波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第37回『ほんのおつきあい』の記録

2024年02月15日 | 読書

先月28日(日)の午後、初参加のNI氏交えて今年初の読書交流会。気負わずそれでいて少し緊張して読んだ本のことを交流するのは気持ちが良い。朝起きて、冷たい水で顔を洗っているような清々しさ。

HF 『怒らないこと』(アルボムッレ・スマナサーラ著:大和書房)、スリランカのお坊さんの教えで、仏陀が全面否定した『怒り』の智恵が明かされる★5。『ブッタの教え 一日一語』(アルボムッレ・スマナサーラ著:PHP文庫)、今の自分を意識しなるべく怒らないようにしたい時に瞬一瞬の幸福を得るブツダの教えに惹かれる★5。『ブッダ(手塚治虫作:潮出版社)、古代インドのカースト制度や差別意識の社会環境で生きたシッタルダ(ブツダ)の生と死をテーマにした長編漫画★5。

NI 置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子著:幻冬舎)、孫からの相談に祖父としてふさわしい言葉で応えたいという気持ちで読む★2。『いまを生きるあなたへ贈る詩50』(二瓶弘行編:東洋館出版社)、磨かれた詩の言葉で自分の考えや感じ方をあらためて見つめてみたい、中島みゆき『時代』の詩に感銘★2。『校長室新聞』(波風立男著:波風文庫)、今まで何人かの忘れられない人たちに出会ってきたが、その中で40代後半から今に至る1人の人格が言葉で表されている。

KK 『あの魔女を殺せ』(市川哲也著:東京創元社)、密室殺人の物語は書き尽くされている感じがするが新たなトリックがあるのかと読んだが魔術が出てきて★2。『私の源氏物語ノート』(萩原規子著:理論社)、千年を超えるベストセラーは式部が1人の想像力で書いていたと思っていたが・・・・この物語の登場人物を忘れられない自分がいるが再読したいと思った★4。

ママヨ 『自分以外全員他人』(西村亨著:筑摩書房)、表題は普段の生活では実に当たり前のことで家族の間でもそう考えるのが無難で自然、しかしこの小説では生きることの苦しみが連綿と綴られ結末も「なにそれ・・・」★2。『苦海浄土』(石牟礼道子著:講談社文庫)、20代の頃から知っていた本で死ぬまでに読んでおきたいと思っていた。著者は主婦で水俣病が未だ知られていない裁判前に書かれた。読んでおきたいと思ったのは正しかった、残りの2部3部を読みたい★5。

波風立男 岩波ブックレット『ナチスは「良いこと」もしたのか?』と小説『自分以外全員他人』。感想は既に本ブログ掲載済みにつき省略。


今月の読書交流会「ほんのおつきあい」を、2月25日(日)14:00~波風宅で開催します。お茶代200円、読んだ本のあらすじと感想を話してください。お茶を飲みながらみんなの話を聞いてくれるのも大歓迎 波風氏にとって「読書は習慣」、「読書交流会」も続いていくうちにそんな感じになってきたなあ。

コメント    この記事についてブログを書く
« 夜明け前の芸術散歩 | トップ | 2024目標【書き初め】 »

読書」カテゴリの最新記事