栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

ヘロヘロになりに行きましょう

2012-02-09 13:07:52 | 血統予想

ヒルノダムールはマンハッタンカフェとラムタラのステイヤーとしての重厚さが表現された馬で、中距離のスピード競馬だと勝負どころでいつも手応えが悪く勝ちきれない競馬が続いていたのですが、しかし4角の番手より入線着順が下がったのは凱旋門賞だけで、この馬がバテたシーンは少なくとも国内では目にしたことがありません

京都外2200mでスローになると昨年のように斬れ負けしてしまう心配もありますが、仮に京都記念で負けたとしても、キングジョージには行って欲しいなあ…と個人的には思います

Hurricane RunとElectrocutionistとハーツクライが叩き合った感動の名勝負から早6年、何より驚いたのはハーツクライがゴール前では完全に脚が上がってヘロヘロになっている姿で、あのハーツクライが直線先頭に立って前受けしてヘロヘロになって全てを出し尽くして、それでも勝てないのがキングジョージというレースなのだということを、日本の全ての競馬ファンが実感した瞬間でした

今年のキングジョージにどんなメンツが出てくるのか私は知らないし、ヒルノダムールが通用するかどうかもわかりませんが、春天でついにG1タイトルを手にした叩き上げのステイヤーがこれ以上名をあげるためには、アスコットの直線でヘロヘロになるしかないだろうとは思います

あの惜敗は、間違いなくハーツクライに箔をつけました

天皇賞・春回顧~ステイヤーの証明
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f04d14c23ff827efc03702c0ccc95bc4

コメント (6)
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