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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「境川ウォーキング」その1・秋を感じて・・・

2013年09月22日 | ハイキング・散策
9月19日・中秋の名月

18時20分、雲ひとつ無い東の空に昇った見事な十五夜お月様を
我が家の北側のデッキに立ち撮りました

そもそも「中秋の名月」は9月にある満月の日だと思いがちですが、
そうではなく 旧暦の秋の期間である7月・8月・9月 のちょうど中間の日、
秋のど真ん中(旧暦の8月15日)が「中秋」。

その当日に満月が見られるのは、今年を逃すと2021年までおあずけになるのだそうです。

主人はその事を知らなくて
「ラジオで’今日は中秋の名月でしかも満月です”と変な事を言っていたぞ」と
自分が変な事を述べていましたよ


こちらは寝る前の23時過ぎに2階の南側のベランダから写した中秋の名月です。
出始めのお月様とは色が違いますね。

中秋の名月にお供えするものは、米を粉にして丸めて作った月見団子と、
稲穂に似たススキなどを備えてお月様に 収穫を感謝するのだそうです。

連日、父の病院通いに付き添った私は時間が無くて何もしませんでしたが・・・


               

9月20日・「境川」ウォークに参加
ブログ仲間の山小屋さんからお誘いを受け、境川岸を18km近く歩いてきました。

町田市の最高峰・草戸山(365 m)北東面に源を発し、東京都と神奈川県の境界に沿って
南東に流れる境川は神奈川県大和市付近から南へ流れを変え、
藤沢市の江ノ島付近で相模湾に注ぐ、全長52kmの二級河川です(ウィキペディアより)

山小屋さんたちのグループはこの境川の源流から江ノ島までを4回に分けて踏破・・・
今回は最後のフィニッシュを迎えるのです。

我が家からそう遠くない「境川」、私は最後の回だけの参加となりました.

集合は小田急「江ノ島線」高座渋谷駅に9時20分


今回は大和市と横浜市泉区に架かる「緑橋」からスタートです。
9時50分、橋の上から上流を写しました。


そしてこちらが江ノ島方面の下流です。

晴天の中、右岸のサイクリングロードをひたすら江ノ島に向かって歩きます。


500mごとに立っている標識


駅近くの団地群を抜けると、のどかな風景が広がり始めます。
参加者は19人、80代の方もいらっしゃって、若い60代が根を上げるわけにはいきません

フェンスに絡んだ色鮮やかなマルバルコウソウ草むらの中にはママコノシリヌグイ


今回は、歩く植物図鑑のような山小屋さんがご一緒なので、お花の名前は何でも教えてもらえます


周りは実りの秋を迎えていました。そろそろ稲刈りのシーズンですね、

彼岸花もあちこちに・・・紅白揃って咲いていました


この近くを流れる「小出川」の彼岸花も見頃の時期ですね。


こちらは「渡戸橋」
境川に架かる橋の中では周りの建物と相まって、一番風情が感じられる場所のようです。


変形のツリ橋が見えてきました

先日の台風で曲がったのではありません橋脇の今田休憩所で昼食タイムです
※画像はネットよりお借りしました。


歩き出して2時間が過ぎていました。
この今田休憩所は今回歩いた中で唯一ベンチとトイレが整っている場所です。


この「境川サイクリングロード」は大和市の国道246号から、江ノ島入り口までの
24.5km・2時間半が整備されています。詳しい情報はこちらです。

歩行者優先ですが、スピードを出している自転車が多いので要注意
今回は団体で歩きましたので、自転車の方が止まってくれましたが・・・


又この今田休憩所付近には、鷺の姿が見られました。


魚をハンティングする姿を撮りたかったのですが、まだまだ道のりは長いので
先を急ぎます。


ススキがたなびき、澄んだ空も秋の風情ですが、この日は30度を越えた暑さ・・・
陽射しを正面に受けながらひたすら歩きます

風があったので、日陰に入るととても涼しくて救われましたが・・・

9月8日は「黒斑山」、9月15日はフジアザミ咲く「三国山」に行こうと
山仲間3人で計画を立てましたが、いずれも天候不良で中止
(昨年と同じ流れですこちらをどうぞ

山小屋さんのお誘いは渡りに舟でしたが・・・
立山登山以来歩いていない私、体がなまっていて、運動不足を痛感しました。

※今日は我が家から「ダイヤモンド富士」が望めるはずでしたが
残念ながら夕方から雲って見えませんでした。

コメント (26)
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石垣山「一夜城」と早川・片浦ウォーキングトレイル②

