栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~タフな馬場でひねるなら

2017-11-19 09:59:37 | 血統予想

秋明菊は前走スタート一息で追い込んだ○レッドシャーロットが、母父クロフネ牝系フェアリードールのカナロア産駒で、適度に締まりのある体質でちょっとタフな馬場もプラスでしょうが、あれでゴール前内2頭に差し返され気味だったのも事実
△シグナライズは前走はパワーと地力で圧倒しましたが、ソウルスターリングに似た配合のFrankel牝駒、1400に短縮よりは1800に延ばすべき馬じゃないかと思うんですよね
△ヴァイザーは1400なら好位で立ち回れそうですが、ピッチ加速なので京都なら内回りがベターかなと
同じノヴェリストならば▲ナディアのほうが脚長で母方のDarshaanの斬れで差すので外回り向きと思うんですが、母系にVaguely Nobleを引く馬が大外一気で差し切り、果たして同じ手が通用する馬場バイアスかどうか
人気どころにそれぞれケチをつけたくなる部分があって、難しいですがここは◎デルマキセキの手堅さをとってみます



父のScat Daddyはヨハネスブルグ産駒でMr.Prospector4×2とStorm Bird≒Nijinsky4・6×3、日本での産駒は13頭出走で10頭が勝ち馬、うち9頭が2歳時に勝ち上がっており完成の早さと打率の高さはさすが
本馬は母父Night ShiftなのでNorthern DancerとChop Chopのクロスでそれらを継続しつつ、母母Dedicated LadyのところだけはNorthern DancerやBull PageやChop Chopといった血とは無縁で「3/4Storm Bird≒Nijinsky≒Night Shift」で「1/4異系」、そしてPersonable Lady≒Persian Appleのニアリークロス4×5が隠し味



完成度が高くレースが上手で、ややパワーに寄ってるので時計や上がりが速いと辛いタイプですが、今の京都でソコソコ流れれば好位からひと脚使えそう
函館2歳でクビ差の接戦だったアリアがりんどう2着ですから、まあ同じぐらい走れれば馬券圏内では

衣笠はトモが緩い前輪駆動で平坦大箱では[2-1-0-0]でアドマイヤリードにしか負けてない▲エイシンティンクルと、夏休みで馬体に身が入った○フローレスマジック、この2頭はG1馬の全きょうだいでもありたしかに先々楽しみですが、今の京都で渋化残りで、ディープ×Storm Catのしなやかストライドを信用しきれるかどうか



◎アンドリエッテは3歳時は牝馬クラシック路線皆勤で掲示板を賑わせ、その後も準オープンを勝っているのに今年は1000万下で足踏みがつづきました
母はDeputy Minister×Unbridled×Dr.Fagerですからダートのオープン馬みたいな血統で、だからディープ牝馬にしてはガテン系体質でパワーでノシノシ差してくる馬で、大箱向きだけど上がりが速いと辛いというのが(大箱1800はたいてい高速上がりですからね)足踏みの因だろうと
道悪のチューリップで脚をとられながら豪快に追い込んだのを思い起こしても、タフな馬場かつ渋化残りの京都外1800で、しかも先行馬が何頭もいて、ついにパワーでノシノシ追い込める舞台が整った

「No.1予想」ではマイルCSを、「競馬道OnLine」と「厳選予想 ウマい馬券」ではマイルCSと霜月Sと赤松賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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