガサス
注2.オリバーバローズ
○はグルヴェイグと7/8同血で、外に逃げながらもしなやかなストライドで差し切り。先々オープンを張る器なのは間違いないが、グルヴェイグも本格化は古馬になってからだったように、こういう緩さがあるディープは3歳の春はまだ未完成で、内回りではなおさら信用できない。◎は東京マイルでも能力で好走しているが、バゴ×ストームキャットでクロスがヌレイエフ3×3、機動力と粘りで走る中距離馬だから中山内2000mはベスト条件。ここは決める。

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今日はこれからお仕事するので直帰、サラッと回顧だけ書きました

タマモベストプレイエーシントップの直後を追走して捕まえられなかったのですから、これは今日のところは完敗

ま~でも、もし私が口ヒゲを蓄えた大馬主で、レースが終わったあとに「出走馬のなかから好きな馬2頭買っていいですよ」といわれたら、やっぱりタマモベストプレイとレッドアリオンを(将来性込みで)買うでしょう

パドックを見ても走りを見ても、この2頭は血統と配合の良さが馬体や走りにちゃんと表現されているし、だから先々どういう馬に完成するのかもおおむね想像がつきます

今日はエーシントップの完成度とスピードの前に完封されてしまいましたが、タマモベストプレイはスワンSを、レッドアリオンは毎日王冠を勝つような未来が、おぼろげにではありますが見えたレースでもありました

レッドアリオンについては、「一口馬主好配合」でピックアップしたときから書いてますが、全兄リディルとはちょっとタイプが違うし、“短めバブルガムフェロー”というイメージで、狙うはスワンSではなく毎日王冠という馬でしょう

だから一言いわせてもらうと、せっかく前走キッパリ逃げてヘミングウェイを振り切って勝ったのに、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」らしくガッチリ前受けで勝ったというのに、ここでまた中団差しに戻ってるようでは、未だに迷路から抜け出せないダローネガの悲劇もオーバーラップしてきます

もし先々に毎日王冠をにらむのであれば、とりあえず次は1800mを使って、前で受けるべきだろうと私は思いますよ

アグネスキズナは配合は最高に凝ってますが、体型的にStorm CatがバーンとONになっているだけに、今日のパドックを見ても1600mだとスローじゃないとごまかせないかもしれないなあ…と思ったし、結果この淀みないペースで外を回らされてはごまかしがききませんでしたが、自己条件で1400mなら見直しは当然

マンボネフューは待望の中山で機動力発揮も、蛯名がずっと注文をつけているトモの緩さがまだあって、今日も4角から捲り上げるときの加速は素晴らしいのですが、直線の急坂でモタモタッとするので意外に突き放せないんですよね~

中山向きの捲り脚質なのにちょっと急坂を苦にするというのが現状で、もっと高いレベルに行けると期待している配合だけに、「春までにもっとパワーアップして欲しいです」というレース後のコメントに私も同感

ハッピーモーメントも馬っぷりはさすがですが、グルヴェイグの3歳時とダブッて見える緩さがやっぱりあって、だからあまりにも想定どおりという3着でしたが、決して期待が萎むような負けではなかったですよ

3歳の1月、まだまだこれからですよどの馬も

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日曜のボツ予想~オペラハウスの成功形

2013-01-06 11:23:53 | 血統予想

初富士は△フルアクセルの前走はHペースの前崩れで直線だけで間に合いましたが根はストレッチランナー、△ステラロッサも同じことを垂水のときに書きました
この人気2頭を機動力で封じるとなると○マイネルグートと▲マイネエポナ、そして◎サクラボールドでしょう
前走は+20キロでノリも直線はあんまり追ってませんでしたが(^ ^;)、夏の連勝時にみせた機動力はオペラハウス+サクラトウコウのイメージで、母系にPrincely GiftとGrey Sovereignという柔らかNasrullahが入るのはサムソンと同じ

中山最終は父父エルコンの○コスモバタフライとSpecial5×4の▲ソルレヴァンテ、内2000mならこのSpecial的機動力が有力ですが、◎オペラダンシングはトーセンクラウンと7/8同血で母はDrone≒Halo3×2、前走はかかり気味に行きすぎたのが敗因でそれを除けば小回り1800mは凡走なし、2000mも魚野川の内容や血統からはOKで、江田も同じ轍は踏まないでしょうから今度はフワッと出して捲るんじゃないかと
そして☆マイネルカーミンも相似配合で体型はブライアンズタイムが強い小回り機動力型で、中山は①④⑬①で直線不利があったホープフル以外は全部好走、東京と中京の大敗は無視してここは狙いが立ちます
この◎○▲☆をうまいこと絡めて、△ソウルフルヴォイスはまた3着で我慢してもらって…という買い方かな(^ ^;)

京都最終は押し出されて人気になってますが、岩田ならインに寄せてくるでしょうから私も◎タマラマ
母はBold Native≒Mr.Prospector3×2にSecretariatとSeattle Slewを通じるボルキロクロス、Red Ransomというよりミスプロ的ナスキロ的な1400m馬です
ここから1~3枠はほぼ全押さえの勢いで(^ ^;)

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