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波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

本のある暮らし

2023年05月22日 | 読書

が無ければ人生はつまらないなあ。畑も木工も調理も散歩も眠りも入浴も、その合間時間に読書がある。読書と言えば堅苦しく、読書あっての人生と言えば嘘になるが、本はいつも味方で読書は例外なく楽しい時間。生まれてから暇を感じたことが無いのは読みたい本がいつもあったからかもしれない。本に終わりのページあっても読書に飽きは来ない。分からないことが分からない頃を過ぎ、分からないことだらけだと気づくようになって読書の意味を少し考えるようになった。

んでいるのは・・・・『なつかしい時間』(岩波新書:長田弘)、この歳にならなければ読まなかっただろう詩人の緻密で温かで平易な言葉。暮らしの一瞬に永遠の記憶が宿る感覚。『失踪願望。コロナふらふら格闘編』(椎名誠著:集英社)、衝撃受けた『遺言未満、』の続編、こういう老成のあり方もあるのか。妻一枝さんにママヨさん重ねたりする。『からだの美』(文藝春秋:小川洋子)、小説も上手いがエッセーも。美は感性の高さで享受し分配される。『なぜ日本人は戒名をつけるのか』(ちくま文庫:島田裕巳)、オウムでミソつけた宗教学者だが、知っておきたい宗教と葬儀しきたりの関係を丁寧に教えてくれる。『毎月新聞』(中央文庫:佐藤雅彦)、「じゃないか禁止令」ではじまる全50話、全部楽しい。『山之口莫(永遠の詩集3)』(小学館)、自分は未だ何ものかに囚われている。詩は嘘と正直を強烈に分別する。『山口瞳ベスト・エッセイ』(ちくま文庫:山口瞳)、広島で原爆保有を是とする愚かしい政治の今、骨ある作家を偲ぶ。『世界 5月号』(岩波書店)、6月号を発注しなければ。それと吉田秋生作『詩歌川百景3』も。評伝『アンゲラ・メルケル』(東京書籍:M・ランテルゲム)、読み始めたばかりだが、例なき大政治家の内面に迫る取材、興味深い。 


【ご連絡】今月の『ほんのおつきあい』(読書交流会)は中止にします。早々と会場(波風食堂)準備もしていたので残念です。いつも参加されている皆さん、申し訳ありません 種や苗を植える準備は終わったが寒さ続いている。散歩もしていない。こういう時に読書しても頭に入らないテレビや新聞見る時間少なくして情報終活。CMの多さ感じ企業忖度の根深さ思う。

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