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劇場でしかも3Dで観ないと面白さが半減する「ゼロ・グラビティGRAVITY ’13」劇場公開2013年12月

2014-04-30 22:25:32 | 映画

                  
 ブルーレイ・ディスクでも3Dのものもあるが、いくら家庭で設備を充実させても劇場の臨場感とは大違いだろう。これは劇場で3Dで観るべきだった。ちょっと残念な気がする。

 お話はいたってシンプル。宇宙空間に放り出された女性宇宙飛行士ライアン(サンドラ・ブロック)の地球への帰還までを描く。普通の劇映画と違って、まさに映像と音響が織り成すスペクタクルだ。残念ながらDVDではそれが味わえない。

 宇宙に飛び出した人間の英知はすばらしいものではあるが、それ以上に人類だけに与えられている犠牲的精神と地球のすばらしさも描いてある。

 宇宙船から伸びるロープがライアンの足に絡まり、その先にライアンとコワルシキー(ジョージ・クルーニー)をつなぐロープがある。この辺は、高山を登攀する人間が滑落して一本のロープに二人がぶら下がっている図式と同じだ。

 やがて重みでこのロープは切れるだろう。そういう局面で下にいる人間が一人を助けるために自ら犠牲となってロープを切る。コワルスキーはロープをつなぐ器具をはずす。彼は永遠の星になった。

 釣鐘型の帰還船で湖に着水して泳いで水辺に体を横たえたライアンは、「ありがとう」と言って大地を抱きしめる。
             
             
監督
アルフォンソ・キュアロン1961年11月メキシコ生まれ。この映画は、2013年アカデミー賞監督賞と編集賞を受賞。

キャスト
サンドラ・ブロック1964年7月ヴァージニア州アーリントン生まれ。
ジョージ・クルーニー1961年5月ケンタッキー州キシントン生まれ。
コメント
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