栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

シルクロードは◎エーシンホワイティ

2013-01-26 23:43:16 | 血統予想

シルクロードはアイラブリリマジンプロスパーの先行ならガリガリやり合うことはなく、予報によると雪も大丈夫みたいで、京都1200mの後傾ラップが大好物の◎エーシンホワイティが外伸びBを追い込むとみました

オパールでも◎にしましたが、根拠は今回も同じなので以下コピペ

「33.9-34.1、33.8-33.3、34.1-34.2、33.5-34.0、34.6-33.5、34.6-33.4、33.5-33.6、これは今年と昨年行われた京都芝1200mのオープン競走の前後半のラップですが、ほとんどが多頭数にもかかわらず前半最速が33.5というのは、スタートして3角までが短いロケーションによるところが大で、他場では前半32秒台でいけるエーシンダックマンが京都と阪神では前半3F33.5を切ったことがないという事実からもそれはわかります

で、そういう後傾ラップを得意とするのがエーシンホワイティで、この馬は芝1200mで5勝をあげていますが、未勝利勝ち以外の4勝において、自身が刻んだラップはすべて前半3Fより後半3Fのほうが速いのです

4月の春雷なんてインベタ馬場の内枠狙いで◎にしたのに出遅れて最後方、こらアカンわと諦めて桜花賞の馬券を買いに窓口に並んでたんですが、腹をくくった森泰斗が大外回して追い込んだらまさにゴボウ抜きで、あのときのこの馬のラップが35.3-33.1、こういう競馬をして強いスプリンターなのです

そしてそれは、母系にLady Angelaの頑健さを引き出すAlycidonが入るとはいえ(逆にいうとAlycidonがなければもっと体質グニャグニャで、スプリンターにすらならずグランプリボス型になっていたはず)、母父がサンデーなので頑健な体質になりきれず、Hyperion的頑健さでもがけないので前傾ラップを前々で踏ん張ることができない…というダッシャーゴーゴー型になっているわけです

だからこの馬は、後傾ラップになる京都芝1200mでは⑨①③①、⑨はインベタ馬場で外を回らされた昨年のオパールで(それでもコンマ4秒しか負けてない)、③は不良のオーストラリアT(パドトロワ、スプリングソングとクビ、1/2差)」

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ガンジスとユキノハリケーンとロジユニヴァース

2013-01-26 22:38:21 | 配合論

ガンジスはNETKEIBAのPOG特集で、ネオユニの2歳好配合馬として推奨した馬でした

母ジュメイラビーチがMr.Prospector3×4、Northern Dancer4×4・5で、クロスもスピードも過剰なところへ、5代アウトでNorthern DancerもRaise a Nativeも持たないネオユニヴァースをもってきた配合形がいいです

ただ母父Silver Deputyはともかく、Danzig Connection×Conquistador Cieloという母母Adoradancerがユキノハリケーンの母みたいで大物感がなくて、それはやっぱりCape Cross×Machiavellianのロジユニヴァースとは似て異なるものがあるのです

Danzig Connectionはアイアムカミノマゴ=アイアムアクトレス姉妹やカルナバリートの母系に、Conquistador Cieloはツルマルツヨシやゼネラリストやマルブツイースターやハートビートソングやミクロコスモスなどの母系に入ります

矢作師も1400mベストだと断言しているし私も1400mでしか◎を打ったことがないですが、このガンジスとユキノハリケーンに共通する1400m感(東京1400m&中山1600m感といってもよい)、本格的ではないスピードが必要以上にONになっている感は、Danzig Connection×Conquistador Cieloから醸し出されるものでしょう

だから私は、この馬はネオユニヴァース産駒としては配合形は良いとほめて根岸Sで◎にしますが、明日圧勝しても本番は◎にはしません

Green Desert×Machiavellianからマイル王は出ても、Danzig Connection×Conquistador Cieloからは出ないというのが私の考えで、それはたとえば“ヘクターの呪縛”なんかと同じような考えです

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土曜のレース回顧~梅花賞 今年も外差し ミルリーフ

2013-01-26 16:55:53 | 血統予想

東京10R クロッカスS
◎6.ティーハーフ
○10.プレイズエターナル
△4.クリノタカラチャン
×2.ワキノブレイブ
×5.ディアセルヴィス
注7.コトブキゴールド
◎はかえで賞では4角で少し捌くのに手間取ったぶん届かなかったが、1400mなら○を差せるだろう。サドンストームの全弟だがこちらのほうがミスプロ的な体型体質がONになっていて、1200mは少し忙しく1600mは少し長いので距離は1400mがベストだ。サドンストームも最近はいかにもスプリンターという肉付きになってきたが、3歳春あたりはミスプロやヘイローの柔らかさがもっと出ていて1200mより1400mのほうが走りやすそうだった。開幕週なので△の逃げが3番手。

京都9R 梅花賞
◎6.レッドルーラー
○3.エーシンハクリュー
▲1.ジャングルパサー
△2.ポップアップハート
×4.クラウディオス
◎の母ガゼルロワイヤルは英オークスとヴェルメイユ賞で2着した活躍馬で、ミルリーフにワードンにシカンブルとフランス血脈の斬れ味が豊富。そこにキングカメハメハが配されて、ミルリーフのクロスはローズキングダムと同じだし、長手の体型で柔らかなストライドは明らかに外回り向きだ。福寿草特別は内回りの4角でモタついたぶん届かなかったが、今週から京都芝はBコースで外差し優勢になることも予想されるし、外回りならば脚を余す心配もない。

