ネオユニの一発大物、今年はこの馬？

NETKEIBA「プレミアサービス」「競馬総合チャンネル」では、「POGレース分析」と題して新馬未勝利戦勝ち馬の血統解説と評価をしています
今週(木曜公開)の一部を抜粋します

●ベストリガーズ(牡)
父ネオユニヴァース、母グリーティングス(その父Rainbow Quest)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103141/
1/15京都・未勝利(ダ1800m良)1分55秒1(8馬身)
　ストーミーカフェの3/4弟で、母母Kissing CousinはコロネーションS(英G1・芝8F)勝ち馬。ネオユニ産駒でKris3×4にVaguely NobleやHis MajestyやBlushing Groomも入って重厚なハイインロー血脈で固めた配合ですが、この重厚さに加えてHalo≒Red God3×4の柔らかさ手先の軽さも受け継いで、追ってストライドが伸びるのがいいですね。ちなみにヴィクトワールピサはHalo3×4、ロジユニヴァースはHalo≒Sir Ivor3×5・5です。これは芝中長距離で楽しみな馬ですよ。
A：芝ダ2000～2400m

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この配合で凄いのは、まずKris3×4にAureoleが絡むことで「Hyperion,Donatello,Son-in-Law」の組み合わせの継続になっていること

そしてこの「Hyperion,Donatello,Son-in-Law」の組み合わせが、ハイインローの肝っ玉母さんFlower Bowl(His Majestyの母)の「Hyperion,Son-in-Law,Blenheim,Clarissimus」と脈絡してスタミナや底力を増す働きをすることは、たとえば「ブライアンズタイム×Aureole」「ブライアンズタイム×Petingo」のニックスが証明してきました(下記「また哲三が、Flower Bowlを開花させた」参照)

4代母Primatieはネヴァブションの母母でもあり、その母Pistol PackerはHyperion3×4、Son-in-Law5×5とここにもハイインローのクロスがあります

ただしこれだけネオユニ産駒でハイインロー的スタミナばかりを重ねた配合をすると、スタミナはあっても鈍重で硬さのある馬が出てしまいがちなのですが、この馬は3/4兄のストーミーカフェと比較しても動きに柔らかさがあって追ってストライドが伸びるのがいいですね～

これはHalo≒Red God3×4もONになっているからでしょう

Blushing Groomにハイインローを重ねて硬くて鈍重な仔を出すバゴが、Red God≒Halo4・5×3でビッグウィークを、Red God≒Boldnesian4・5×6でオウケンサクラを出したのと同じような効果があったと考えられます

毎年G1級を一頭は出してくるネオユニヴァースですが、オールアズワンはHaloをニアリークロスしていないのでパワーと粘りはあってもどうも大きなところを勝ちきるような爆発力に欠けるんじゃないかと考えているだけに、G1まで届いてしまうとしたらこっちかもしれないなあと…

また哲三が、Flower Bowlを開花させた
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4f09c76b0aefd8bbde64a970562d5edb