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栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2025-2026」

先週の雑感・中京編~まだまだ手探りですが…

2012-03-06 17:55:10 | 血統予想

開幕週の中京は、芝レースをザッとみた感じ、芝丈が長く時計や上がりがかかり、外差しもソコソコききますね~
芝1600m以上はトニービンやNureyevやシンボリクリスエスがよくきてたので、ま~大雑把にいうと“芝丈の長い東京”という感覚でいいのではないかと
アルカセット×サンデー×Nashwan×タレンティドガールのジリ脚持続型中距離馬で上がり35秒を切ったことがないヒラボクビクトリーが好位抜け出しで押し切ってしまうというのは、ま~悪い馬場じゃないんじゃないかと
コスモファントムのあの沈み方をみると小回りのスペシャリストみたいな脚質では少しシンドイのかという気はするし、ダンツホウテイの伸び方をみると急坂はあまり気にしないでいいのかも…とも

そんななかで日曜3Rでは、マスクオフちゃんが待望の勝利~(・∀・)
今年のPOGはディープは牡はシェイクスピア、牝はマスクオフで書いたので、シェイクスピアは残念なことになってしまいましたが、そのぶんまで頑張ってもらいたいです
血統配合通り“小さなコイウタ”というイメージの馬で、414キロですが非力感はまったくなくてまだまだ上を狙えるでしょう
2着タマモトッププレイはタマモホットプレイ、タマモナイスプレイ、チャームポットの全弟ですから、やっぱりちょっと上がりのかかる東京と外回りの1400mがピッタリのイメージ
デュランダルやダイワメジャーの産駒も勝っていたし、ちょっと力の要る馬場なのも含め、芝1400mはノーザンテーストがONになっている馬が狙いやすいかなあ…とも

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先週の雑感・阪神編~ヘクター弟の呪縛

2012-03-06 16:21:40 | 血統予想

阪神芝は雨の影響で少し時計がかかり力の要る馬場でしたが、内外のバイアスは公平で脚があれば前残りも外差しもOK

チューリップ圧勝ハナズゴールは母がRiverman≒Courting Days3×3にNorthern Dancer5×3、母父シャンハイはヘクタープロテクターの3/4弟でNever Bend4×3ですからRiverman的なパワーと斬れを増幅した配合をしていて、ノ今日もスローで上がり12.2-11.3-11.8のこの11.3のところで並ぶまもなく前を差しきって1400mではもう先頭に立ってましたから、この瞬発力というかトップスピードに乗る速さは際立っていました
ただこの馬は、新馬や500万下を勝ったときもそうなんですが、こういう瞬発力だけで決められるレースでは一頭だけ際立った脚で差してくるんですが、そうじゃないレースでは掲示板にもこないというこれもやっぱり落差の激しいタイプで、本番ではこんなスローにはならないでしょうからまずそこが一つ引っかかるのと、あとはやはり母父シャンハイということで、センターライジングとかマックスロゼとかメイプルシロップとかアグネスワルツとか、トライアルで好走するヘクターのイメージとダブる気がするのも私だけですかね~
ジョワドヴィーヴルは日曜にも書いたように柔らかすぎて一気にトップスピードに乗れないという弱点が12.2-11.3の緩急で露呈したことと、こういうちょっと湿ったタフな馬場よりはパンパンの軽い馬場のほうがベターでもあるのでしょう
そういえば2着☆エピセアロームも父がサンデー×テーストで、母がRivermanとボールドラッドですから配合パターンもよく似てて、ナスキロ柔さもあるんですが半分パワーで加速するところも似たものがあり、そういうタイプに向いた馬場でもあったかなと
ジェンティルドンナはまあ試走の意味合いが強いようなレース運びですが、ジョワドをマークして後ろから差してもあれが精一杯で、岩田が本番は前受けしてやろうという意識があるかどうかじゃないですか

日曜5Rエロイカは好位からちょっと仕掛けただけでゴール前は押さえる楽勝、走りますね~
シンボリインディの下で、ディープにDanzigとナスキロとハイインロー(Burghclere≒Aureole)を入れて、ディープのマイラーとしては教科書的な好配合ですがベストは1800mかな

7Rベストリガーズは+26キロでしたがそれほど太くみせず、3歳時より全体に体型に伸びが出て、成長分もかなりあったでしょう
これで軌道に乗れば、そろそろ芝の長いところを使ってみてほしいですね~

アルメリアの◎マウントシャスタはボレアスの全弟で、兄よりはディープ×Caerleonのナスキロ柔さもが出ていますがそれでも母の力馬っぽさも受け継いでいて、“ジリ脚トーセンレーヴ”というイメージの中距離馬で、外回り向きなのはたしかですがパンパンの高速馬場よりはこういう時計のかかる馬場のほうがベターかもしれないですね
キャトルフィーユは半姉レディアルバローザと似たタイプで、鋭さは並ですがこういう上がりがかかる決着ではしつこい馬です
タムロトップステイもダイワメジャー×ミシル×モガミですからパワー馬場歓迎で前受け正解

