土曜3Rは芝2000mのデビュー戦でブリッジクライム、ソルレヴァンテの3着だったイジゲンがダート替わりで楽勝
フェデラリストのように芝もOKのエンパイアメーカー産駒で、これとソルレヴァンテを問題にしなかったというのにブリッジクライムの意外な足踏みが歯がゆいです…
エンパイアメーカー産駒はズブさがないのがいいというか、中山をスイスイ捲ってしまうようなアメリカンな機動力が長所の一つでしょうね
6Rの新馬を圧勝したアンディタードはMore Than Readyの産駒で、More Than ReadyはHaloにスピードを詰め込んだ配合でセレスダイナミックやエーソングフォーのような芝ダ兼用の早熟スプリンターを出していますが、この馬は母がDeputy Minister×Pleasant Colony×In Realityと頑健なアウトサイダー血脈で固めていて、これまでのMore Than Ready産駒よりも成長力や奥深さがあるかもしれないですよ
ま~ダートのスプリンターでしょうが、ガルフストリームパークBCスプリントチャンピオンシップH(米G2・ダ7F)に勝った半姉Dream About(父Cherokee Run)のような活躍が期待できそうな
More Than ReadyもCherokee Runもちょっと無駄にスピードの血が多くてあまり重宝はしたくない種牡馬ですが、この母との配合ならばま~シックリきます
黄菊はお約束の内枠の馬たちによるイン捌き勝負で、ホーカーテンペストのノリと◎エネアドの蛯名がこの内枠を活かさないわけはなく、そんななかで内枠なのになんとなく外に出してなんとなく3着に差してきた善臣センセはらしいというかなんというか、○ミッドサマーフェアは内容的には1,2着馬と互角で、今日の感じだとやっぱりマイラーというよりは中距離馬で、少なくとも1600mよりは1800mがベターじゃないかと思います
スピカも○サトノタイガーは最内枠ですから普通に出していってゲットフルマークが来たら番手でジッとしてればいいわけでレース運びがきわめて楽で、そのサトノの直後を取った馬も当然レース運びが楽で、そこをとったのが3番枠ナムラオウドウ
そして8枠10番なのにナムラの直後のラチ沿いに潜り込んでいた△ニシノメイゲツはさすが北宏というべきで、こういうインベタ馬場には人一倍デリケートな乗り役です
△ケニアブラックや△マコトギャラクシーは外を回らされてアウトのクチで、早めに外を捲った△タムロスカイの頑張りが光ったレースでした
しかし最近は外差し馬場よりイン伸び馬場になるケースのほうが圧倒的に多いわけで、サトノタイガーやタムロスカイみたいな先行自在脚質はいつもレース運びが楽で着拾いまくれるのに、なんで超スローをガッチリ押さえ込んで差し馬にしたがる人が多いんでしょうね~
▲カレンチャンの敗因に口ごもってる解説者がいましたが、先週の中山記念とかこの日の黄梅スピカを見ただけでもうそれは明らかで、休み明けで56を背負って、先行馬総崩れのHペースをずっと外々の好位追走、ふつうのオープン馬なら大敗コースでの僅差4着は「やっぱり強い」の一語でしょう
日曜5RはUnknownさんにオススメしたミッキーナチュラルが勝ってくれて一安心でしたが、外を回ってこれに追いすがったカムフィーも内容は互角以上で、母がノーザンテースト×Robertoでこちらのパワーで走るタイプなので次走も中山ならま~いいところだろうと
6Rはタンゴクラチア(母父Dare and Go)とクラールハイト(母母父Alydar)とAlydar持ちのワンツーで、イシノサンデーの頃からAlydarのパワー捲りは東京より中山で、マコトギャラクシーが中山を好むのも回りの問題じゃなく母系のAlydarパワーで半分捲ってるんですよね~
富里の◎ヒシカツジェームスはやっぱり中山だと捲りでいけるので信用できますが、外々を回らされたので内を立ち回った△トーセンジャガーには届かずで、あと直線で手前はちゃんと替えてました
最終も内枠3頭で決まって大外のウインバンディエラは外を回らされたぶん4着までという、なんかどのレースも同じような回顧になってしまいますが(^ ^;)、弥生賞の後に呆然とパドックをみながら、「もう千二なんかアレコレ考えずに内枠ボックスだけ買ってればいいんじゃね?」とオッズをみると、内枠の馬はみんな売れてました…