2013年01月20日 | ハイキング・散策

14日の積雪の後も寒い毎日が続き、日の当たらない道路や庭先の雪はまだ残っていて
孫たちが作った雪ダルマも、少しスマートになりましたがまだ姿を保っています。

昨夜、横浜に引っ越してきて間もない学生時代の友人から突然TELがあり
「凍結した坂道で滑って足首を骨折し、全治二ヶ月の重症で入院手術となった」
「骨折仲間同士ね」と、思わず笑ってしまいましたよ。

彼女は短大時代山岳部に所属していて、その後も山を続けていた健脚者ですが
お互い脚に自信がある者同士、注意を怠ってしまったのが原因でしょうか。

救急車で運ばれても、次々に怪我人が担ぎこまれ随分手当ては待たされたそうです。
積雪の後の騒動はまだまだ続いているようですね。

私もリハビリに通っている病院で「くれぐれも滑って転ばないないように」と注意を受けました。
中高年の皆様、気をつけましょう

小田原「石垣山・一夜城」
さて、1月7日にブログ仲間の山小屋さんのグループと歩いた、石垣山・一夜城と
早川・片浦ウォーキングトレイルの後半を続けます。


この城が、世に石垣山一夜城または太閤一夜城と呼ばれるのは、秀吉が築城にあたり、
山頂の林の中に塀や櫓の骨組みを造り、白紙を張って白壁のように見せかけ
一夜のうちに周囲の樹木を伐採し、
それを見た小田原城中の将兵が驚き士気を失ったためと言われています。

しかし、実際にはのべ4万人が動員され、約80日間が費やされました。       
(小田原市の公式ホームページより)

秀吉は水陸15万人の兵を率いて小田原城にこもる北条を滅ぼし、
全国制覇の足がかりとしました。

彼はこの城に100日滞在し、淀君ら側室や千利休、能役者を呼び茶会を開いたり、
天皇の勅使を迎えたりしたようです。


歴史公園入口から登っていくと、ベンチがしつらえてある二の丸跡の広場に出ます。
ここで昼食時間とし、30分ほど休憩しました。

この先に展望台があり、駒ヶ岳などの箱根の山々がよく見渡せましたが
この日の箱根方面の眺望がイマイチで、写真は綺麗に写せませんでした

その後「本丸跡」に進みます。


ところどころ石垣が崩れたままになっていて、歳月を感じますが・・・

石積みは秀吉が連れていた近江の穴太衆による野面積みといわれるもので、
小田原藩の管理下におかれていた江戸時代にも度重なる大地震にも耐え、
今日まで当時の面影を大変よく残しています。

撮影できなかった石積みの数々を、此方のサイトでご覧ください。


「本丸跡」で11人の集合写真を撮ったりし
展望台から小田原の街を眺めました。


穏やかな「相模湾」が広がっています。


そしてカメラをズーミングしてみると、駅のそばに北条氏の拠点だった「小田原城」が・・・
あそこまでの距離は僅か3kmだそうです。

その後階段を下り一回りして、立派なトイレのある駐車場に戻りました。

駐車場のお隣は「よろいずかファーム」
川島なおみさんのご主人のお店があります。


この日はお店が閉まっていて、私たちも有名な高級スィーツを食べ損ないました。


ハイキングは、根府川の駅を目指してまだまだ続きます。


広いコンクリート道路から再びミカン畑の中を行きますが
こちらはもうミカンの生産を諦めた畑でしょうか

だんだん畑の石垣と貯蔵小屋が残っています。


向こう側へ回り込む岬への登りを進むと、再び「相模湾」が見えてきます。
湯河原方面に通じる自動車道路と平行して走る東海道線・・・

そして新幹線も並んで見えます
高度が増して更に海の眺めが良くなりますね



「佐奈田霊社」

佐奈田霊社は、治承4年(1180年)「石橋山の合戦」で3000対300(源頼朝)の先陣として戦い、
平家方の武将俣野五郎景久を組伏せるも、 不運の討死をした佐奈田与一をお祀りしています。

与一・俣野の組討の際、与一の声が出ずに味方が駆け付けられなかったとの説もあり、
佐奈田与一の霊魂が残って「のど(声)・せき・気管支炎・ぜんそく」に悩む人々を救う
慈悲の誓願があると言われています。