大阪城は△オースミスパークの番手で巧く立ち回った△ミッキーパンプキンが◎ショウナンマイティの追い込みをハナ差凌いだところがゴール
ダンス×Alzao×Diesisですから典型的な「サンデー×Lyphard×ハイインロー」で、ベストの芝1800mで4角3番手以内にいたときは①③⑪⑤④①、4番手以下のときは⑭④⑨⑥⑥②⑪⑤⑤

メイン仁川を快勝したゴルトブリッツもスペシャルウィーク×Seeking the Gold×ウインドインハーヘアですから「サンデー×Lyphard×ハイインロー」で、ダートで4角3番手以内では①①①①①①①、4番手以下では⑮⑤⑦①

ヘクターの呪縛(4)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cdd248374314642256ce8bc456af0b07
ネオユニの一発大物、今年はこの馬?
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/094995bb3d15e1a5bc898975453a9e18

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先週の雑感・中山編~先週も内から乾いた

2012-03-06 11:11:49 | 血統予想

土曜3Rは芝2000mのデビュー戦でブリッジクライム、ソルレヴァンテの3着だったイジゲンがダート替わりで楽勝
フェデラリストのように芝もOKのエンパイアメーカー産駒で、これとソルレヴァンテを問題にしなかったというのにブリッジクライムの意外な足踏みが歯がゆいです…
エンパイアメーカー産駒はズブさがないのがいいというか、中山をスイスイ捲ってしまうようなアメリカンな機動力が長所の一つでしょうね

6Rの新馬を圧勝したアンディタードはMore Than Readyの産駒で、More Than ReadyはHaloにスピードを詰め込んだ配合でセレスダイナミックやエーソングフォーのような芝ダ兼用の早熟スプリンターを出していますが、この馬は母がDeputy Minister×Pleasant Colony×In Realityと頑健なアウトサイダー血脈で固めていて、これまでのMore Than Ready産駒よりも成長力や奥深さがあるかもしれないですよ
ま~ダートのスプリンターでしょうが、ガルフストリームパークBCスプリントチャンピオンシップH(米G2・ダ7F)に勝った半姉Dream About(父Cherokee Run)のような活躍が期待できそうな
More Than ReadyもCherokee Runもちょっと無駄にスピードの血が多くてあまり重宝はしたくない種牡馬ですが、この母との配合ならばま~シックリきます

黄菊はお約束の内枠の馬たちによるイン捌き勝負で、ホーカーテンペストのノリと◎エネアドの蛯名がこの内枠を活かさないわけはなく、そんななかで内枠なのになんとなく外に出してなんとなく3着に差してきた善臣センセはらしいというかなんというか、○ミッドサマーフェアは内容的には1,2着馬と互角で、今日の感じだとやっぱりマイラーというよりは中距離馬で、少なくとも1600mよりは1800mがベターじゃないかと思います

スピカも○サトノタイガーは最内枠ですから普通に出していってゲットフルマークが来たら番手でジッとしてればいいわけでレース運びがきわめて楽で、そのサトノの直後を取った馬も当然レース運びが楽で、そこをとったのが3番枠ナムラオウドウ
そして8枠10番なのにナムラの直後のラチ沿いに潜り込んでいた△ニシノメイゲツはさすが北宏というべきで、こういうインベタ馬場には人一倍デリケートな乗り役です
ケニアブラックや△マコトギャラクシーは外を回らされてアウトのクチで、早めに外を捲った△タムロスカイの頑張りが光ったレースでした
しかし最近は外差し馬場よりイン伸び馬場になるケースのほうが圧倒的に多いわけで、サトノタイガーやタムロスカイみたいな先行自在脚質はいつもレース運びが楽で着拾いまくれるのに、なんで超スローをガッチリ押さえ込んで差し馬にしたがる人が多いんでしょうね~

カレンチャンの敗因に口ごもってる解説者がいましたが、先週の中山記念とかこの日の黄梅スピカを見ただけでもうそれは明らかで、休み明けで56を背負って、先行馬総崩れのHペースをずっと外々の好位追走、ふつうのオープン馬なら大敗コースでの僅差4着は「やっぱり強い」の一語でしょう

日曜5RはUnknownさんにオススメしたミッキーナチュラルが勝ってくれて一安心でしたが、外を回ってこれに追いすがったカムフィーも内容は互角以上で、母がノーザンテースト×Robertoでこちらのパワーで走るタイプなので次走も中山ならま~いいところだろうと

6Rはタンゴクラチア(母父Dare and Go)とクラールハイト(母母父Alydar)とAlydar持ちのワンツーで、イシノサンデーの頃からAlydarのパワー捲りは東京より中山で、マコトギャラクシーが中山を好むのも回りの問題じゃなく母系のAlydarパワーで半分捲ってるんですよね~

富里の◎ヒシカツジェームスはやっぱり中山だと捲りでいけるので信用できますが、外々を回らされたので内を立ち回った△トーセンジャガーには届かずで、あと直線で手前はちゃんと替えてました

最終も内枠3頭で決まって大外のウインバンディエラは外を回らされたぶん4着までという、なんかどのレースも同じような回顧になってしまいますが(^ ^;)、弥生賞の後に呆然とパドックをみながら、「もう千二なんかアレコレ考えずに内枠ボックスだけ買ってればいいんじゃね?」とオッズをみると、内枠の馬はみんな売れてました…

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