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旅「11日間のスリランカNo 4」

2012-09-21 14:19:11 | 旅行

 二日目の8月22日(水)の朝起きてみると私の体調が悪い。頭がボーとして浮遊感に包まれていた。こういう症状はたびたび経験していたが、旅先のしかも海外では心配が先に立つ。今年の2月MRI検査の結果問題なしと言われていて、ぶっ倒れることもないと分かっていても不安なものだ。

 朝食のためにレストランへ降りていった。窓が開いていて開放的な雰囲気のダイニングは、ビュフェ・スタイルの朝食となっていた。フランス・パンとバター、白いスープ、ローストビーフのようなものを食べたが、パン以外は不味くて口に合わなかった。
 お断りしておくがこれは私だけの問題で、妻や息子は何の抵抗もなく食欲は旺盛だった。その後、ゴールに向かうわけだがその前にコロンボの見どころを案内してくれた。
 途中でスコールと渋滞にはまりようやく着いた先はインド洋に面したゴール・フェイス・グリーンだ。ここは浜辺の散歩道といったところで、午後からは人出で賑わうという。海に面してコンクリートの遊歩道が延びているが、みやげ物や食べ物を売る小さな店が行儀よく並んでいる。
            
            
            

 雨上がりの空気は、靄と共にべたついてくる。こういう蒸し暑いのはどうも気分が落ち着かない。そういう時、どういうわけかトイレに行きたくなった。見渡す限りトイレらしきものはない。
 Mrスランガに聞いてみた。彼は、「OK、キレイなトイレに行きましょう」と請合ってくれた。彼によるとスリランカのトイレは、決してキレイとはいえない。観光客には出来るだけキレイなトイレを紹介しているという。つまりトイレで何かに感染する可能性もあるということらしい。どこでもすべて日本で言う洋式トイレだが、向かって左手に小さなシャワーのようなものが付いている。それを右手でとって事後処理用の水が出る仕組みになっている。
              
 使ってみて改めて日本のシャワートイレの素晴らしさを感じた。日本も古い和式トイレから脱却しているのに、どうして一流ホテルともあろうものが、相変わらずの旧式のトイレで満足しているのか理解に苦しむ。その意識を変えないとスリランカは、いつまでも低レベルのままだろう。

 さて、キレイなトイレに着いた。タージ・サムドラ・ホテルのトイレだった。堂々と入って堂々とでてきて、ベイラ湖の近くにあるガンガラーマ寺院とシーマ・マラカヤ寺院へ行った。
 ガンガラーマ寺院は、コロンボの中心にある寺院の中でも最も大きなものの一つといわれている。ここに入るのにはお金がいるし、靴を脱がなくてはならない。中はいろいろあるが金ぴかの仏像や極彩色の配色で目がちかちかする。私の体調のこともあるが、日本のお寺が懐かしくなってくる。鬱蒼とした樹木に覆われ古びた仏像が鎮座する本堂の佇まい。それとは正反対のスリランカの寺院。少し疲れを覚えた。事前の勉強不足も興趣を削いでいるのかも知れない。(つづく)
             
             
コメント
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