1月1日(日) ときどき
新しい年になりました。今年も、よろしくお願いします。
新しい年は、雨で始まった。まるで、2011年の汚染を洗い流すことで、明けるように。しかし、天も、自然もそれほど甘くはない。ほんのちょっと地面を濡らすほどの、象徴的な雨でしかなかった。2012年は、汚染を洗い流し、けして二度と、汚してはならないと云うような、警告の雨。お前達、人類が汚した地球は、天も、自然も、どうすることもできない。お前達、自らが、これから何年かかろうとも、除染し続けるしかない。その覚悟を固めろ、と、語りかけてくるような雨だった。
7時前、明るくなりかけた、しっとり濡れた庭を歩くと、濡れるでもない、霧雨になるかならないかの、シャワーを浴びた。
暖かい新年だ。寒さを気に掛けていたが、お寺の総会も、震えることなく、行えた。一月一日の総会は、これが最後となった。次の年からは、ゆっくりと、元旦を過ごせる。駅伝のゴールを、後ろ髪を引かれる気分で、あとにする必要はなくなった。
何はともかく、2012年はスタートした。自分らしく、また、歩いてゆこう。