「大寒」に入り、1年中で一番寒い季節を迎えています。
今週初めの雪の日は独り家の中に居て、不安と淋しさに押しつぶされそうになりましたが・・・
今週末も又雪だるまマークが並び、TVの天気予報では無用な外出は避けるようにと呼びかけている
ワタクシ、友人たちとの新年会では大いに弾けていますが・・・
寒い中、家では独りで心身ともに凍えています
それでも陽が少しづつ長くなり、太陽の光もほんの少々力強くなったような?
どこかで春が生まれているのかも知れませんね。
日中の穏やかな日差しに誘われて・・・
春を探しに、我が家から車で20分の「大船フラワーセンター」に行ってみましたが、
梅はまだ2分咲きくらいでした。
私の周りには独り暮らしの方が結構いらっしゃって・・・
写真クラブの講師の先生などは、奥様を見送って18年になるそうです。
去年80歳になられたのに、ますますお元気で
お教室が終わった午後4時に「満月と白鳥を撮りたい」からと、1人で運転して
仙台の先の、鳥のサンクチャリーの「伊豆沼」まで出かけて行く方です
毎年梅雨時は生まれ故郷の北海道を一ヶ月かけての撮影旅行とか
(同じ住宅地に住むこの講師宅のお庭が、夫の最後の仕事場でした)
サラリーマンをリタイヤ後庭師になった夫には、一人暮らしのお婆さまのお客様が多く・・・
そういう方々には特に親切に接していました。
雪かきをしてあげるとか、寒くなったので外に出していた植木類を室内に入れてあげるとか・・・
近くを通りかかったついでに、無料でそんなサービスをしていました。
ですからお婆さま方から頼りにされて、次々とお客様を紹介され、
夫はますます仕事が増えて、仲間の応援を頼まないと手が回らなくなった次第です。
一昨年突然亡くなった夫の、最初からの顧客だった90代前半のUさんは、
東大教授だったご主人さまを亡くされ12年・・・
一人息子さんご家族は札幌に転勤で行ったままで、北鎌倉の瀟洒なお宅にお一人住まい。
Uさんは偶然私がOL時代、仕事上で懇意にしていた東大名誉教授の妹さんだったというご縁があり、
我夫が眠るお墓も近いことだしと、昨年11月の納骨の後にお電話をしました。
「まだまだお淋しいでしょう」と逆に慰められ
「私はクリスチャンですから、教会に行けば仲間たちがいるので心強いです」とキッパリ!
う~~~ん、心のよりどころがある方は強しですね。
先日、カメラ仲間の殿方から(彼もお一人様)、こんな新聞の切り抜きを渡されました。
老後は一人暮らしが幸せ、憧れの独身生活
”独り暮らしの高齢者は家族と同居している高齢者よりも、悩みが少なく生活満足度が高い"
という結果が、大阪の医師の調査で出たそうです
ホンマかいな~
ただし、満足度が高い一人暮らしの条件として、
①自由で勝手きままに暮らせること
②信頼できる同世代の友人や親戚が複数いて、話し相手になってくれる事
③住みなれた土地に住んでいる事
が必要だそうです。
夫がお庭を任されていた我が家近くのMさんは、昨年の10月に91歳のご主人を突然亡くしました。
厚木に大きな病院を開業し住んでいる、ご長男のお住いの目の前の、
駅近マンションを息子さんが購入してくれたそうで移っていきました。
奥様は88歳とは思えない、とてもお洒落で若々しい方で・・・
お金持ちで、息子さんご一家と目と鼻の先に住み、これ以上恵まれた老後はないと
羨ましい限りの未亡人さんですが
最近頻繁に「淋しい!淋しい!、住み慣れたそちらに帰りたい」との、お電話かかってきます。
「私は淋しくなると、一人で頑張っているnaoさんを思い出すのよ」と・・・
「先日冬物を取りにそちらに行った時、naoさんがご近所の皆さんと一緒で羨ましかった」と・・・
(私はご近所仲間4人で、ストレッチ体操の帰りでした)
88歳になってからの新しいマンション暮らしは、友人ができないのでしょうね。
ご主人さまを突然亡くされてまだ三ヶ月、今が一番お辛い時かと思います。
そして夫を亡くした淋しさと喪失感は、年齢には全く関係ないのだなぁ~とつくづく実感しました。
親友taeさんの「49日法要」と納骨式(1月23日)
12月1日に亡くなった学生時代の親友のtaeさんの49日の法要が行われ
今日、私も参加してきました。
雪の心配がありましたが、最後まで降らなくて良かったです
私たち学生時代の仲間3人は、taeさんとのお別れに山形まで行きましたがこちらです。
taeさんはナント、横浜のラウンドマークが望める広大な墓地の一角に埋葬され
永遠の眠りに着きました。
ご主人様のご実家のお墓が横浜だったのです。
今回は他の二人は都合が悪く、私が代表として(息子の車で送ってもらって)一人で参加しました。
お寺での49日法要、お墓での納骨式を終えてから、中華街のホテルでの会食会
ご主人様のご挨拶で「喪失感でいっぱいです」という言葉に涙が出ました
私も同じです
ここにも妻を亡くしたばかりの、お一人住まいのご主人が居ました。
「仕事があり気が紛れている」というお話しが、私とは違って少し安心致しましたが・・・
「ちゃんとお食事はしていますか?」との私の問いに
「仕事のことを考えていると食べる時間が勿体ないと思ってしまいます」とご主人さま。
「ちゃんと食べないと身体が持ちませんよ。三回忌までは食事が喉を通らないと言われますが」
「時間が解決するのを待つしかないですが、身体だけは気をつけて下さいね」と、
今では慰める側の立場にいる自分に驚いています。
まだまだ一人暮らしは淋しくて、生活も不便で不安だらけ・・・
涙も毎日滲みますが、去年の私とはちょっと違ってきています。
新聞に記されたような「一人暮らしは幸せ」と感じるには、まだ時間が必要ですが・・・
その内「独りも気楽で良いものだ」と思える日が来るのでしょうかね~?