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京都Bコースは予想通り外伸び優勢で、外々を回ったレッドルーラーやフラムドールが頭まである馬場に

梅花賞は去年も◎ミルドリームでしたが、Bコース替りの外回り2400mですから、ナスキロ柔い馬が差しやすいレースではあります

梅花賞 今年も外差し ミルリーフ(お粗末)

相手も一番美味しいジャングルパサーが頑張ってくれましたが、母父エルコンドルパサーは牝はアイムユアーズやオメガハートランドなど小回り向きの機動力型・俊敏小脚型に出るんですが、牡はあまり俊敏さがなく斬れないバテないという感じで、こないだ中京2200mでラヴィンライフを狙ったときにジリジリ追い込むのを見て思ったんですが、エルコン肌って牝はSpecial的だけど、牡はサドラー的な脚質になりやすいのかも…と

母父エルコンは、牝は外回り→内回り、牡は距離延長が買いの呼吸…ということで

東京は極端なインベタではないにしても、開幕週ですからやっぱりシーブリーズライフのようにインを突いたほうが有利なのはたしか

「中京ダートのA.P.Indy狙い作戦」はどっちも2着に頑張ってくれたんですが、アーセナルゴールが4着、メイショウロフウが3着では馬券になりまへん…

メイショウロフウはパドックをみてもHalo的な短めマイラーという感じで、馬のタイプとしてはサンディエゴシチーなんかを思い起こすぐらいで、典型的なダートの力馬という感じではないですから、やっぱり前走のように軽いダートのほうがベターではあるのでしょう

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土曜のボツ予想~中京ダのA.P.Indyで

2013-01-26 10:25:18 | 血統予想

糸井トレードの記事を読んでてふと思い出したのが、京都の野球大好きオヤジ(私と同じ年で息子二人も野球少年)が、糸井が本格化しはじめた頃に「高校時代から身体能力は凄かったよ~、京都予選で投げてるのを偶然見て、これはモノになるって当時から目を付けてたんや」
これって「未勝利勝ったときから、将来オープン行くって思うてたんや~」みたいなもんで、オープン馬になったら人に言いたい気持ちもよくわかります(^ ^;)

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調布は前走に続いて◎イイデステップ
前走はインベタ馬場の逃げだったとはいえちょっと競られてHペース、結果前崩れになり追いかけたショウナンカンムリあたりはバタバタになってましたから、あの3着はそれなりに評価していいんじゃないかと
母がPoker≒Mudville3×4(ナスキロラトロ)でRound Tableのクロスもあり、たとえば1800mなら京都外>東京>阪神外>中山の順に適性がある馬やと思います
ジョングルールはまだ緩くて頼りないところがあるんですが、それはまだ伸びしろがあるということでもあるかと
トーセンインディは母が良血好配合で、CozzeneとA.P.Indyなら根は外回り向き、アドマイヤコジーン産駒で距離もこれぐらいがベスト、前々走はなかなか強い内容だったし、あの競馬ができればここでもいい勝負

白富士は人気3頭が強いというか他にひねりようがないという感じで、私は◎アンコイルドはエーシンジーラインぐらいには出世するだろうと思ってて、そして○ステラロッサと▲ムーンリットレイクがエーシンジーラインを確実に差せるかというと、まあ差せたり差せなかったりでしょう
セイクリッドバレーは直線長い1800mがベストだと書いてきましたが、ラッキーバニラの逃げで番手がイケドラゴンならスロー確定、スローなら2000mでも1800mに近い斬れが発揮できそうで、◎→○▲→○▲△だけ買って観てるか、何にも買わないで観てるか(^ ^;)

京都はBコース替りで、恐怖のインベタAで不発に終わった外差しの逆襲を狙いたいところ
乙訓は1/13最終の再戦ですが、ここに出てくる馬はみんなインベタで上手いこと着を拾ったクチで、△アンプレシオネは休み明けは動かないし、他に気のきいた差し馬も見当たらないので、◎アルベルトバローズグレナディーンから外枠重視というふつうの予想

中京ダ1800mはストレッチランナーを探せということで、8Rは胴長のハーツクライ産駒で全2勝が京都と阪神の外回りの◎アーセナルゴールと、中京ダに強いA.P.Indy系で現実に中京ダ②③の○シンクヴェトリル
鞍上が川須と松山だし、なんかこの1点で当たりそうではないですか(・∀・)

はこべらの◎メイショウロフウはHalo3×4らしい無駄のない脚捌きで軽いダートがベターなんでしょうが、前走の時計がもちろん5馬身ちぎったスマートレパードの2走目圧勝も説得力ありすぎで、ちょっと完成度が違う感じ
1頭ぶっちぎりというのは単に相手が弱かったということもあるのですが、2頭で叩き合ってちぎって負けた2着も次走圧勝というのはだいたい信用できるパターン
ベストウォーリアは前走はえらいHペースで逃げて止まりましたがデビュー戦は差す競馬で勝ってるし、中京ダートのA.P.Indy系ということでこれと△ティズトレメンダス、大人気ですから相手は絞ってここまで

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