境内にはベンチも置いてあり、トイレも使用できます。
私たちもゆっくり休みました。

先陣を切って討ち死にした佐奈田与一
石橋山古戦場も今ではミカンが生っています。




歴史を巡りながら、更にミカン畑の中の農道を進むと、前方に真鶴半島が見えてきました。
先端の名勝地「三ツ石」が分かりますね。


やがて山の上にそびえる「ヒルトン小田原・スパリゾート」も、姿を現しました。

悪名高き無駄遣いの象徴「雇用促進事業団」の雇用保険金で建てられた高級スパ施設、
信じられない超格安で外資に売ったという「ホテル」です。

「最後はあそこで温泉に入っていく?」
「でも1600円もして高いよ。その分美味しいお寿司を食べていこう」


再び岬を廻る坂道を登ります。
丁度、東海道線が走っていました。


ミカン畑の中を歩き、海を眺めるコースが続きます。


牧谷川の橋に出たら、ホテルに行く散策路と根府川の駅に向かう道とに分かれます。


たくさんのミカンの転がる道を、根府川の駅を目指して最後の登りを頑張りました。
早川の駅から「一夜城」経由で根府川駅までの12kmを、のんびり歩いた約5時間半

小さな根府川の駅の周りには何もありません。
懇親会は小田原のお寿司と天ぷらが楽しめるお店で、全員が参加しました。

皆様と楽しく飲んだと新鮮なお寿司、そして快い疲れが、
固まった心身を和らげてくれました。

山小屋さん、お誘いいただき有難うございました



コメント (20)
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石垣山「一夜城」と早川・片浦ウォーキングトレイル①

2013年01月09日 | ハイキング・散策
松の内も終わり、いつもの生活に戻りました。

去年は母の末期の介護の他に、自治会の役員活動もあり・・・
常に緊張していて気を抜く暇がなかったように思います


友と鎌倉散策や東北紅葉登山などで、できるだけ気分転換に歩くようにはしていましたが
常に心身ともに硬直状態

夢の中でも焦っていて、朝目覚めた時に「し忘れている事はないかしら」と
強迫観念が押し寄せてきていました。

新年を機に神経を使うのではなく、まずは体を使って血の巡りを良くすることが先決
と思った次第です。

そんな時、ブログ仲間の山小屋さんから「小田原の石垣山ハイキング」のお誘いを受けました。
その日は丁度主人もゴルフの初コンペ
渡りに船と参加させていただき、山小屋さんのお仲間たちと一緒に歩いてきましたよ。


1月7日、JR「早川駅」から「石垣山・一夜城」へ

集合は小田原の次の東海道線「早川駅」に9時40分
我が家からは1時間ちょっとで行ける近さです。

鎌倉街道を一緒に歩いた顔なじみの方々も多く、リーダーの
「今日は石垣山の一夜城を見てから根府川の駅までのおよそ12kmを歩きます」

「ミカン畑の中の農道歩きが殆どで、海を見ながら丘陵地帯を登って下るルートです」
という説明を受けてから、午前10時、小さな「早川駅」をスタートしました。


すぐそばの漁港とは反対側の住宅地を行きます。

突然「早川観音」が見えてきました。
ちょっと「洋風」の感じがする観音様、手に持っているカゴもモダンです。


「真福寺」のお地蔵様も迎えてくれました。
慈悲深いお顔に癒されますね。

この後、「海蔵寺」などにも寄りながら、石垣山の一夜城を目指します。


住宅地から農道に入ります。

この日の参加者は女性5人、男性6人の計11名
風のない穏やかな日和でした。

左右にミカン畑が広がります
オレンジ色のミカンがたわわに実っている・・・


落下しているミカンもたくさん見られました。
人手が足りないのでしょうか


「早川・片浦ウォーキングトレイル」としての表示板はそこここにありますので
迷う心配はありませんね。


ミカン畑の中の農道を登ると車道に出て、青い相模湾が見渡せました。
真冬だというのに穏やかで明るい海の色です


西湘バイパスから湯河原・熱海方面に行く時にたまに通る有料橋も見えています。
その下が「小田原漁港」でしょうか・・・


小さなコンデジでズーミングしてみました。
以前、あの漁港で活き魚料理を食べたことがありましたね。


左手の山の方に目をやると、円錐形の「大山」から丹沢主脈の山々が連なっています。

道路の下の斜面はすべてミカン畑
でも勝手に採ったら「窃盗罪」になります。

女性軍は公道に転がっているミカンを拾って、無傷なものを食べてみました。
中にはまずまずのお味のミカンもありますが・・・
「これってデコポン?」と、種類がさっぱり分かりませんでした


温暖な気候を象徴するような「アロエの花」が咲き乱れています。

私たちも汗ばんできたので、上着やセーターを脱ぎました。


途中、このトレイルの詳しい案内板が立っていました。
ここのベンチとトイレが備わった休憩所で一休みです。


再び農道に入ってひと登りすると、目指す石垣山の「一夜城」ももうすぐです。


11時過ぎに「石垣山一夜城・歴史公園」の入り口に到着
早川駅から3500m、休憩時間を入れて1時間ちょっとの道のりでした。


豊臣秀吉が諸国平定を成しとげるきっかけとなった「小田原城攻め」の陣地「石垣山一夜城」
実際には80日かけての築城だそうです。

それを一日で造り上げたと見せかけた、秀吉の知恵が炸裂したのでしょうか


駐車場の正面の階段を更に登っていきました。

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