バリ島2日目最後の観光は「ケチャックダンス」(ケチャダンスともいいます)鑑賞でした。
猿に扮した約100人の男性による「チャッ、チャッ、チャッ」という掛け合いの入る大合唱の中で物語が進行します。
楽器はいっさい使いません。
「サンヒャン」というトランスダンスが原型のこの踊りは、1930年代にインドの古代神話「ラーマヤナ物語」を取り入れて現在の舞台劇になったそうです。
こちらの舞踊は「ラーマヤナ」の舞台劇の一場面ですが・・・
このあとに、童女2人が踊る伝統的な「サンヒャン・ドゥダリダンス」が披露されました。
サンヒャンは、疫病が蔓延したときなどに、初潮前の童女を媒体にして祖先の霊を招き、加護と助言を求めるものであったそうです。
サンヒャンとは神聖という意味で、ドゥダリとは天使という意味で、村人の健康と幸せを守るための神聖な儀式の踊りとか・・・
もう一つの「サンヒャン・ジャランダンス」はトランス状態に入った少年が、ジャランと呼ばれる馬の模型にまたがって、燃え上がる椰子の塊の中で踊るダンスです。
実際にこの舞台でも、男性が炎の上で踊りました
最後は踊り子さんたちを囲んで、観光客が一緒に写真を撮る事ができます。
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ここで遅まきながら「バリ島」についての説明です。
「バリ島」は34州からなるインドネシア共和国の1州にあたり、州都はデンバサール。
面積は東京都のおよそ二倍半・・・
クタ・サヌール・ヌサドゥアなどの有名リゾート地は、南部に集中しています。
島民の約85%がバリヒンズー教徒で、イスラム教徒の多いインドネシアにあっては特異な文化を受けついでいます。
共通語はインドネシア語ですが、バリ人同士の会話はバリ語が主だそうです、
上の地図のピンクのラインが、バリ二日目に廻った所
今回6日間滞在したホテルは一番下の「Nusa Dua」地区にあります。
この日は、朝の8時半から夜の九時過ぎまでの中味の濃い観光を堪能しました。
さて私たちは、ケチャック・ダンス鑑賞の前に、サヌール地区にある「バリ・ハイアット・ホテル」で夕食を楽しみました。これも観光コースに入っているのです。
サヌールは波穏やかな海と朝日が魅力の、1930年代から欧米人に好まれた歴史ある保養地です。
静かな休暇を好む欧米のバカンス客が多く、落ち着いた空気が流れていて・・・
目抜き通りにはお洒落なレストランやお店が並んでいました。
そんなサヌールに、いち早く建った欧米資本のホテルが「バリ・ハイアット」
5階以上は建てられないという規制が出来る前にできた古いホテルでした(このフロントの画像はお借りしました)
我々が泊まっているホテルとは同系列なので、両ホテルの間にシャトルバスが行き来しているようでした。
次回来る事があったら、街に近いこちらに泊まりたいなぁ~
ここでも、心安らぐ「ガムラン音楽」の生演奏が出迎えてくれました。
この日の夕食はこのホテルのレストランでのシーフード料理
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最初にスープと一緒にエビセンが出てきました
前夜に食べた「焼き飯」にも乗っていましたので、ここの名物なんでしょうね。
メーンディッシュは「ロブスター」とインド洋産のタイ・・・
ビールで乾杯したあとに、白ワインを頼みました
この日のディナーは延び延びになっていた私の誕生日祝いも兼ねました。
実は・・・
午前中に寄った「銀細工のお店」で意外な展開となり、思いがけなく誕生プレゼントが手に入りました。それも2つもです
私は日本で「宝石店」に行く事は滅多にありませんが、海外ではその国の特産のアクセサリーを記念によく買います。
イタリアでは「カメオ」のブローチ、タイでは「ブルーサファイア」の指輪、ロシアではエカテリーナ宮殿の「琥珀」のブローチ等など
私のアクセサリーボックスには、旅の思い出がつまっています。
今回はスーさんに案内されたインドネシア特産の「銀製品」のお店で、普段着のTシャツやセーターにも合いそうな、ラピスラズリやアクアマリンなどの石を散りばめたペンダント(左側)を見つけて買う気になりました。
値札は120$
「JTBのお客様は15%引き」と聞いていたし、円高なので計算すると1万円を切りそうな値段です。
お店の売り子さんは拙い日本語で、私の誕生石の右側のペンダントを勧めます。倍の値段でした。
きっぱりと「ガーネットは色々持っているから要らない!」と答えると、横から主人が口を出し、あれやこれやと店員さんと交渉し・・・
この右側のペンダントを買うと左側のペンダントがタダになるという結果となりました。
「はぁ~」
「俺からの誕生プレゼントだ。使わなければ嫁さんやFさん(義妹)にあげれば良いじゃないか」と・・・
帰国後、息子夫婦から届いた誕生プレゼントもネックレスだったので、私思いがけずアクセサリー大臣になりました
家族のみんな、ありがとうね~
ふと目の前の夫を見ると、シャツの下に着ているヨレヨレのTシャツがまる見えでした。
八ヶ岳の「青年小屋」で買った、古いロゴ入りの山用のTシャツです。
「では明後日のディナーでは少し早いけど、貴方の誕生日を祝いましょう。プレゼントはバリ島のTシャツ、今着ているのがひどすぎるもの」
「ケチャックダンス」が終り、スーさんとドライバーさんに送られて、9時過ぎにヌサドゥア地区のホテルに戻りました。
「明日はジャワ島に飛行機で飛び、二つの世界遺産見学です。朝の4時50分にロビーにお迎えに行きますので、今夜は早めに寝てください」
スーさんにそういわれた私たち・・・
ホテルの部屋に戻りジャグジー付のお風呂に入ったら、その後はすぐにバタンキューでした
以前、渋谷で世界フォークフェスティバルがありました。
参加国が多くて、会場が文化村や公会堂に散らばっていてね。
掛け持ちで見て回りました!
