畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

籾殻

2012-09-09 19:17:41 | 農作業

9月9日(日)  

日曜日。田んぼの借り賃を、収穫したコメで納める家もある。二軒に届ける。休みでないと留守のことが多いから。

籾摺りが終わり、籾殻が場所を取って、処分が大変な家が多い。広い敷地や、すぐ脇の田んぼに飛ばした場合は、その場で燃したりする。そうでない場合は、田んぼなどに運んで燃すことが多い。籾殻をポリ袋に入れたから、持って行ってほしいと連絡があり、40袋ほどもらって、畑に運ぶ。労力さえあれば、籾殻も貴重な農業資材なのだが。多くの農家にとって、産業廃棄物、厄介者となっている。かさばるし、パット燃えることもなく、くすぶるように長時間かかって、灰になる。焼却処分も、気を使う。風が吹くと、飛び散るし、身体にチクチクする厄介者だ。

資材としては、昔からクン炭(籾殻の炭)が作られ、利用されてきた。クン炭にすると、かさは三割ほどになるし、土壌改良材としては最高だ。育苗培土に使うと、軽くなるし、根張りもよくなる。作るのは大変だが。畑に運んでおけば、種蒔後の覆土の上にばらまけば、ちょっとしたマルチ代わり。畝間に大量に敷くと、草よけマルチとなり、その後は、有機物として、鋤きこむことになる。最大限利用したいのだが。

午後は、秀畑の畔の草刈。耕したいのだが、このカラカラさでは、埃が気になり、気が引ける。

夕方、家の周りの道路の草刈。9月も中旬となる。このカラカラ天気でも、彼岸花は蕾を出すだろう。


水不足

2012-09-09 07:29:22 | 農作業

9月8日(土)   いちじ 

日の出ころは、少しはホッとする気温になるが、陽が昇るにつれ、照りつけは強く、朝から、真夏並みの熱さだ。稲刈も終わり、とりあえずの畑の準備もできているので、気持ちが落ち着いてよいのだが、この天候が、妨げる。関東地方の水不足が、報じられるようになった。この夏、関東地方は全般に、少雨だったようだ。だとしたら、最も高気圧の中心に近い、関東地方の端っこに位置する当地。砂漠のようなのは仕方がない。まだしばらくは、太平洋高気圧は居座り続けるらしい。

家庭菜園ほどならば、水かけをしながら、野菜作りもできるのだが、毎日数100Lもの水を使用するとなると、そう簡単には、種まきや、定植に手を付けれない。何日か先には、確実に、雨があり、潤してくれることが分かれば、それまでのつなぎと、無理をしてでも、水を運ぶこともできる。しかし、何時の事ともわからなければ、水掛けの気力はわかない。2日に蒔いたニンジンの畝も、発芽の前兆も見えず、乾ききったままだ。テレビやパソコンの天気予報。お天気マークを、恨めしく見つめるだけだ。

急に気力が抜けたように、朝から、だら~とする。1日分のおにぎりを作り、10時近くにようやく外に出る。さらに気力を萎えさせるような陽射しが、迎えてくれる。贈答用の新米を精米し、荷造りしながら、作業場の片付け。籾すり後に、そのまま積まれた、米袋を、保冷庫に移動。そんなことで、1日を仕舞いにする。