波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

子ども食堂 の続き。

2022年12月05日 | 日記・エッセイ・コラム

心配な子どもの家に行ったら親の姿が無く相当に腹を減らしていた。君が先生ならその時どうする?
成績のあまり良くない学生が、「すぐに食堂に連れて行って食べさせるか、コンビニで食べ物を買ってきて与える」とそれが当然だろうと答える。先生のお金で子どもに食べさせるのを何とか回避させようとするのが成績の良い学生で、先生が一時の感情で責任を負えないことを始めるわけにはいかない、ということなんだろう。「自分の冷蔵庫の野菜を持っていく」、「魚を釣って渡す」なんていうのがあった。5年前に退職した大学の教職ゼミでの話。

教員になりたいとおもっている学生、今や得がたい進路希望だ。全員が子どもの幸せを願っていた。その学生が困難にある子どもに直ぐに直接に手助けできない意識が悲しい。本来、国や自治体が何とかしなければならない問題を先生個人が手を出すことは許されない、そういう回答では教員採用試験に合格できないと思わせられている教育現場のイメージがあるのだ。どの学生も気持ちの良い若者で波風氏の学生時代より勉強しているし教職に対する熱意も高かった。だから、全員が採用試験に合格して欲しかった。

校長先生や教育委員会に叱られるぐらいのことなら腹の空いた子どもらにご飯を食べさせるのに躊躇はしない、という学生(心配な)の声にホッとしたのは波風氏ら教員だけではなかったと思いたい。この時のゼミ生のほとんどが中高教員になったり地方行政機関で働いている。今の学校や地方、彼らはこの時の話を何度も何度も思い出さざるを得ない状況で仕事していることだろう。それがどういうものであれ、「腹の空いた子どもに直ぐに食べさせる」のが真っ当な先生(大人)だと思っていて欲しい。子ども食堂がそうであるように、給食費無料化が時代の流れになってきたように。(一応終わり)


10年履いた長靴を買い換えた。底が減って時々すべっても夏に履ける(熱くてとても履けない)なんて思い、形が変形せず肌身に触れていた物は捨てずらい。新しい靴、どこまでも歩いていけそうだ(笑) 画像は、昨日と同じ黄色い菊。同じ花と思えないが、その時の気分と画材でこんなに違う。

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