民族舞踊は特色があっていいですねー(^_^)v
バリ島の歴史も、良く理解できました。
やっぱり行かねばならぬです♪
私なども、出かけると、あれもこれもと、欲張りますけど・・・・
暑いところで、13時間は大変ですよ。やっぱり山で鍛えてる効果ですね。
ガムラン音楽や、2枚目の写真の女性の踊りなど、テレビで見た事があります。
サヌールの海岸もいいし、バリ・ハイアット・ホテルの食事なら癖がなさそう・・・
銀細工のペンダント、似合いそう・・・
息子さんからもプレゼントされ・・・羨ましい
ご主人は、くたびれたTシャツ・・・・いいご主人ですね。
我が家も同じです。
私たちが見たケチャダンスは、リズミカルな男性の合唱だけの中で物語性の踊りが繰り広げられます。
竹を用いるのは、フィリピンの「バンブー・ダンス」かも・・・
主人はバンブーダンスに参加したことがあるようでした。
バリ島は女同士で行った方が楽しめる所かも知れません。
だんだんさんもお嬢様と是非一緒に行かれるといいですよ。
お陰様で、ガイドのスーさんとはすっかり仲良くなりました。
最初はこちらも気を遣い、疲れましたが・・・
翌日は朝の5時前に出発して、夜中の11時過ぎに帰ってきました。
あちこち見て廻る海外旅行は、元気な内でないと行けませんね。
私は旅に出ているときの方が、良く食べ、良く眠り、良く動くので、体調は家にいるときより良い感じです。
主人はチェックのシャツを着ていたので最初はよく分りませんでしたが・・・
その内、暑さでシャツのボタンを外したのか?よく見たら、寝巻きがわりに持ってきたTシャツをそのまま着ていてビックリしました。
翌日からは出かける前に私が服装のチェックをしましたよ。
ネックレスもなかなかセンスがあります。
男は寝る時も起きている時もあまり気にしません。
山では着のみ着のままです。
でもそれに気がつくとはさすがnaoママさんです。
我が家は自分しか気がつきません。(笑)
な~んにもないオーストラリアと違い、美味しい物も買いたいものもたくさんありました。
本当は手の込んだ銀細工のアクセサリーの方が「バリ」らしかったのですが、銀製品はお手入れが大変そうで、ごく一般的なペンダントにしたわけです。
山ならともかく暑い所で、むさくるしい格好をされると気になるものです。
おしゃれをせよとは言いませんが、こざっぱりと清潔で居て欲しいです。
あらためてこうして詳しい説明付きで見せて頂いて嬉しいです~^0^/
他の伝統芸能も見ましたが、ケチャックダンスのあの男性の迫力と
優雅な女性の舞には感動でした。
素敵なペンダントを2つも~!
いい思い出が出来ましたネ。
私もnaoママさん同様、日本では宝石店にはご用無しですが
旅先では必ず手に入れて帰ります。
身に付けるたびに思い出しますものネ。
特報をUP致しました。覗いてみて下さいネ。
旅を素敵に過ごされてとてもいい雰囲気です。
はい、地図でバリ島の形やら一日のお出かけがよく分かります。
サンヒャン・ドゥダリダンスは、歴史がありまして厳かなダンスですね。
炎まで登場、こちらの背筋までシャキッとしてまいります。
海も綺麗です。
ジ~ットして一日過ごせましたら最高でしょうね~~。
宝石にはドラマを感じました。
いつ、どこで、どうしてここに来ましたなどなど、
輝きは勿論ですが、そのスチューエーションが最高ですもの。。。
一番最後の画像は、ご主人さまでいらっしゃいますね。
とても素敵な方・・・、旅慣れていらっしゃるという印象です。
今日もnaoママさまのお話、とても素敵でした。まだ余韻が。。。
いつもありがとうございます。
楽器を使わず、男性のリズミカルな合唱だけで舞踊劇が繰り広げられる独特な伝統芸能ですよね。
スーさんの説明も「トランス状態」という言葉がたくさんありました。日本語ではどのように表現すれば良いのか?
精神が火も熱く感じない神秘の世界に入り込むのでしょうね。
紅さんも各国で特産のアクセサリーを・・・
私も身に付ける度に、買った国の事を懐かしんでいます。
日本で買った方が、デザインや細工もシッカリしているのですが・・・
そういう問題ではありませんものね。
特報の孤高の「カワビタキ」ちゃん、昨夜寝る前に拝見しました。
今電気工事の職人さんが入っているので、後ほどもう一度、ユックリ鑑賞させていただきますね。
「ケチャックダンス」の原型「サンヒャン」は、呪術が支配しトランス状態になった中で繰り広げられる厳かな踊りのようですね。
リズミカルな男性の合唱も圧倒されました♪♪♪
ホテルのプールの横に広がっているこの海は、東を向いているので朝日が綺麗に見えるそうです。
たくさんの欧米人が夕方にもかかわらず、デッキチェアーでノンビリしていました。水着姿で本を読んでいる人が多かったですね。
忙しく廻る日本人と違い、2週間くらいホリデーを楽しんでいくようです。
海外は主人の方が旅なれているので、今まではお財布も書類も全部主人任せでしたが・・・
今回「はぁ~?」と思うことが度々あり、私もシッカリしないと!と思い知らされました。
主人は前期高齢者の仲間入りをし、新しい状況を理解するのに時間がかかるようになった感じです