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幽霊話の「JUKAI樹海」2016年制作

2016-12-05 16:17:03 | 映画

              
 松本清張のロマンティック・ミステリー「波の塔」で青木ヶ原樹海が有名になり、1974年「波の塔」を枕にした女性の白骨死体が発見されて「自殺の森」とも言われるようになった。

 青木ヶ原樹海が舞台の映画は今年2本ある。マシュー・マコノヒーと渡辺謙の「追憶の森」に続く本作である。こちらは完全におどろおどろしい怪奇映画。

 DVDレンタル店の分類では「ホラー」に属す。もともと私はホラー映画は嫌いでほとんど観ないが、本作はアマゾン・オリジナルのドラマ「スタートアップ」を企画したベン・ケタイが脚本を書いている。「スタートアップ」が面白かったのでベン・ケタイにつられて観ることになった。

 幽霊映画をまともに評価するのも大人気ない気がする。暗い夜道で突然「わぁー」という大声に驚くというレベルでいいのでは。

 青木ヶ原では磁石が利かないとか、携帯電話が使えないとか、事実に反するのが平気で使われている。お話というのは、双子の姉妹の妹サラ(ナタリー・ドーマー)が姉のジェスを青木ヶ原に探しに行くというもの。

 青木ヶ原で自殺する人がいるのも事実で、首吊りが一番多く次いで薬物摂取の自殺らしい。この映画でも首吊り死体が出てくる。画面を見ていて地面に溶岩の露出がないので不審に思っていたが、案の定ロケはセルビアのタラ国立公園の森らしい。

 いずれにしても、富士山周辺の日本有数の観光地青木ヶ原樹海が、俗評にまどわされこういう作品が出来るのはあまり歓迎できない。暗いイメージを世界に流布させる。

 実際、青木ヶ原に行って見ると遊歩道もあって明るい印象を持つだろう。ちなみに溶岩の持ち帰りは、森林法違反で罰せられるからそのつもりで……
 
監督
ジェイソン・ザダ出自不詳

脚本
ベン・ケタイ出自不詳

キャスト
ナタリー・ドーマー1982年2月イギリス、イングランド生まれ。
テイラー・キニー1981年7月ペンシルヴェニア州ランカスター生まれ。
小澤征悦1974年6月カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。
オーエン・マッケン1983年2月アイルランド生まれ。

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